さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十五話 はじめてのデート
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「すごい、すごい。すっご~い!」
さくらが魚の群れをみて目を輝かせる。
「前はこの部屋まで来られなかったから」
「ああ、ペンギンショーの事故のせい? じゃあティールームがあるの知らないでしょう?」
「え?」
「へえ……」
さくらは驚き、すみれは感心した。
「きれいな魚を見ながら…。あ、とーや、梅香」
言いかけたところ兄の桃矢と姉の梅香が通りかかった。
「お兄ちゃん!」
「お姉ちゃん!」
さくらとすみれは驚いた。
ペンギンショーでバイトしていたはずの二人がティールームでバイトしていたからだ。
四人はティールームにやってきた。
デートと言う事で雪兎とさくら、すみれと小龍の2人に分かれて座った。
「お姉ちゃん、ペンギンでのバイトは?」
「休み。水槽を全部抜いて点検するんだって」
「へえ~」
(『水(ウォーティー)』はどうなったんだろう?)
そんなことを思いながらもすみれはふと疑問に思う。
「注文は?」
「かき氷! 苺ミルク!」
「そっちのガキは?」
「もう、ガキじゃないってば!」
あまりの言い草にすみれは憤慨する。
「ガキで十分よ」
「かき氷。同じものをお願いします」
姉をにらみつけながらも小龍は言った。
「わかりました」
梅香はメモをする。
「はあ、それにしてもペンギンショーで寒さから解放されたら今度はかき氷ね…」
ぶつぶつと呟く。
「ペンギンショーで冷凍庫の中から魚を取ってたんだっけ?」
聖奈から聞いたことを思い出し言った。
「そうそう。それで今後はかき氷を作らされているの」
「へえ~……!」
(氷かあ……。さくらがきいてたらヒントになっただろうなぁ~)
自分が『水(ウォーター)』を捕まえたことを思い出してすみれは内心呟く。
その様子を見つめる5つの影
「なんや。父兄同伴のデートかいな」
「お姉ちゃんもいるのね。どこにでもいるわね」
ケルベロスとアップルティーアが同時に呟く。
「ん?」
「あ?」
5人は顔を見合わせる。
「智世はすみれちゃんを撮りに?」
「知世はさくらちゃんを撮りに?」
ほとんど同じ目的だったと理解した5人。
おかしくなって笑いそうになった瞬間だった。
ピシリ。
ガラスにひびが入る音がした。
さくらが魚の群れをみて目を輝かせる。
「前はこの部屋まで来られなかったから」
「ああ、ペンギンショーの事故のせい? じゃあティールームがあるの知らないでしょう?」
「え?」
「へえ……」
さくらは驚き、すみれは感心した。
「きれいな魚を見ながら…。あ、とーや、梅香」
言いかけたところ兄の桃矢と姉の梅香が通りかかった。
「お兄ちゃん!」
「お姉ちゃん!」
さくらとすみれは驚いた。
ペンギンショーでバイトしていたはずの二人がティールームでバイトしていたからだ。
四人はティールームにやってきた。
デートと言う事で雪兎とさくら、すみれと小龍の2人に分かれて座った。
「お姉ちゃん、ペンギンでのバイトは?」
「休み。水槽を全部抜いて点検するんだって」
「へえ~」
(『水(ウォーティー)』はどうなったんだろう?)
そんなことを思いながらもすみれはふと疑問に思う。
「注文は?」
「かき氷! 苺ミルク!」
「そっちのガキは?」
「もう、ガキじゃないってば!」
あまりの言い草にすみれは憤慨する。
「ガキで十分よ」
「かき氷。同じものをお願いします」
姉をにらみつけながらも小龍は言った。
「わかりました」
梅香はメモをする。
「はあ、それにしてもペンギンショーで寒さから解放されたら今度はかき氷ね…」
ぶつぶつと呟く。
「ペンギンショーで冷凍庫の中から魚を取ってたんだっけ?」
聖奈から聞いたことを思い出し言った。
「そうそう。それで今後はかき氷を作らされているの」
「へえ~……!」
(氷かあ……。さくらがきいてたらヒントになっただろうなぁ~)
自分が『水(ウォーター)』を捕まえたことを思い出してすみれは内心呟く。
その様子を見つめる5つの影
「なんや。父兄同伴のデートかいな」
「お姉ちゃんもいるのね。どこにでもいるわね」
ケルベロスとアップルティーアが同時に呟く。
「ん?」
「あ?」
5人は顔を見合わせる。
「智世はすみれちゃんを撮りに?」
「知世はさくらちゃんを撮りに?」
ほとんど同じ目的だったと理解した5人。
おかしくなって笑いそうになった瞬間だった。
ピシリ。
ガラスにひびが入る音がした。