さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十六話 大変な日曜日
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「さくらっと……」
さくらは捕まえた2枚のカードに名前を書いていた。
「ここまでやって初めてカードを自分のものにしたことになるんやで」
「はあい! 身をもって知りました」
さくらが返事をする。
「まあ最初だとわからないよね。次しなければいいから……」
励ますすみれ。
「うん、もう二度と同じ間違えをしない」
さくらはそう言ってすみれにほほ笑む。
「じゃあ疲れたから寝るわ~」
そう言ってベッドに行こうとするケルベロス。
知世に謝るさくらだが、知世は森林公園に行くよりいいものを撮れたと満足げだ。
「さくら~! 大変や~!」
ケルベロスの大きい声がする。
「なんだろう?」
「さあ?」
さくらとすみれが呼ぶ方に向かっていくとぐちゃぐちゃの部屋。
「これはお掃除やり直し…?」
呆然と彼女は呟く。
「私もやりますから」
「私も」
「私もよ」
「私もですわ」
「俺も」
次々と名乗り上げると泣きながらケルベロスとさくらは感謝したのだった。
掃除が終わって部屋がきれいになった後、すみれはベッドに倒れこんだ。
「午後はくたくただったよ。まさかうちにクロウカードが出るなんて……」
「掃除の際に見つけて名前書くのを忘れるとはね。ケルベロスがちゃんと伝えないから……」
ぐちぐちとケルベロスに文句をアップルティーアは言う。
「まあまあ、でも何とかなったし、もう大丈夫だよ」
すみれはアップルティーアをなだめた。
「そうねえ。それにしてもおかしいのはこの家にクロウカードとリディアカードの魔力を持つカードの本がそれぞれあったこと。ルナも偶然とは思えないって言ってたわ」
「ルナさん? よく話すの?」
「偶にね」
「そっかあ……」
二人はそんなに良く話すのかとすみれは思った。
そこへ下の方から音がした。
「お父さんたち帰ってきたのかも」
すみれは1階に向かった。
「お帰り、お父さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、あやめ」
「ただいま、すみれさん」
藤隆がにこにこしながら言った。
「ずいぶん早かったのね」
「うん、やっぱりちょっと気になって…」
姉の言葉にすみれは頷いて答えた。
「そういえばさくらさんは?」
「疲れて寝ているわ」
すみれの言葉に父と兄と姉は2階に向かった。
「あやめは楽しかった?」
「うん、とっても楽しかった! すみれは?」
「私も疲れたけど楽しかったわ」
「疲れた? 掃除手伝ってたの?」
「午後からね」
「そっか、手伝わなくてごめんね」
あやめが謝る。
「いいのよ。そういうのはさくらに言った方が良いと思うよ。一日中はたらいて疲れているから」
「うん、そうする。あ、そう言えばお父さんたちケーキ買ってきたって」
「ケーキか。楽しみ! 準備しよう」
「うん!」
二人はやがて下に降りてくる父と兄と姉、そして寝ているさくらの分までお皿を用意し始めたのだった。
さくらは捕まえた2枚のカードに名前を書いていた。
「ここまでやって初めてカードを自分のものにしたことになるんやで」
「はあい! 身をもって知りました」
さくらが返事をする。
「まあ最初だとわからないよね。次しなければいいから……」
励ますすみれ。
「うん、もう二度と同じ間違えをしない」
さくらはそう言ってすみれにほほ笑む。
「じゃあ疲れたから寝るわ~」
そう言ってベッドに行こうとするケルベロス。
知世に謝るさくらだが、知世は森林公園に行くよりいいものを撮れたと満足げだ。
「さくら~! 大変や~!」
ケルベロスの大きい声がする。
「なんだろう?」
「さあ?」
さくらとすみれが呼ぶ方に向かっていくとぐちゃぐちゃの部屋。
「これはお掃除やり直し…?」
呆然と彼女は呟く。
「私もやりますから」
「私も」
「私もよ」
「私もですわ」
「俺も」
次々と名乗り上げると泣きながらケルベロスとさくらは感謝したのだった。
掃除が終わって部屋がきれいになった後、すみれはベッドに倒れこんだ。
「午後はくたくただったよ。まさかうちにクロウカードが出るなんて……」
「掃除の際に見つけて名前書くのを忘れるとはね。ケルベロスがちゃんと伝えないから……」
ぐちぐちとケルベロスに文句をアップルティーアは言う。
「まあまあ、でも何とかなったし、もう大丈夫だよ」
すみれはアップルティーアをなだめた。
「そうねえ。それにしてもおかしいのはこの家にクロウカードとリディアカードの魔力を持つカードの本がそれぞれあったこと。ルナも偶然とは思えないって言ってたわ」
「ルナさん? よく話すの?」
「偶にね」
「そっかあ……」
二人はそんなに良く話すのかとすみれは思った。
そこへ下の方から音がした。
「お父さんたち帰ってきたのかも」
すみれは1階に向かった。
「お帰り、お父さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、あやめ」
「ただいま、すみれさん」
藤隆がにこにこしながら言った。
「ずいぶん早かったのね」
「うん、やっぱりちょっと気になって…」
姉の言葉にすみれは頷いて答えた。
「そういえばさくらさんは?」
「疲れて寝ているわ」
すみれの言葉に父と兄と姉は2階に向かった。
「あやめは楽しかった?」
「うん、とっても楽しかった! すみれは?」
「私も疲れたけど楽しかったわ」
「疲れた? 掃除手伝ってたの?」
「午後からね」
「そっか、手伝わなくてごめんね」
あやめが謝る。
「いいのよ。そういうのはさくらに言った方が良いと思うよ。一日中はたらいて疲れているから」
「うん、そうする。あ、そう言えばお父さんたちケーキ買ってきたって」
「ケーキか。楽しみ! 準備しよう」
「うん!」
二人はやがて下に降りてくる父と兄と姉、そして寝ているさくらの分までお皿を用意し始めたのだった。
