さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十七話 可愛いお店
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放課後に今度は小龍を連れてさくら、知世、智世、美空とともにツインベルに向かうすみれ。
さくらはまきのお店のことを聞いて不安になってきてみたのだという。
「いらっしゃい」
まきはにこやかに迎えてくれる。
「「「「こんにちは」」」」
すみれたちは挨拶をした。
「「ああ!!」」
さくらと知世が驚く。
「あ!」
「……」
「まあ……」
「こんなところに……」
小龍は険しい顔をし、驚くすみれと智世、やっぱりという顔をする美空と反応は分かれた。
「どうしたの?」
不安そうな顔で訊くまき
「あれ千春ちゃんの……」
山になっているぬいぐるみにあるパンダを指すさくら。あれはここで千春が買ったものだった。
「まただわ……」
驚くまき
「また?」
「またって何かあったんですか?」
またという言葉を聞き逃さなかったさくらとすみれ
「前にお店を開いていた街でも同じ事があったの。何回も続けて」
まきは話し始めた。
「あの店で買い物をすると泥棒に入られるって噂が立って。犯人は捕まらないし。私がやったんじゃないかって疑われて……」
どこか泣き出しそうだった。
「……もうやめようかしら、お店」
彼女は弱気になっていた。
「そんな!」
「もったいないですわ。素敵なお店なのに!」
「やめるのはもったいないと思う」
「そうよ。まだまだ買いたいものがあったのに!」
「あきらめるのは早いですわ!」
さくら、知世、小龍、すみれ、智世が引き留める。
「……一人でできるわけなかったのよ」
「「…………」」
すみれたちは無言になってしまう。
「私、婚約してたの。彼、デザイナーだったわ。でも事故で死んじゃったの。ぬいぐるみが好きな人でいつか自分でデザインしたぬいぐるみを自分の店で売りたいって。やめたら彼悲しむよね……。でももう……」
「まきさん……」
すみれたちは何を言えばいいのか分からなかった。
こんな過去を話してくれた彼女に何を言えばいい?
(かける言葉が見つからないって歯がゆいな……)
すみれはぼんやりと思った。
「なんかまきさん弱っていたね」
お店から出た後、美空が呟く。
「精神的に参っていたようですわ」
智世も頷く。
「あれ、カードの仕業なのかな……。カードだったら私でもなんとかなるかも」
さくらがそうだったらいいなという希望を込めて呟く。
「さくら。なら専門家に訊くのが良いと思うわ」
気づいてくれたという期待を込めてすみれはすすめた。
「専門家?」
さくらはきょとんとした顔をする。
「ケロちゃんよ。きっとわかるんじゃない?」
「そっか! 聞いてみる」
さくらの顔が輝く。
善は急げということでさくらの家に行き、ケルベロスに訊くことになったのだった。
さくらはまきのお店のことを聞いて不安になってきてみたのだという。
「いらっしゃい」
まきはにこやかに迎えてくれる。
「「「「こんにちは」」」」
すみれたちは挨拶をした。
「「ああ!!」」
さくらと知世が驚く。
「あ!」
「……」
「まあ……」
「こんなところに……」
小龍は険しい顔をし、驚くすみれと智世、やっぱりという顔をする美空と反応は分かれた。
「どうしたの?」
不安そうな顔で訊くまき
「あれ千春ちゃんの……」
山になっているぬいぐるみにあるパンダを指すさくら。あれはここで千春が買ったものだった。
「まただわ……」
驚くまき
「また?」
「またって何かあったんですか?」
またという言葉を聞き逃さなかったさくらとすみれ
「前にお店を開いていた街でも同じ事があったの。何回も続けて」
まきは話し始めた。
「あの店で買い物をすると泥棒に入られるって噂が立って。犯人は捕まらないし。私がやったんじゃないかって疑われて……」
どこか泣き出しそうだった。
「……もうやめようかしら、お店」
彼女は弱気になっていた。
「そんな!」
「もったいないですわ。素敵なお店なのに!」
「やめるのはもったいないと思う」
「そうよ。まだまだ買いたいものがあったのに!」
「あきらめるのは早いですわ!」
さくら、知世、小龍、すみれ、智世が引き留める。
「……一人でできるわけなかったのよ」
「「…………」」
すみれたちは無言になってしまう。
「私、婚約してたの。彼、デザイナーだったわ。でも事故で死んじゃったの。ぬいぐるみが好きな人でいつか自分でデザインしたぬいぐるみを自分の店で売りたいって。やめたら彼悲しむよね……。でももう……」
「まきさん……」
すみれたちは何を言えばいいのか分からなかった。
こんな過去を話してくれた彼女に何を言えばいい?
(かける言葉が見つからないって歯がゆいな……)
すみれはぼんやりと思った。
「なんかまきさん弱っていたね」
お店から出た後、美空が呟く。
「精神的に参っていたようですわ」
智世も頷く。
「あれ、カードの仕業なのかな……。カードだったら私でもなんとかなるかも」
さくらがそうだったらいいなという希望を込めて呟く。
「さくら。なら専門家に訊くのが良いと思うわ」
気づいてくれたという期待を込めてすみれはすすめた。
「専門家?」
さくらはきょとんとした顔をする。
「ケロちゃんよ。きっとわかるんじゃない?」
「そっか! 聞いてみる」
さくらの顔が輝く。
善は急げということでさくらの家に行き、ケルベロスに訊くことになったのだった。
