さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百十五話 苺鈴とのお別れ
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「そうよ。わかっているのよ。でもそれって私が欲しい気持ちとは違うもん」
「え……」
さくらが戸惑う。
寝る時間になってさくらと苺鈴はそれぞれベッドに入っていた。
すみれはさくらの隣に横になり、話を聞いていた。
「ねえねえ、木之本さくらさんはなんであの人のこと好きになったの?」
しばらく苺鈴は黙っていたが、さくらに話を振った。
「あ、あの……。お兄ちゃんの同級生で…それで……」
「一目ぼれ?」
「んあ!?」
さくらが赤くなった。
「うん……」
さくらは小さく頷いた。
「じゃあ木之本すみれさんは? どうして小龍のことすきになったの?」
「ふぇ!?」
こんどはすみれが赤くなった。
「ええと……。最初はリディアカード集めのライバルとしか思ってなかったの……。だけど接していくうちに優しくて……不器用だけど……私のことを考えてくれているところに惹かれたかもしれない……」
「小龍も優しいもんね~」
苺鈴が頷く。
「そ、それより、苺鈴ちゃんは?」
すみれは苺鈴に話を振った。
「私は……一目ぼれとはちょっと違うな……。木之本すみれさんのタイプにちかいかもしれない」
苺鈴の話は続いた。
「香港の私の家と小狼、小龍の家ってすぐ近くだったの。私は魔力がないから魔法の勉強とかはしなかったけど、武術の方は小狼、小龍、小琳の三つ子と一緒に偉に習ってたの」
苺鈴が思い浮かべたのは三つ子と自分が武術の練習をしているところだった。
「でも小狼は全然笑わないし、小龍はいつもにこにこしていて何考えているか分からないし、小琳はいつも怒っていて怖かった」
苺鈴が思い浮かべたのは無表情の小狼、にこにこしている小龍、怒っている顔の小琳だった。
「今みたいに李小狼君が?」
「小龍も?」
「もっと。楽しそうにしているのとか見たことなかったもの。小龍も一人でいることが多かったわ」
苺鈴が遊んでいるときにそれぞれ本をよんでいる三つ子を思い浮かべる。
「だからちょっと三人とも苦手だったかな~」
「へえ~……」
すみれは子供の頃の小龍たちの話を聞いたことがなかったので新鮮だった。
「え……」
さくらが戸惑う。
寝る時間になってさくらと苺鈴はそれぞれベッドに入っていた。
すみれはさくらの隣に横になり、話を聞いていた。
「ねえねえ、木之本さくらさんはなんであの人のこと好きになったの?」
しばらく苺鈴は黙っていたが、さくらに話を振った。
「あ、あの……。お兄ちゃんの同級生で…それで……」
「一目ぼれ?」
「んあ!?」
さくらが赤くなった。
「うん……」
さくらは小さく頷いた。
「じゃあ木之本すみれさんは? どうして小龍のことすきになったの?」
「ふぇ!?」
こんどはすみれが赤くなった。
「ええと……。最初はリディアカード集めのライバルとしか思ってなかったの……。だけど接していくうちに優しくて……不器用だけど……私のことを考えてくれているところに惹かれたかもしれない……」
「小龍も優しいもんね~」
苺鈴が頷く。
「そ、それより、苺鈴ちゃんは?」
すみれは苺鈴に話を振った。
「私は……一目ぼれとはちょっと違うな……。木之本すみれさんのタイプにちかいかもしれない」
苺鈴の話は続いた。
「香港の私の家と小狼、小龍の家ってすぐ近くだったの。私は魔力がないから魔法の勉強とかはしなかったけど、武術の方は小狼、小龍、小琳の三つ子と一緒に偉に習ってたの」
苺鈴が思い浮かべたのは三つ子と自分が武術の練習をしているところだった。
「でも小狼は全然笑わないし、小龍はいつもにこにこしていて何考えているか分からないし、小琳はいつも怒っていて怖かった」
苺鈴が思い浮かべたのは無表情の小狼、にこにこしている小龍、怒っている顔の小琳だった。
「今みたいに李小狼君が?」
「小龍も?」
「もっと。楽しそうにしているのとか見たことなかったもの。小龍も一人でいることが多かったわ」
苺鈴が遊んでいるときにそれぞれ本をよんでいる三つ子を思い浮かべる。
「だからちょっと三人とも苦手だったかな~」
「へえ~……」
すみれは子供の頃の小龍たちの話を聞いたことがなかったので新鮮だった。
