さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百十六話 不思議な先生の秘密
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東京タワーが見える神社の中をすみれたちは歩く。
「びっくりしたよ~。観月先生と話しているんだもの……」
「話すことがあったからね……。それにあの先生、ケルベロスだけでなく私のことも気づいていたわよ」
あっさりとアップルティーアは言った。
「気づいていた? それって前からってこと?」
「そう」
「やっぱり強い魔力の持ち主だね……」
小龍は苦笑を浮かべる。
小狼が警戒するのも無理はないと思った。
「そうだね……。それで話したいことってなんだったの?」
「あの先生が美帆のお姉さんと同じ役割を持っているかどうか」
「それって……」
「月の鈴のことか?」
すみれと小龍はそれが気になった。
「そうよ」
「それでどうだったの?」
「同じ役割を持っていそうだった。それにもうすぐって言っていたわ」
「もうすぐ……」
すみれはさくらをちらりと見た。
彼女は観月先生にはにゃ~んとなっていた。
「さくらちゃん大丈夫なんでしょうか?」
「きっと大丈夫だよ。さくらならなんとかできる。ね、すみれ」
「うん、そうだね」
そうでなければクロウカード集めはできないと思った。
やがて広いところへと出た。
東京タワーがよく見る。
(東京タワーか……)
すみれは夢のことを考えた。
(あの夢が現実になるのかしら……)
そんなことをちらりと思った。
考え事をしていたせいだろうか。さくらとすみれはクマにそれぞれぶつかった。
「「ご、ごめんなさい!」」
ぶつかったことを謝る。
風船を渡され、頭をわしゃわしゃとされる。
「ほえええ!」
「ぎゃああ!」
「何をする!?」
「すみれ!」
小狼と小龍が前に出る。
そのクマの着ぐるみが頭の部分を外す。
「お兄ちゃん!」
「お姉ちゃん!」
さくらとすみれは驚いた。
「お兄ちゃん、本当にどこでもバイトしているんだね……!」
「お姉ちゃんもどこでもバイトしている……!」
「うん……。そうだね。どこにでもいる……」
三つ子は思わずつぶやく。
「でもすごい偶然だね。こんなところで会うなんて」
「なかなかないよね」
「本当ですね」
「ええ、本当にそうですね」
雪兎と聖奈の言葉にさくらとすみれは頷く。
頷く二人のうち、桃矢はじっとさくらを見つめていた。
「お兄ちゃん?」
さくらが視線に気づく。
「世の中に偶然なんてねえよ」
「あるのは必然だけね」
観月先生があとを続ける。
見つめあう二人。
「桃矢、行くわよ。それとすみれ」
「お姉ちゃん?」
「気を付けてね。今日はあんたにとって試練になるから」
「試練?」
すみれは首をかしげる。
「じゃ、言ったからね。じゃあ行くわ」
梅香は桃屋とともに去っていった。
「試練……」
すみれは梅香の言葉をぽつりと呟く。
「本当にあの人、魔力無くしたのかな……」
美空が言った。
「本当に鋭い人だよね」
小龍も頷く。
「さ、暗くならないうちに帰りましょうか」
観月先生が声をかけてくる。
「はい」
すみれは頷いた。
「あら、さくらちゃん、お帽子かぶってませんでした?」
知世が気付く。
「本当だ。お弁当の時にはあったよね?」
「あやめの言う通りお弁当を食べた時に外したから……」
さくらが考え込む。
「すぐそこだから探そうか」
「そうね。そうしましょう」
聖奈が雪兎の提案に頷く。
こうしてさくらの帽子を探すことになった。
「さっきのお姉ちゃんの言葉気になるな……」
「試練って言っていたね。何か起こるのかもしれない。気を付けた方がいいよ」
「うん……。……! 小龍!」
「ああ。クロウカードの気配だ」
小龍が頷く。
その一瞬後、地面が揺れる。
「「「きゃあ!」」」
智世と知世と実世が立っていられなくなる。
さくら、すみれ、あやめはそれを支えて隅の方へと逃げる。
