さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百九話 消えてしまった知世の声
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空がだんだんと暗くなり始めていた。
しかし方法を考え付かずにすみれたちは焦り始めていた。
「だめ……! 思いつかない……!」
すみれは叫んだ。
「うん。やっぱりどうすれば『声(ヴォイス)』を探せるのかわかんないよ!」
さくらも叫ぶ。
「「…………」」
小龍と小狼は黙り込んで顔を見合わせた。
どうすれば良いのか分からなかったのだ。
そんな中、知世が「元気出してください」と紙に書いた。
「知世ちゃん……」
それを見たさくらの目に涙が浮かぶ。
「知世ちゃんの方がずっと悲しいのに……」
さくらは知世に抱き着いた。
「さくら……」
「さくらちゃん……」
すみれと智世は悲し気に彼女たちを見た。
「いったいどうすれば……」
美空はもどかしい思いを抱えながら言った。
「これで2回目だよ……。知世ちゃんばっかり……。知世ちゃん…『歌(ソング)』の時もカードにまねされて……!」
「……!」
さくらの言葉に小狼がはっとした。
「『歌(ソング)』だ! 『歌(ソング)』を使うんだ!」
「そうか……!」
小龍がはっとする。
彼も思いだしたことがあるのだ。
「え……」
「李小狼君……?」
さくらとすみれが小狼を見つめる。
「あのカードは大道寺知世の声をコピーしていたんだよな?」
「ええ。そうですわ」
「うん……」
智世とさくらが頷く。
「『声(ヴォイス)』が全部盗んだと思った声がどこからか聞こえたら……」
「もう一回盗みに出てくるかも……!」
さくらは理解した。
「おびき寄せ作戦ね……!」
「うん。さくら!」
美空とすみれも理解し、すみれはさくらに声をかけた。
「我に至上の歌声を届けよ! 『歌(ソング)』!」
『歌(ソング)』のカードが現れて歌い始めた。
「~♪~♪~♪」
その歌声は遠くへ届き『声(ヴォイス)』のカードの元へと届いた。
それから数分でハーピーみたいな姿をした『声(ヴォイス)』のカードがやってきた。
あたりをきょろきょろとしている。
「よし……!」
「行くわよ……。小龍も李君もいい?」
「「ああ」」
すみれたちは隠れていた場所から出てきた。
『声(ヴォイス)』のカードはさくらをみて焦って逃げようとした。
「逃がさない……! そのすべてを囲め! 『囲(エンクローズ)』!」
すみれが大道寺家の屋敷を『囲(エンクローズ)』のカードで囲む。そうすることで範囲が狭まる。
「はっ……!」
それでも逃げようとしたので札で小狼がふさぐ。
「逃がすか……!」
その次の逃げ道を今度は小龍がふさいだ。
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
さくらが封印する。
やがてカードに戻った『声(ヴォイス)』から球体みたいなものが出てきて知世の喉に戻った。
「知世ちゃん…!」
「知世⁉」
さくらと智世が声をかける。
「さくらちゃん……、智世……」
知世から声が出る。
「よかったよ……! 本当に良かったよ……!」
さくらが知世に抱き着く。
「本当にありがとうございました……」
知世がお礼を言った。
「本当に…よかった……」
その様子を見ながら智世がへたり込む。
彼女も安心したのだ。
「うん……。本当に良かった……」
「これで元通りコンクールに向けても練習できるね……」
すみれと美空もほっとしていた。
「ああ、本当に良かったね……」
そんな彼女たちを小狼と小龍は温かい目で見ていたのだった。
しかし方法を考え付かずにすみれたちは焦り始めていた。
「だめ……! 思いつかない……!」
すみれは叫んだ。
「うん。やっぱりどうすれば『声(ヴォイス)』を探せるのかわかんないよ!」
さくらも叫ぶ。
「「…………」」
小龍と小狼は黙り込んで顔を見合わせた。
どうすれば良いのか分からなかったのだ。
そんな中、知世が「元気出してください」と紙に書いた。
「知世ちゃん……」
それを見たさくらの目に涙が浮かぶ。
「知世ちゃんの方がずっと悲しいのに……」
さくらは知世に抱き着いた。
「さくら……」
「さくらちゃん……」
すみれと智世は悲し気に彼女たちを見た。
「いったいどうすれば……」
美空はもどかしい思いを抱えながら言った。
「これで2回目だよ……。知世ちゃんばっかり……。知世ちゃん…『歌(ソング)』の時もカードにまねされて……!」
「……!」
さくらの言葉に小狼がはっとした。
「『歌(ソング)』だ! 『歌(ソング)』を使うんだ!」
「そうか……!」
小龍がはっとする。
彼も思いだしたことがあるのだ。
「え……」
「李小狼君……?」
さくらとすみれが小狼を見つめる。
「あのカードは大道寺知世の声をコピーしていたんだよな?」
「ええ。そうですわ」
「うん……」
智世とさくらが頷く。
「『声(ヴォイス)』が全部盗んだと思った声がどこからか聞こえたら……」
「もう一回盗みに出てくるかも……!」
さくらは理解した。
「おびき寄せ作戦ね……!」
「うん。さくら!」
美空とすみれも理解し、すみれはさくらに声をかけた。
「我に至上の歌声を届けよ! 『歌(ソング)』!」
『歌(ソング)』のカードが現れて歌い始めた。
「~♪~♪~♪」
その歌声は遠くへ届き『声(ヴォイス)』のカードの元へと届いた。
それから数分でハーピーみたいな姿をした『声(ヴォイス)』のカードがやってきた。
あたりをきょろきょろとしている。
「よし……!」
「行くわよ……。小龍も李君もいい?」
「「ああ」」
すみれたちは隠れていた場所から出てきた。
『声(ヴォイス)』のカードはさくらをみて焦って逃げようとした。
「逃がさない……! そのすべてを囲め! 『囲(エンクローズ)』!」
すみれが大道寺家の屋敷を『囲(エンクローズ)』のカードで囲む。そうすることで範囲が狭まる。
「はっ……!」
それでも逃げようとしたので札で小狼がふさぐ。
「逃がすか……!」
その次の逃げ道を今度は小龍がふさいだ。
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
さくらが封印する。
やがてカードに戻った『声(ヴォイス)』から球体みたいなものが出てきて知世の喉に戻った。
「知世ちゃん…!」
「知世⁉」
さくらと智世が声をかける。
「さくらちゃん……、智世……」
知世から声が出る。
「よかったよ……! 本当に良かったよ……!」
さくらが知世に抱き着く。
「本当にありがとうございました……」
知世がお礼を言った。
「本当に…よかった……」
その様子を見ながら智世がへたり込む。
彼女も安心したのだ。
「うん……。本当に良かった……」
「これで元通りコンクールに向けても練習できるね……」
すみれと美空もほっとしていた。
「ああ、本当に良かったね……」
そんな彼女たちを小狼と小龍は温かい目で見ていたのだった。
