さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百十六話 不思議な先生の秘密
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
すみれの予想通りアップルティーアはケルベロスと一緒にこっそりと空を飛んでいた。
「ほんまにあんさんも来るんか?」
「もちろんよ。聞きたいこともあるしね」
アップルティーアはケルベロスの言葉に頷いた。
観月歌帆という先生に興味があったのだ。
やがてお堂の影に隠れて様子を見始める。
(あの美帆のお姉さんに似ているわね……。だとしたら……)
じっと様子をアップルティーアは見る。
「こんにちは」
観月先生は誰かがいるかのように話しかける。
「さすがに気づいたか」
「するどいわね」
ケルベロスとアップルティーアはお堂の影から出てきた。
そして先生の前の手すりにそれぞれ座る。
「その姿で会うのは初めてね。そちらの子は話すのも会うのも初めてかしら」
観月先生がケルベロスとアップルティーアに言う。
ケルベロスにその姿で会うのは初めてというのは『替(チェンジ)』の騒動の時のことを言っているのだろう。
「ああ。前に会うた時は小僧と入れ替わっとたからな。魔力まったく使われへんかったから会うても分からへんかったわ」
ケルベロスはそんなことを言った。
「ああ、あの騒動ね……」
アップルティーアは遠い目をした。
中々大変な騒動だった。
しばらく沈黙が三人の間をよぎる。
「ものすごい魔力を感じる」
沈黙を破るようにケルベロスが言った。
「それも月の力を」
「月の力……。ユエやルナとは違う、ね……」
それを聞いて再び先生の頬が緩む。
「姉ちゃん、月の力をつこうてるものやな?」
「ええ」
先生は肯定した。ごまかしても意味がないと分かっているのだ。
「クロウ・リードがわいと対で作ったクロウカードの守護者、ユエ。中国語で月のことや」
ケルベロスがユエのことを話題に出す。
ユエのことを分かっていると思ったのだ。
遠くでさくらとすみれがアップルティーアとケルベロスを探す声が聞こえる。
「さくらになんか言ったか?」
「すみれには?」
「いいえ」
観月先生はどちらの疑問にも否定した。
「『最後の審判』のことは?」
「知ってる。それも言ってないわ。たとえ木之本すみれさんがこのことを知っていたとしても。私には役目があるの」
「役目ってなんや?」
「まさか……。美帆のお姉さんと同じ……」
アップルティーアには心当たりがあった。
「もうすぐわかるわ。そしてそこのあなたの考えは当たっている。美帆と同じ役目を持っているの……」
「そう……」
アップルティーアは黙り込んだ。
(だとしたらもうすぐ本当に必要になるのね……。『あれ』が……!)
アップルティーアの顔がますます険しくなった。
「わいはさくらやったらなんとかできると信じとる」
「私もよ。そうでしょう? あなたの主の妹さんはできるって」
「まあね。できる子だと思うわ。それにもし何とかできなかったらすみれが悲しむ……」
アップルティーアはぼそりと呟いた。
彼女はすみれに悲しんでほしくなかったのだ。
「ケロちゃ~ん!」
「アップル~!」
さくらとすみれがケルベロスとアップルティーアを呼ぶ声が聞こえる。
「観月先生……!」
さくらが驚く。
「どうしたんですか?」
「話すなら静かなところがいいと思って」
「話す?」
「誰とですか?」
二人は疑問に思ったが、ケルベロスとアップルティーアを見つけた。
「ケロちゃん!」
「アップル!」
二人は観月先生に見つかってしまったと頭を抱えることになった。
「ほんまにあんさんも来るんか?」
「もちろんよ。聞きたいこともあるしね」
アップルティーアはケルベロスの言葉に頷いた。
観月歌帆という先生に興味があったのだ。
やがてお堂の影に隠れて様子を見始める。
(あの美帆のお姉さんに似ているわね……。だとしたら……)
じっと様子をアップルティーアは見る。
「こんにちは」
観月先生は誰かがいるかのように話しかける。
「さすがに気づいたか」
「するどいわね」
ケルベロスとアップルティーアはお堂の影から出てきた。
そして先生の前の手すりにそれぞれ座る。
「その姿で会うのは初めてね。そちらの子は話すのも会うのも初めてかしら」
観月先生がケルベロスとアップルティーアに言う。
ケルベロスにその姿で会うのは初めてというのは『替(チェンジ)』の騒動の時のことを言っているのだろう。
「ああ。前に会うた時は小僧と入れ替わっとたからな。魔力まったく使われへんかったから会うても分からへんかったわ」
ケルベロスはそんなことを言った。
「ああ、あの騒動ね……」
アップルティーアは遠い目をした。
中々大変な騒動だった。
しばらく沈黙が三人の間をよぎる。
「ものすごい魔力を感じる」
沈黙を破るようにケルベロスが言った。
「それも月の力を」
「月の力……。ユエやルナとは違う、ね……」
それを聞いて再び先生の頬が緩む。
「姉ちゃん、月の力をつこうてるものやな?」
「ええ」
先生は肯定した。ごまかしても意味がないと分かっているのだ。
「クロウ・リードがわいと対で作ったクロウカードの守護者、ユエ。中国語で月のことや」
ケルベロスがユエのことを話題に出す。
ユエのことを分かっていると思ったのだ。
遠くでさくらとすみれがアップルティーアとケルベロスを探す声が聞こえる。
「さくらになんか言ったか?」
「すみれには?」
「いいえ」
観月先生はどちらの疑問にも否定した。
「『最後の審判』のことは?」
「知ってる。それも言ってないわ。たとえ木之本すみれさんがこのことを知っていたとしても。私には役目があるの」
「役目ってなんや?」
「まさか……。美帆のお姉さんと同じ……」
アップルティーアには心当たりがあった。
「もうすぐわかるわ。そしてそこのあなたの考えは当たっている。美帆と同じ役目を持っているの……」
「そう……」
アップルティーアは黙り込んだ。
(だとしたらもうすぐ本当に必要になるのね……。『あれ』が……!)
アップルティーアの顔がますます険しくなった。
「わいはさくらやったらなんとかできると信じとる」
「私もよ。そうでしょう? あなたの主の妹さんはできるって」
「まあね。できる子だと思うわ。それにもし何とかできなかったらすみれが悲しむ……」
アップルティーアはぼそりと呟いた。
彼女はすみれに悲しんでほしくなかったのだ。
「ケロちゃ~ん!」
「アップル~!」
さくらとすみれがケルベロスとアップルティーアを呼ぶ声が聞こえる。
「観月先生……!」
さくらが驚く。
「どうしたんですか?」
「話すなら静かなところがいいと思って」
「話す?」
「誰とですか?」
二人は疑問に思ったが、ケルベロスとアップルティーアを見つけた。
「ケロちゃん!」
「アップル!」
二人は観月先生に見つかってしまったと頭を抱えることになった。
