さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十六話 大変な日曜日
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
知世の服に着替えたさくらが部屋に降り立つ。
さくらはちょっと恥ずかしそうだ。
森林公園用に用意していたらしい。
「知世張り切ってましたから」
智世が呟く。
「今度さくらとすみれでお揃いもいいかもね」
「それもいいですわね!」
智世が美空の言葉に頷く。
なんだか構想が浮かびそうだ。
「それより地下室に向かいましょう」
すみれの言葉に全員で地下室へと向かった。
「しかしかなり成長したな……。片付け大丈夫だろうか」
「そ、それはあまり考えないようにしていたのに……」
樹のジャングルを抜けながらそんな会話をする。
「あと少しやで」
「あと少しよ」
先頭を飛んでいたケルベロスとアップルティーアの声がする。
その言葉通り地下室はすぐだった。
階段を下りていくとそこは水浸しだった。
「『樹(ウッド)』のカードから水なんて出えへん」
「なんかもう一枚のカードの気配がするんだけど心当たりは?」
すみれはさくらに訊いた。
「じゃあもう一枚のカードが……」
「何い!? もう一枚カードがあったんか!?」
ケルベロスが驚く。
「ということは……」
上の方を見ると雨を降らせている雲があった。
「『雨(レイン)』がおったんか……」
「『雨(レイン)』?」
知世が訊く。
「雨のカードや。『雨(レイン)』と『樹(ウッド)』が影響しあってこんなジャングルを作り出したんや」
ケルベロスが説明する。
「なるほど……。雨がないと樹は育たないものね……」
美空が呟く。
「ほな、さくら」
「うん」
さくらは雨のカードの前に立った。
「『雨(レイン)』! 『樹(ウッド)』! いたずらはそこまでよ!」
そう言ったがいいが、雨をさくらの目の前に降らされてずぶぬれになりながら逃げる。
「あれ何やってんの?」
「遊んでいるのよ。いたずら好きだから」
アップルティーアがすみれの疑問に答える。
ケルベロスは早く封印をとさくらに言うが、どうすればいいのか分からないようだ。
「『盾(シールド)』! さくら頑張って!」
盾のカードで水を防ぐ。
「で、でも……!」
策が思いつかなくて戸惑うさくら
「このままだと地下室が水でいっぱいになっちゃうわよ!」
アップルティーアが叫ぶ。
「あいつの水をなんとかできればいいんだがな……」
小龍が呟く。
その言葉にケルベロスがはっとする。
「そやさくら! 『水(ウォーティー)』や! そいつの雨水を逆につこうたるんや!」
「『水(ウォーティー)』? そっか!」
さくらの顔が輝く。
「クロウの創りしカードよ! 我が鍵に力を貸せ! カードに宿りし魔力をこの鍵にうつし我に力を! 『水(ウォーティー)』!」
『水(ウォーティー)』のカードが『雨(レイン)』のカードの水を利用する。
「水よ! 戒めの鎖となれ!」
水を利用して逆に『雨(レイン)』のカードが水の中に閉じ込められてしまう。
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
『雨(レイン)』のカードの封印に成功した。
「あとはこの家を壊そうとしている張本人ね。『樹(ウッド)』!」
「ちょっと待った!」
ケルベロスがとめる。
「ほえ?」
きょとんとするさくら。
「え?」
何で止めたのか分からないすみれ。
姉妹はきょとんとケルベロスを見た。
「大丈夫よ」
アップルティーアの言葉と共に樹が消えて美しい緑の女の人が現れた。
彼女はほほ笑むとカードに戻った。
「クロウカードの『樹(ウッド)』はおとなしいカードなのよ」
アップルティーアが説明する。
「そこはリディアカードと少し違うんだな……」
ちょっと荒々しい性格の『樹(ウッディ)』と違うのだと納得した小龍とすみれだった。
「あれ見てみい!」
「「まあ!」」
「「うわあ!」」
「ほう!」