「何あれ!?」
あやめが驚く。
「これは……!」
すみれの顔が険しくなる。
そんな彼女の視線の先には盛り土のように盛り上がった物体があった。
「びっくりしたよ~。観月先生と話しているんだもの……」
「話すことがあったからね……。それにあの先生、ケルベロスだけでなく私のことも気づいていたわよ」
あっさりとアップルティーアは言った。
「気づいていた? それって前からってこと?」
「そう」
「やっぱり強い魔力の持ち主だね……」
小龍は苦笑を浮かべる。
小狼が警戒するのも無理はないと思った。
「そうだね……。それで話したいことってなんだったの?」
「あの先生が美帆のお姉さんと同じ役割を持っているかどうか」
「それって……」
「月の鈴のことか?」
すみれと小龍はそれが気になった。
「そうよ」
「それでどうだったの?」
「同じ役割を持っていそうだった。それにもうすぐって言っていたわ」
「もうすぐ……」
すみれはさくらをちらりと見た。
彼女は観月先生にはにゃ~んとなっていた。
「さくらちゃん大丈夫なんでしょうか?」
「きっと大丈夫だよ。さくらならなんとかできる。ね、すみれ」
「うん、そうだね」
そうでなければクロウカード集めはできないと思った。
やがて広いところへと出た。
東京タワーがよく見る。
(東京タワーか……)
すみれは夢のことを考えた。
(あの夢が現実になるのかしら……)
そんなことをちらりと思った。
考え事をしていたせいだろうか。さくらとすみれはクマにそれぞれぶつかった。
「「ご、ごめんなさい!」」
ぶつかったことを謝る。
風船を渡され、頭をわしゃわしゃとされる。
「ほえええ!」
「ぎゃああ!」
「何をする!?」
「すみれ!」
小狼と小龍が前に出る。
そのクマの着ぐるみが頭の部分を外す。
「お兄ちゃん!」
「お姉ちゃん!」
さくらとすみれは驚いた。
「お兄ちゃん、本当にどこでもバイトしているんだね……!」
「お姉ちゃんもどこでもバイトしている……!」
「うん……。そうだね。どこにでもいる……」
三つ子は思わずつぶやく。
「でもすごい偶然だね。こんなところで会うなんて」
「なかなかないよね」
「本当ですね」
「ええ、本当にそうですね」
雪兎と聖奈の言葉にさくらとすみれは頷く。
頷く二人のうち、桃矢はじっとさくらを見つめていた。
「お兄ちゃん?」
さくらが視線に気づく。
「世の中に偶然なんてねえよ」
「あるのは必然だけね」
観月先生があとを続ける。
見つめあう二人。
「桃矢、行くわよ。それとすみれ」
「お姉ちゃん?」
「気を付けてね。今日はあんたにとって試練になるから」
「試練?」
すみれは首をかしげる。
「じゃ、言ったからね。じゃあ行くわ」
梅香は桃屋とともに去っていった。
「試練……」
すみれは梅香の言葉をぽつりと呟く。
「本当にあの人、魔力無くしたのかな……」
美空が言った。
「本当に鋭い人だよね」
小龍も頷く。
「さ、暗くならないうちに帰りましょうか」
観月先生が声をかけてくる。
「はい」
すみれは頷いた。
「あら、さくらちゃん、お帽子かぶってませんでした?」
知世が気付く。
「本当だ。お弁当の時にはあったよね?」
「あやめの言う通りお弁当を食べた時に外したから……」
さくらが考え込む。
「すぐそこだから探そうか」
「そうね。そうしましょう」
聖奈が雪兎の提案に頷く。
こうしてさくらの帽子を探すことになった。
「さっきのお姉ちゃんの言葉気になるな……」
「試練って言っていたね。何か起こるのかもしれない。気を付けた方がいいよ」
「うん……。……! 小龍!」
「ああ。クロウカードの気配だ」
小龍が頷く。
その一瞬後、地面が揺れる。
「「「きゃあ!」」」
智世と知世と実世が立っていられなくなる。
さくら、すみれ、あやめはそれを支えて隅の方へと逃げる。
「何あれ!?」
あやめが驚く。
「これは……!」
すみれの顔が険しくなる。
そんな彼女の視線の先には盛り土のように盛り上がった物体があった。
