さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十五話 はじめてのデート
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「ごめんなさい~! 遅くなっちゃった!」
すみれは慌てて待ち合わせ場所に向かった。
楽しみ過ぎて前日は眠れなかったのだ。
「いや。待っていないよ。今来たところ」
小龍は微笑んだ。
(やっぱり小龍は優しいな……)
すみれは少し赤くなった。
「じゃあ行こうか」
そういって手を差し伸べてくる。
「うん!」
すみれも笑顔になってその手をつないだ。
そんな彼女たちを見ている影が三つ。
「ベストショットですわ~! 手を差し伸べる李小龍君。赤くなりながらもその手に自分の手を差し伸べるすみれちゃん! いい画が取れましたわ!」
「自然と手をつなぐだなんてやるわね。これぞデートって感じ」
「まあ若造にしてはやるわね」
智世、美空、アップルティーアの三人だった。
「あ、移動しましたわ」
「中に入るわよ。ついでにクロウカードが悪さしていないか確認してやるわ!」
アップルティーアが鼻息荒く言った。
「しっ! 声が大きい。気づかれたらどうするの!」
美空がアップルティーアを叱った。
「移動しましょう」
「「うん」」
三人は移動した。
そのため気づかなかった。彼女たちが去った後に男性と少女が水族館にやってきたことを。
そして智世の妹の知世がケルベロスとともに彼らを見守りにやってきていたことを。
「改めて見るとすごいわね~!」
すみれは水槽の前で顔を輝かせた。
「ああ。そうだね。前回はゆっくり見られなかったし、いい機会だったかもね」
小龍が頷いた時だった。
「ほえ? すみれに李小龍君?」
さくらの声が聞こえた。
「え? さくら!?」
すみれはまさか出会うとは思わずに驚いた。
「すみれはどうしてここに?」
「小龍に誘われてきたのよ……」
赤くなりながら答えた。
「え? デート?」
「さくらもでしょう?」
すみれはにやにやすると彼女は赤くなった。
「こんにちは。李小龍君にすみれちゃん。こんなところで会うとは思わなかったよ」
雪兎がにっこり微笑んで立っていた。
「雪兎さん、こんにちは」
すみれは微笑んだ。
「せっかく会えたんだし、一緒にめぐるのは如何かな?」
折角のさくらのデートを邪魔するのはどうだと思い、躊躇した。
しかし優しい笑顔を見ると断れる気がしない。
にこにこにこ。
雪兎が微笑む。
それに負けたすみれは「おねがいします」と頷いた。
「二人じゃなくなったけどこういうのもいいよね」
「そうね」
小龍の言葉に頷く。
「でも何も起こらないと良いわね」
「だといいな……」
小龍は頷いた。
その願いはかなうことはなかったが。
すみれは慌てて待ち合わせ場所に向かった。
楽しみ過ぎて前日は眠れなかったのだ。
「いや。待っていないよ。今来たところ」
小龍は微笑んだ。
(やっぱり小龍は優しいな……)
すみれは少し赤くなった。
「じゃあ行こうか」
そういって手を差し伸べてくる。
「うん!」
すみれも笑顔になってその手をつないだ。
そんな彼女たちを見ている影が三つ。
「ベストショットですわ~! 手を差し伸べる李小龍君。赤くなりながらもその手に自分の手を差し伸べるすみれちゃん! いい画が取れましたわ!」
「自然と手をつなぐだなんてやるわね。これぞデートって感じ」
「まあ若造にしてはやるわね」
智世、美空、アップルティーアの三人だった。
「あ、移動しましたわ」
「中に入るわよ。ついでにクロウカードが悪さしていないか確認してやるわ!」
アップルティーアが鼻息荒く言った。
「しっ! 声が大きい。気づかれたらどうするの!」
美空がアップルティーアを叱った。
「移動しましょう」
「「うん」」
三人は移動した。
そのため気づかなかった。彼女たちが去った後に男性と少女が水族館にやってきたことを。
そして智世の妹の知世がケルベロスとともに彼らを見守りにやってきていたことを。
「改めて見るとすごいわね~!」
すみれは水槽の前で顔を輝かせた。
「ああ。そうだね。前回はゆっくり見られなかったし、いい機会だったかもね」
小龍が頷いた時だった。
「ほえ? すみれに李小龍君?」
さくらの声が聞こえた。
「え? さくら!?」
すみれはまさか出会うとは思わずに驚いた。
「すみれはどうしてここに?」
「小龍に誘われてきたのよ……」
赤くなりながら答えた。
「え? デート?」
「さくらもでしょう?」
すみれはにやにやすると彼女は赤くなった。
「こんにちは。李小龍君にすみれちゃん。こんなところで会うとは思わなかったよ」
雪兎がにっこり微笑んで立っていた。
「雪兎さん、こんにちは」
すみれは微笑んだ。
「せっかく会えたんだし、一緒にめぐるのは如何かな?」
折角のさくらのデートを邪魔するのはどうだと思い、躊躇した。
しかし優しい笑顔を見ると断れる気がしない。
にこにこにこ。
雪兎が微笑む。
それに負けたすみれは「おねがいします」と頷いた。
「二人じゃなくなったけどこういうのもいいよね」
「そうね」
小龍の言葉に頷く。
「でも何も起こらないと良いわね」
「だといいな……」
小龍は頷いた。
その願いはかなうことはなかったが。