「へえ!」
全員がケルベロスがさすほうをみて歓声を上げる。虹が部屋の中に出ていたのだ。
まるで解決を祝っているようだとすみれは思った。
さくらはちょっと恥ずかしそうだ。
森林公園用に用意していたらしい。
「知世張り切ってましたから」
智世が呟く。
「今度さくらとすみれでお揃いもいいかもね」
「それもいいですわね!」
智世が美空の言葉に頷く。
なんだか構想が浮かびそうだ。
「それより地下室に向かいましょう」
すみれの言葉に全員で地下室へと向かった。
「しかしかなり成長したな……。片付け大丈夫だろうか」
「そ、それはあまり考えないようにしていたのに……」
樹のジャングルを抜けながらそんな会話をする。
「あと少しやで」
「あと少しよ」
先頭を飛んでいたケルベロスとアップルティーアの声がする。
その言葉通り地下室はすぐだった。
階段を下りていくとそこは水浸しだった。
「『樹(ウッド)』のカードから水なんて出えへん」
「なんかもう一枚のカードの気配がするんだけど心当たりは?」
すみれはさくらに訊いた。
「じゃあもう一枚のカードが……」
「何い!? もう一枚カードがあったんか!?」
ケルベロスが驚く。
「ということは……」
上の方を見ると雨を降らせている雲があった。
「『雨(レイン)』がおったんか……」
「『雨(レイン)』?」
知世が訊く。
「雨のカードや。『雨(レイン)』と『樹(ウッド)』が影響しあってこんなジャングルを作り出したんや」
ケルベロスが説明する。
「なるほど……。雨がないと樹は育たないものね……」
美空が呟く。
「ほな、さくら」
「うん」
さくらは雨のカードの前に立った。
「『雨(レイン)』! 『樹(ウッド)』! いたずらはそこまでよ!」
そう言ったがいいが、雨をさくらの目の前に降らされてずぶぬれになりながら逃げる。
「あれ何やってんの?」
「遊んでいるのよ。いたずら好きだから」
アップルティーアがすみれの疑問に答える。
ケルベロスは早く封印をとさくらに言うが、どうすればいいのか分からないようだ。
「『盾(シールド)』! さくら頑張って!」
盾のカードで水を防ぐ。
「で、でも……!」
策が思いつかなくて戸惑うさくら
「このままだと地下室が水でいっぱいになっちゃうわよ!」
アップルティーアが叫ぶ。
「あいつの水をなんとかできればいいんだがな……」
小龍が呟く。
その言葉にケルベロスがはっとする。
「そやさくら! 『水(ウォーティー)』や! そいつの雨水を逆につこうたるんや!」
「『水(ウォーティー)』? そっか!」
さくらの顔が輝く。
「クロウの創りしカードよ! 我が鍵に力を貸せ! カードに宿りし魔力をこの鍵にうつし我に力を! 『水(ウォーティー)』!」
『水(ウォーティー)』のカードが『雨(レイン)』のカードの水を利用する。
「水よ! 戒めの鎖となれ!」
水を利用して逆に『雨(レイン)』のカードが水の中に閉じ込められてしまう。
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
『雨(レイン)』のカードの封印に成功した。
「あとはこの家を壊そうとしている張本人ね。『樹(ウッド)』!」
「ちょっと待った!」
ケルベロスがとめる。
「ほえ?」
きょとんとするさくら。
「え?」
何で止めたのか分からないすみれ。
姉妹はきょとんとケルベロスを見た。
「大丈夫よ」
アップルティーアの言葉と共に樹が消えて美しい緑の女の人が現れた。
彼女はほほ笑むとカードに戻った。
「クロウカードの『樹(ウッド)』はおとなしいカードなのよ」
アップルティーアが説明する。
「そこはリディアカードと少し違うんだな……」
ちょっと荒々しい性格の『樹(ウッディ)』と違うのだと納得した小龍とすみれだった。
「あれ見てみい!」
「「まあ!」」
「「うわあ!」」
「ほう!」
「へえ!」
全員がケルベロスがさすほうをみて歓声を上げる。虹が部屋の中に出ていたのだ。
まるで解決を祝っているようだとすみれは思った。
