さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十五話 はじめてのデート
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「あれ? すみれちゃん?」
真っ赤になった顔を元に戻すために頑張っていると柵の向こう側から雪兎が声をかけてきた。
「雪兎さん……」
すみれは顔をあげた。
「ちょうどよかった。すみれちゃんに聞きたいことがあったんだ」
「私に?」
すみれは不思議に思った。雪兎に何か聞かれるだなんて珍しい。
「さくらちゃんにホットケーキを作ってもらったお礼に水族館に誘おうと思うんだけど。喜んでくれるかな?」
なるほど。誘う前に喜んでくれるかどうか。さくらの姉妹であるすみれに訊こうと思ったのか。
「喜んでくれると思いますよ。さくらは水族館とか大好きだし」
それに雪兎に誘われたらどこでも絶対に喜ぶとは言わなかった。本人が思いを伝えていないのを勝手に伝えるのもどうかと思ったからだ。
「そっか。ありがとう」
雪兎は微笑んだ。
「雪兎さん。どこの水族館に行く予定なんですか?」
美空が口をはさんできた。
雪兎は正直に答えた。
「その水族館ならかき氷がおいしいカフェがあるので行ってみるといいですよ」
「かき氷がおいしい店かあ。是非食べてみたいね」
雪兎はかき氷に心惹かれたようだ。
「お~い! ゆき~!」
「桃矢だ。アドバイスありがとう。それじゃあ」
雪兎は去っていった。
「それにしても驚いたな。僕が行こうと思っていた水族館じゃないか」
小龍は驚いたようだ。
「まさか鉢合わせとかしないよね?」
すみれはそう呟いた。
可能性としてありえることにすみれと小龍は思わず顔を見合わせたのだった。
真っ赤になった顔を元に戻すために頑張っていると柵の向こう側から雪兎が声をかけてきた。
「雪兎さん……」
すみれは顔をあげた。
「ちょうどよかった。すみれちゃんに聞きたいことがあったんだ」
「私に?」
すみれは不思議に思った。雪兎に何か聞かれるだなんて珍しい。
「さくらちゃんにホットケーキを作ってもらったお礼に水族館に誘おうと思うんだけど。喜んでくれるかな?」
なるほど。誘う前に喜んでくれるかどうか。さくらの姉妹であるすみれに訊こうと思ったのか。
「喜んでくれると思いますよ。さくらは水族館とか大好きだし」
それに雪兎に誘われたらどこでも絶対に喜ぶとは言わなかった。本人が思いを伝えていないのを勝手に伝えるのもどうかと思ったからだ。
「そっか。ありがとう」
雪兎は微笑んだ。
「雪兎さん。どこの水族館に行く予定なんですか?」
美空が口をはさんできた。
雪兎は正直に答えた。
「その水族館ならかき氷がおいしいカフェがあるので行ってみるといいですよ」
「かき氷がおいしい店かあ。是非食べてみたいね」
雪兎はかき氷に心惹かれたようだ。
「お~い! ゆき~!」
「桃矢だ。アドバイスありがとう。それじゃあ」
雪兎は去っていった。
「それにしても驚いたな。僕が行こうと思っていた水族館じゃないか」
小龍は驚いたようだ。
「まさか鉢合わせとかしないよね?」
すみれはそう呟いた。
可能性としてありえることにすみれと小龍は思わず顔を見合わせたのだった。