さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百十四話 学芸会と暗闇の中
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『王子! この森には美しい姫が眠っているといいます。しかし茨に覆われてたどり着いた者はいないといいます』
すみれは台本を一生懸命読んでいた。
『きゃああ! 姫様が……! 姫様が……! 王妃様! 王様! 姫様が……!』
小龍も台本で練習中だ。
「セリフあると大変ね……」
「うふふ。張り切っていますわね」
にこにこと智世は見守っていた。
「うわああ~!」
周りで歓声が上がる。
さくらが衣装に着替えて登場したのだ。
「さくらちゃんカッコイイ~!」
「素敵~!」
「本当だね~!」
「似合っているわ!」
「凛々しい感じ!」
「さくら、とってもいい感じ!」
「本当よく似合っている~!」
友人やすみれたちはいっせいにほめたたえる。
「知世ちゃんの作った衣装が凄いからだよ」
照れ臭そうにさくらは微笑む。
「本当よく似合っているわ」
観月先生が声をかける。
「観月先生!」
「それなら動きやすいし、何かあっても大丈夫ね」
「え?」
さくらはきょとんと先生を見つめるもにっこり微笑んで答えない。
(先生の今の言葉……。何か起きるって言っているようなものじゃない……?)
すみれの顔が険しくなる。
(この学芸会……。無事に終わるの……?)
不安になって服の下にある鍵を思わず握りしめた。
「いやだあああ!」
そんな物思いは小狼の叫びで打ち消された。
「絶対ヤダ~~!」
じたばたと暴れる小狼は背中を押されて更衣室から出てきた。
桃色のドレスをきた小狼が衆目にさらされる。
「うわあ~!」
「「「「「李小狼君かわいい~!!」」」」」
女の子たちがキャッキャと騒ぐ。
金色の縦ロールのかつらが頭に載せられる。
「よく似合ってますわ~」
小狼は知世を睨んだ。
「似合ってない!」
力強く言った。
「なんで俺がこんなひらひらしたのを着なきゃいけないんだ!」
「お姫様だからでは?」
「お姫様はかわいいドレスを着なきゃ」
小龍がほほ笑む。
「おまけにこの髪のくるくるはなんだ! 絶対にこんなの嫌だからな!」
かつらを引っ張りながら文句を言う。
「気持ちはわかるけど決まったんだからやらなきゃ……。僕だってドレスちょっと恥ずかしいのにやっているんだよ? 小狼もやらなきゃ」
小龍がなだめる。
「絶対に嫌だ!」
今度は小龍が睨まれる。
「大道寺さん、何とかならない?」
困った顔で知世を見た。
「さっき客席を見たら月城さんがいらしていましたわ」
「え」
「雪兎さんが⁉」
小狼の顔が赤くなり、さくらはうれしそうな顔をする。
「きっとこの眠れる森の美女を観にいらしたんですわ。……でも李君がお姫様になるのが嫌なら劇は中止ですわね……。劇が中止になったらきっと月城さん悲しまれますわ」
「月城さん、月ヶ崎さんとともに笑顔でパンフレットを観ていましたわ。きっとがっかりして帰ることになりますわ」
「それにここまでの練習が無駄になりますわ。きっと李君やさくらちゃんたち目当てに見に来ましたのに……」
知世だけじゃなく、智世や実世も小狼を説得にかかる。
三つ子の連係プレーだ。
「せっかく練習したんだしやろうよ! 李君」
さくらが笑顔でダメ押しする。
「やる」
小狼がやる気に満ちた顔をする。
「え?」
さくらが驚く。
それを無視して小狼はやる気に満ちた表情で向こうに行った。
「さ、策士だ……」
「連係プレー凄い……」
すみれと小龍は唖然とした顔で智世たちを見た。あっという間に小狼をやる気にさせてしまった。
「さすが智世ちゃん」
美空はどう説得しようか考えていたので小狼をやる気にさせた智世たちをほめたたえた。
すみれは台本を一生懸命読んでいた。
『きゃああ! 姫様が……! 姫様が……! 王妃様! 王様! 姫様が……!』
小龍も台本で練習中だ。
「セリフあると大変ね……」
「うふふ。張り切っていますわね」
にこにこと智世は見守っていた。
「うわああ~!」
周りで歓声が上がる。
さくらが衣装に着替えて登場したのだ。
「さくらちゃんカッコイイ~!」
「素敵~!」
「本当だね~!」
「似合っているわ!」
「凛々しい感じ!」
「さくら、とってもいい感じ!」
「本当よく似合っている~!」
友人やすみれたちはいっせいにほめたたえる。
「知世ちゃんの作った衣装が凄いからだよ」
照れ臭そうにさくらは微笑む。
「本当よく似合っているわ」
観月先生が声をかける。
「観月先生!」
「それなら動きやすいし、何かあっても大丈夫ね」
「え?」
さくらはきょとんと先生を見つめるもにっこり微笑んで答えない。
(先生の今の言葉……。何か起きるって言っているようなものじゃない……?)
すみれの顔が険しくなる。
(この学芸会……。無事に終わるの……?)
不安になって服の下にある鍵を思わず握りしめた。
「いやだあああ!」
そんな物思いは小狼の叫びで打ち消された。
「絶対ヤダ~~!」
じたばたと暴れる小狼は背中を押されて更衣室から出てきた。
桃色のドレスをきた小狼が衆目にさらされる。
「うわあ~!」
「「「「「李小狼君かわいい~!!」」」」」
女の子たちがキャッキャと騒ぐ。
金色の縦ロールのかつらが頭に載せられる。
「よく似合ってますわ~」
小狼は知世を睨んだ。
「似合ってない!」
力強く言った。
「なんで俺がこんなひらひらしたのを着なきゃいけないんだ!」
「お姫様だからでは?」
「お姫様はかわいいドレスを着なきゃ」
小龍がほほ笑む。
「おまけにこの髪のくるくるはなんだ! 絶対にこんなの嫌だからな!」
かつらを引っ張りながら文句を言う。
「気持ちはわかるけど決まったんだからやらなきゃ……。僕だってドレスちょっと恥ずかしいのにやっているんだよ? 小狼もやらなきゃ」
小龍がなだめる。
「絶対に嫌だ!」
今度は小龍が睨まれる。
「大道寺さん、何とかならない?」
困った顔で知世を見た。
「さっき客席を見たら月城さんがいらしていましたわ」
「え」
「雪兎さんが⁉」
小狼の顔が赤くなり、さくらはうれしそうな顔をする。
「きっとこの眠れる森の美女を観にいらしたんですわ。……でも李君がお姫様になるのが嫌なら劇は中止ですわね……。劇が中止になったらきっと月城さん悲しまれますわ」
「月城さん、月ヶ崎さんとともに笑顔でパンフレットを観ていましたわ。きっとがっかりして帰ることになりますわ」
「それにここまでの練習が無駄になりますわ。きっと李君やさくらちゃんたち目当てに見に来ましたのに……」
知世だけじゃなく、智世や実世も小狼を説得にかかる。
三つ子の連係プレーだ。
「せっかく練習したんだしやろうよ! 李君」
さくらが笑顔でダメ押しする。
「やる」
小狼がやる気に満ちた顔をする。
「え?」
さくらが驚く。
それを無視して小狼はやる気に満ちた表情で向こうに行った。
「さ、策士だ……」
「連係プレー凄い……」
すみれと小龍は唖然とした顔で智世たちを見た。あっという間に小狼をやる気にさせてしまった。
「さすが智世ちゃん」
美空はどう説得しようか考えていたので小狼をやる気にさせた智世たちをほめたたえた。
