さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百十五話 苺鈴とのお別れ
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飛行機の音が聞こえる。
苺鈴は空港にいた。香港へ帰るのだ。
「うるさい小娘もいなくなるとなんやな~」
「本当あれでもいなくなるとちょっとね~」
ケルベロスとアップルティーアがそう言った。
「寂しくなりますわね……」
「そうですわね……」
知世と智世が言い合う。
「苺鈴ちゃんともお別れだね……」
しんみりと美空が言った。
「うん……」
「そうだね……」
さくらとすみれの視線の先には小狼、小龍、苺鈴、紅花がいた。
「苺鈴、お母さまによろしくね」
紅花が訊いた。
「わかりました。おばさま」
苺鈴が頷く。
「忘れ物ないな?」
小狼が訊く。
「うん」
苺鈴が頷く。
「大丈夫だよ。苺鈴なら。偉頼むぞ」
小龍が偉に向かって頼んだ。
「ええ、小龍様。私は手続きをしてまいります。香港に着いたら連絡します」
そう偉は言って荷物を持ってカウンターの方に手続きをしに行った。
「ねえ、覚えてる?」
小龍はそれを聞いて一歩下がった。
重要な話をしていると思ったのだ。
「あの約束」
「約束……」
小狼が呟く。
それは鳥の事件の後だった。
『好き!』
頬を赤くして苺鈴が叫ぶ。
『え……』
小狼が戸惑う。
『あたし小狼が好き! 小狼のお嫁さんになる!』
『ちょっと待て……俺は……』
小狼は戸惑う。
『小狼! あたしより好きな子がいるの!?』
『いや、いないけど……でも……』
正直に小狼は答えた。
『だったらあたし、小狼のお嫁さんになる! 小狼のこと一番好きだもん!』
『あのなあ……』
小狼は何か言おうとした。
『小狼にあたしより好きな人ができたらあきらめる! でもその日まであたしがお嫁さんよ! いい?』
『いいって……』
『いい?』
半泣きになりながら苺鈴が訊く。
『好きにしろ』
泣き顔に弱い小狼はそう言い捨てた。
好きな子はいなかったし、苺鈴のことは嫌いではなかったのでそう言ったのだ。
「小狼の好きな子ができるまで私が小狼の婚約者だからね」
苺鈴が静かに言った。
小狼の頬が少し赤くなる。
(小狼……苺鈴……)
経緯を初めてしって小龍の頬が少し緩む。
まさか小狼が押し負けたとは思わなかったのだ。いつの間にか苺鈴が婚約者と言いまわっていたので。
「苺鈴ちゃん」
「見つめあっているところ悪いかなと思ったんだけど……。時間ないから……」
しばらく見つめあっている二人にさくらとすみれがやってくる。
すみれは少し申し訳なさそうだった。
「また会えるよね?」
さくらが訊いた。
「もちろんよ! あたし、絶対小狼のそばに帰ってくるもん!」
いつもの苺鈴だった。
「ね?」
小狼の方を見ると彼はかすかに微笑んだ。
「苺鈴様! お時間ですよ!」
偉が呼ぶ。
「は~い!」
苺鈴は返事する。
「ありがとう。あの時魔法で助けてくれて」
さくらとすみれに苺鈴がお礼を言った。
二人はそれを聞いてかすかに微笑んだ。
そして苺鈴は走って偉の元へと向かった。
「またね~!」
手を振ってさようならと言った。
「またね~! 苺鈴ちゃん!」
「また会えること願ってる! 苺鈴ちゃん!」
さくらとすみれが手を振り返す。
そのそばで美空、智世、知世が手を振る。
苺鈴は笑顔で手を振り返した。
こうして苺鈴は香港へと帰っていった。
苺鈴は空港にいた。香港へ帰るのだ。
「うるさい小娘もいなくなるとなんやな~」
「本当あれでもいなくなるとちょっとね~」
ケルベロスとアップルティーアがそう言った。
「寂しくなりますわね……」
「そうですわね……」
知世と智世が言い合う。
「苺鈴ちゃんともお別れだね……」
しんみりと美空が言った。
「うん……」
「そうだね……」
さくらとすみれの視線の先には小狼、小龍、苺鈴、紅花がいた。
「苺鈴、お母さまによろしくね」
紅花が訊いた。
「わかりました。おばさま」
苺鈴が頷く。
「忘れ物ないな?」
小狼が訊く。
「うん」
苺鈴が頷く。
「大丈夫だよ。苺鈴なら。偉頼むぞ」
小龍が偉に向かって頼んだ。
「ええ、小龍様。私は手続きをしてまいります。香港に着いたら連絡します」
そう偉は言って荷物を持ってカウンターの方に手続きをしに行った。
「ねえ、覚えてる?」
小龍はそれを聞いて一歩下がった。
重要な話をしていると思ったのだ。
「あの約束」
「約束……」
小狼が呟く。
それは鳥の事件の後だった。
『好き!』
頬を赤くして苺鈴が叫ぶ。
『え……』
小狼が戸惑う。
『あたし小狼が好き! 小狼のお嫁さんになる!』
『ちょっと待て……俺は……』
小狼は戸惑う。
『小狼! あたしより好きな子がいるの!?』
『いや、いないけど……でも……』
正直に小狼は答えた。
『だったらあたし、小狼のお嫁さんになる! 小狼のこと一番好きだもん!』
『あのなあ……』
小狼は何か言おうとした。
『小狼にあたしより好きな人ができたらあきらめる! でもその日まであたしがお嫁さんよ! いい?』
『いいって……』
『いい?』
半泣きになりながら苺鈴が訊く。
『好きにしろ』
泣き顔に弱い小狼はそう言い捨てた。
好きな子はいなかったし、苺鈴のことは嫌いではなかったのでそう言ったのだ。
「小狼の好きな子ができるまで私が小狼の婚約者だからね」
苺鈴が静かに言った。
小狼の頬が少し赤くなる。
(小狼……苺鈴……)
経緯を初めてしって小龍の頬が少し緩む。
まさか小狼が押し負けたとは思わなかったのだ。いつの間にか苺鈴が婚約者と言いまわっていたので。
「苺鈴ちゃん」
「見つめあっているところ悪いかなと思ったんだけど……。時間ないから……」
しばらく見つめあっている二人にさくらとすみれがやってくる。
すみれは少し申し訳なさそうだった。
「また会えるよね?」
さくらが訊いた。
「もちろんよ! あたし、絶対小狼のそばに帰ってくるもん!」
いつもの苺鈴だった。
「ね?」
小狼の方を見ると彼はかすかに微笑んだ。
「苺鈴様! お時間ですよ!」
偉が呼ぶ。
「は~い!」
苺鈴は返事する。
「ありがとう。あの時魔法で助けてくれて」
さくらとすみれに苺鈴がお礼を言った。
二人はそれを聞いてかすかに微笑んだ。
そして苺鈴は走って偉の元へと向かった。
「またね~!」
手を振ってさようならと言った。
「またね~! 苺鈴ちゃん!」
「また会えること願ってる! 苺鈴ちゃん!」
さくらとすみれが手を振り返す。
そのそばで美空、智世、知世が手を振る。
苺鈴は笑顔で手を振り返した。
こうして苺鈴は香港へと帰っていった。
