さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百十五話 苺鈴とのお別れ
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「でもね……」
苺鈴は言葉を切った。
天気が悪い中、小狼が道を歩いていると泣き声が聞こえた。
鳥かごの下で苺鈴が泣いていた。
『どうなさいました?』
偉が訊く。
『鳥さん……』
鳥かごを指さす。
二人が指の方をみると鳥かごに鳥はいなかった。
『逃げちゃった……』
そう言いながら泣く。
『おばさまにいただいたのに……大好きだったのに……』
ますます苺鈴は泣く。
このおばとは小狼たちの母のことだった。
その泣いている苺鈴の前に小狼が立つ。
苺鈴は怒られると思って身をすくめる。
『泣くな』
そう言ってハンカチを差し出す。
苺鈴は受け取った。
受け取るのを見ると小狼は走り出した。
『小狼様!? どちらへ!?』
偉が驚く。
『探してくる!』
そう言って走り去っていた。
「探しに行っちゃったんだ?」
「天気が悪いのに?」
「うん……」
さくらとすみれの問いに苺鈴が頷く。
「それから雨が降ってきて……。でも小狼はなかなか帰ってこなかった」
回想話は続いた。
『小狼……』
外を見ながら苺鈴が呟く。
『大丈夫ですよ。小狼さまは必ず鳥を探して帰ってらっしゃいます』
慰めるように偉が言った。
苺鈴は再度外を見た。
そんな中、雨の中を走る靴音が聞こえた。
『あ……』
苺鈴はそれに反応する。
『小狼……』
苺鈴は外に飛び出した。
『小狼……』
小狼は息を切らして何かを持っていた。
『しゃ……』
びしょぬれの彼に苺鈴が驚いていると手のひらを見せた。
逃げたはずの鳥がいた。
『うわあ……!』
苺鈴の顔が輝く。
『この鳥だろ?』
小狼が問いかける。
苺鈴はぼろぼろの彼をみて泣いて抱き着いた。
『おい! どっか痛いのか!?』
小狼の驚く声がするが構わずに泣き続けたのだった。
「そんなことがあったんだ~」
「へえ~」
さくらとすみれは感心した。
「後で小龍と小琳も手伝ってくれたって聞いたけど一番真剣に探してくれたのは小狼だったってきいた。それからかな。よくわかんない。幼馴染から大好きな人になるなんて。でも小狼は違うわ」
「「え?」」
二人は驚いた。
「約束してくれたけど……」
「約束?」
「何の?」
二人は疑問に思った。
「私なんか魔力もないし、一緒にいても何もできない。カード探しだって役に立ったことないし……」
苺鈴は目をつぶった。
「苺鈴……!」
「この気配は……!」
声をかけようとしたときにさくらとすみれははっとした。
クロウカードの気配を感じたのだ。
「さくら!」
「うん!」
二人は知世と智世に電話する。
「さくら? すみれ?」
あやめが部屋をノックする音がした。
「ごめん! 『眠(スリープ)』!」
すみれは扉を開けると杖なしでカードを使ってあやめを眠らせる。
あやめが床に倒れる。
すみれはあやめをベッドに寝かせると知世たちが来るまで待ったのだった。
苺鈴は言葉を切った。
天気が悪い中、小狼が道を歩いていると泣き声が聞こえた。
鳥かごの下で苺鈴が泣いていた。
『どうなさいました?』
偉が訊く。
『鳥さん……』
鳥かごを指さす。
二人が指の方をみると鳥かごに鳥はいなかった。
『逃げちゃった……』
そう言いながら泣く。
『おばさまにいただいたのに……大好きだったのに……』
ますます苺鈴は泣く。
このおばとは小狼たちの母のことだった。
その泣いている苺鈴の前に小狼が立つ。
苺鈴は怒られると思って身をすくめる。
『泣くな』
そう言ってハンカチを差し出す。
苺鈴は受け取った。
受け取るのを見ると小狼は走り出した。
『小狼様!? どちらへ!?』
偉が驚く。
『探してくる!』
そう言って走り去っていた。
「探しに行っちゃったんだ?」
「天気が悪いのに?」
「うん……」
さくらとすみれの問いに苺鈴が頷く。
「それから雨が降ってきて……。でも小狼はなかなか帰ってこなかった」
回想話は続いた。
『小狼……』
外を見ながら苺鈴が呟く。
『大丈夫ですよ。小狼さまは必ず鳥を探して帰ってらっしゃいます』
慰めるように偉が言った。
苺鈴は再度外を見た。
そんな中、雨の中を走る靴音が聞こえた。
『あ……』
苺鈴はそれに反応する。
『小狼……』
苺鈴は外に飛び出した。
『小狼……』
小狼は息を切らして何かを持っていた。
『しゃ……』
びしょぬれの彼に苺鈴が驚いていると手のひらを見せた。
逃げたはずの鳥がいた。
『うわあ……!』
苺鈴の顔が輝く。
『この鳥だろ?』
小狼が問いかける。
苺鈴はぼろぼろの彼をみて泣いて抱き着いた。
『おい! どっか痛いのか!?』
小狼の驚く声がするが構わずに泣き続けたのだった。
「そんなことがあったんだ~」
「へえ~」
さくらとすみれは感心した。
「後で小龍と小琳も手伝ってくれたって聞いたけど一番真剣に探してくれたのは小狼だったってきいた。それからかな。よくわかんない。幼馴染から大好きな人になるなんて。でも小狼は違うわ」
「「え?」」
二人は驚いた。
「約束してくれたけど……」
「約束?」
「何の?」
二人は疑問に思った。
「私なんか魔力もないし、一緒にいても何もできない。カード探しだって役に立ったことないし……」
苺鈴は目をつぶった。
「苺鈴……!」
「この気配は……!」
声をかけようとしたときにさくらとすみれははっとした。
クロウカードの気配を感じたのだ。
「さくら!」
「うん!」
二人は知世と智世に電話する。
「さくら? すみれ?」
あやめが部屋をノックする音がした。
「ごめん! 『眠(スリープ)』!」
すみれは扉を開けると杖なしでカードを使ってあやめを眠らせる。
あやめが床に倒れる。
すみれはあやめをベッドに寝かせると知世たちが来るまで待ったのだった。
