さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十五話 はじめてのデート
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「!」
「!」
すみれと小龍は気配を感じて上を見た。
しかし遅かった。上から大量に水があふれ出てあたり一面を水でいっぱいにしてしまったのだ。
「さくらちゃん!」
「すみれちゃん!」
知世と智世が叫ぶ。
4人は水の中に飲まれてしまっていた。
(苦しい……!)
ごぽりっと息を吐きだしてすみれは思った。
こんな時はカードの出番だ。
(水の中で息ができるカード! 今ならだれも見てない!)
周りを見渡して鍵を取り出す。
「ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約のもと、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
ハートの鍵が杖になった。
「『水(ウォーター)』!」
すみれを泡が包み、息ができるようになった。
(小龍は?)
一緒に飲み込まれたはずの小龍を探す。
「いた!」
息苦しそうな小龍を見つけ、泡の中に引っ張り込む。
「大丈夫?」
「大丈夫。これは『水(ウォーティー)』の仕業?」
「そうみたい」
水槽が割れる前に気配を感じたから間違いない。
「いったん上に行こう」
「うん」
小龍の言葉にうなずくと上に向かった。
「すみれちゃん!」
「すみれ!」
智世と美空が駆け付ける。
「私は大丈夫。それよりさくらは?」
自分と小龍が助かった後気になるのは飲み込まれたはずの妹だ。
「それがまだ……」
「そんな……!」
すみれは心配になったカードを使おうとした。
「だめだよ。周りに人がいる」
小龍がすみれを止める。
「でも……! さくらが……!」
納得がいかなかった。いったん上に戻ったのはさくらの無事を確認するためと自分たちの無事を知らせたかったからだ。
「あそこの影だったらカード使っても大丈夫……」
小龍が人のいない影を指そうとしたときだった。
一気に水が流れ出た。
それと同時に水が流れ出た。
「!」
すみれは思わず驚く。
驚いている間にさくらが水面に顔を出した。
「さくら……!」
ほっとする。
「よかったわね。雪兎さんのおかげだよ」
美空が斧をもっていた雪兎を指す。
「本当だ。ところでなんで三人がいるの?」
安心したせいかふとしたことで疑問に思う。
「え、あははははは」
「おほほほほ」
「ええと、あははっはは」
智世、美空、アップルティーアの三人は思わず誤魔化し笑いをしてしまったのだった。
「!」
すみれと小龍は気配を感じて上を見た。
しかし遅かった。上から大量に水があふれ出てあたり一面を水でいっぱいにしてしまったのだ。
「さくらちゃん!」
「すみれちゃん!」
知世と智世が叫ぶ。
4人は水の中に飲まれてしまっていた。
(苦しい……!)
ごぽりっと息を吐きだしてすみれは思った。
こんな時はカードの出番だ。
(水の中で息ができるカード! 今ならだれも見てない!)
周りを見渡して鍵を取り出す。
「ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約のもと、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
ハートの鍵が杖になった。
「『水(ウォーター)』!」
すみれを泡が包み、息ができるようになった。
(小龍は?)
一緒に飲み込まれたはずの小龍を探す。
「いた!」
息苦しそうな小龍を見つけ、泡の中に引っ張り込む。
「大丈夫?」
「大丈夫。これは『水(ウォーティー)』の仕業?」
「そうみたい」
水槽が割れる前に気配を感じたから間違いない。
「いったん上に行こう」
「うん」
小龍の言葉にうなずくと上に向かった。
「すみれちゃん!」
「すみれ!」
智世と美空が駆け付ける。
「私は大丈夫。それよりさくらは?」
自分と小龍が助かった後気になるのは飲み込まれたはずの妹だ。
「それがまだ……」
「そんな……!」
すみれは心配になったカードを使おうとした。
「だめだよ。周りに人がいる」
小龍がすみれを止める。
「でも……! さくらが……!」
納得がいかなかった。いったん上に戻ったのはさくらの無事を確認するためと自分たちの無事を知らせたかったからだ。
「あそこの影だったらカード使っても大丈夫……」
小龍が人のいない影を指そうとしたときだった。
一気に水が流れ出た。
それと同時に水が流れ出た。
「!」
すみれは思わず驚く。
驚いている間にさくらが水面に顔を出した。
「さくら……!」
ほっとする。
「よかったわね。雪兎さんのおかげだよ」
美空が斧をもっていた雪兎を指す。
「本当だ。ところでなんで三人がいるの?」
安心したせいかふとしたことで疑問に思う。
「え、あははははは」
「おほほほほ」
「ええと、あははっはは」
智世、美空、アップルティーアの三人は思わず誤魔化し笑いをしてしまったのだった。