さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百十二話 夢のカードたち
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「ただいま~」
「ただいま!」
「おかえり~」
さくらとすみれが家に帰るとあやめが迎えてくれた。
彼女は別の友達と前から約束があって今日は来なかったのだ。
「今日はどうだった?」
あやめが訊いてくる。
その言葉にさくらとすみれは顔を見合わせた。
クロウカードのことと言い、いろいろなことがあったのだ。
「楽しかったよ!」
「苺鈴ちゃん、喜んでいた」
「そう、よかったね」
さくらとすみれの微妙な心境を察していないあやめはにこやかに言った。
これが梅香や桃矢だとこうはいかない。
「疲れたから部屋に戻るね~」
「うん、わかった」
そう言って部屋に戻る。
「アップル」
「ええ、さっきの『夢(ドリーム)』の時、すみれの『夢(ドリーム)』がうすぼんやり光っていたわね。何か伝えたいことがあるんじゃない?」
「分かっている」
すみれもアップルティーアと同じことを思っていたのだ。
「ハートの力を秘めし鍵よ! 真の姿を割れの前に示せ、契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
すみれは杖を構える。
「我に夢を見せよ! 『夢(ドリーム)』!」
『夢(ドリーム)』のカードが発動した。
すみれは東京タワーを下から見下ろしていた。
(今日行った東京タワー……)
その近くには大きな満月がかかっていた。
やがてすみれは東京タワーに二人の人物がいるのに気づいた。
髪の長い女の人──観月先生と銀色の髪の男性か女性かわからないか人物。
「ユエ!」
「お前にもいつか分かるはずだ! ユエ!」
その人物をすみれの横にいた人影が呼ぶ。
(アップル? ルナさん?)
すみれは驚いた。
知っている人たちだったからだ。
彼女たちは険しい顔でユエと呼ばれた人物をにらむ。
「分からない……! 新しい主なんていらない……!」
悲痛な顔で銀髪の人物は言った。
その言葉はどこか駄々をこねているように思える。
「大丈夫。さくらなら絶対負けない……!」
すみれは叫んだ。
その言葉とともに大きな流れ星があたりを流れ始めたのだった。
それを眺めながらすみれは意識を覚醒させた。
「すみれ! 大丈夫?」
「アップル……。うん、大丈夫」
すみれは起き上がって頷いた。
「で、どうだった?」
「ユエさんにあったよ……」
「ユエに……」
「新しい主なんていらないってどこか駄々をこねるように言っていた……」
「あ~。ユエはクロウに懐いていたからね。そういっちゃうかも……」
アップルティーアは納得がいったようだ。
「あれはきっともうすぐ来る未来……。ユエさんは近くにいるんだよね?」
「たぶんね……。カードが集まってきているし、近くにいるでしょう」
「うん……。私、きっとユエさんが誰なのか知っている……」
「知っている?」
アップルティーアは不思議そうな顔をした。
「そう、でも誰なのかわからないの……」
すみれは立ち上がると月を見た。
その月は煌々とすみれを照らしていたのだった。
「ただいま!」
「おかえり~」
さくらとすみれが家に帰るとあやめが迎えてくれた。
彼女は別の友達と前から約束があって今日は来なかったのだ。
「今日はどうだった?」
あやめが訊いてくる。
その言葉にさくらとすみれは顔を見合わせた。
クロウカードのことと言い、いろいろなことがあったのだ。
「楽しかったよ!」
「苺鈴ちゃん、喜んでいた」
「そう、よかったね」
さくらとすみれの微妙な心境を察していないあやめはにこやかに言った。
これが梅香や桃矢だとこうはいかない。
「疲れたから部屋に戻るね~」
「うん、わかった」
そう言って部屋に戻る。
「アップル」
「ええ、さっきの『夢(ドリーム)』の時、すみれの『夢(ドリーム)』がうすぼんやり光っていたわね。何か伝えたいことがあるんじゃない?」
「分かっている」
すみれもアップルティーアと同じことを思っていたのだ。
「ハートの力を秘めし鍵よ! 真の姿を割れの前に示せ、契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
すみれは杖を構える。
「我に夢を見せよ! 『夢(ドリーム)』!」
『夢(ドリーム)』のカードが発動した。
すみれは東京タワーを下から見下ろしていた。
(今日行った東京タワー……)
その近くには大きな満月がかかっていた。
やがてすみれは東京タワーに二人の人物がいるのに気づいた。
髪の長い女の人──観月先生と銀色の髪の男性か女性かわからないか人物。
「ユエ!」
「お前にもいつか分かるはずだ! ユエ!」
その人物をすみれの横にいた人影が呼ぶ。
(アップル? ルナさん?)
すみれは驚いた。
知っている人たちだったからだ。
彼女たちは険しい顔でユエと呼ばれた人物をにらむ。
「分からない……! 新しい主なんていらない……!」
悲痛な顔で銀髪の人物は言った。
その言葉はどこか駄々をこねているように思える。
「大丈夫。さくらなら絶対負けない……!」
すみれは叫んだ。
その言葉とともに大きな流れ星があたりを流れ始めたのだった。
それを眺めながらすみれは意識を覚醒させた。
「すみれ! 大丈夫?」
「アップル……。うん、大丈夫」
すみれは起き上がって頷いた。
「で、どうだった?」
「ユエさんにあったよ……」
「ユエに……」
「新しい主なんていらないってどこか駄々をこねるように言っていた……」
「あ~。ユエはクロウに懐いていたからね。そういっちゃうかも……」
アップルティーアは納得がいったようだ。
「あれはきっともうすぐ来る未来……。ユエさんは近くにいるんだよね?」
「たぶんね……。カードが集まってきているし、近くにいるでしょう」
「うん……。私、きっとユエさんが誰なのか知っている……」
「知っている?」
アップルティーアは不思議そうな顔をした。
「そう、でも誰なのかわからないの……」
すみれは立ち上がると月を見た。
その月は煌々とすみれを照らしていたのだった。
