さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百九話 消えてしまった知世の声
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「それで知世帰ってしもうたんか……」
「なるほどね……」
さくらの部屋でケルベロスとアップルティーアにさくらは事の次第を話した。
「うん……」
すみれは頷き、さくらは黙って頷いた。
「ボディーガードのお姉さんたちが迎えに来て、そのままお医者さんに行くって」
さくらは先ほど話さなかったことを伝えた。
「さっき電話したけどメイドさんが出て……。やっぱりまだ声でないみたい……」
「うん、私も智世ちゃんに連絡したけど、まだ声は出せないって言ってた」
すみれも頷く。
「それはその時見たクロウカードの仕業やな」
「でしょうね。それしかないわ」
「「……!」」
ケルベロスとアップルティーアの断定に姉妹は二人の方を振り向いた。
「感じたんやろ? 気配」
「すみれも校庭からだけど感じたんでしょ?」
「……私が……もっと早く気づいてカード封印していたら……」
さくらが落ち込む。
「さくらのせいじゃないって。あの時気づくのは無理よ……」
すみれが肩を抱いて慰める。
「元気だし。さくらがそんなんやったら知世も落ち込んでまうで」
ケルベロスが頭をなでつつ慰める。
「うん……」
さくらが小さく頷く。
それを確認するとケルベロスは元の位置に戻り、窓辺に胡坐をかいた。
「声が出えへんちゅうことになったってことは……。間違いない。『声(ヴォイス)』のカードやな」
「ああ! あったわね。そんなカード」
アップルティーアが手をたたく。
リディアカードにはないので思い出すのに時間がかかったのだ。
「『声(ヴォイス)』?」
「知世の声を気に入ってとってもうたんや」
「そんなのひどい!」
「ひどい!」
すみれとさくらはひどいといった。
「声をとってしまうなんて……そんなの予測できない……。……!」
そこですみれはあることを思い出した。
観月先生が知世が大変になることを示唆していたのだ。
「観月先生が言っていたのってこのことだったの……?」
「先生……どこまでわかっているの……」
すみれはそこでさくらも先生の言葉を思い出したことを悟った。
それを聞いたケルベロスとアップルティーアは険しい顔をした。
「わいもいっぺん会うたほうがいいかもしれんな。その先生に」
「羽月のお姉ちゃん並みに曲者ね……」
聞こえないようにポツリとアップルティーアが言った。
(あの観月先生っていう人、何か役目があるのかもね……)
そっとアップルティーアは思った。
「なるほどね……」
さくらの部屋でケルベロスとアップルティーアにさくらは事の次第を話した。
「うん……」
すみれは頷き、さくらは黙って頷いた。
「ボディーガードのお姉さんたちが迎えに来て、そのままお医者さんに行くって」
さくらは先ほど話さなかったことを伝えた。
「さっき電話したけどメイドさんが出て……。やっぱりまだ声でないみたい……」
「うん、私も智世ちゃんに連絡したけど、まだ声は出せないって言ってた」
すみれも頷く。
「それはその時見たクロウカードの仕業やな」
「でしょうね。それしかないわ」
「「……!」」
ケルベロスとアップルティーアの断定に姉妹は二人の方を振り向いた。
「感じたんやろ? 気配」
「すみれも校庭からだけど感じたんでしょ?」
「……私が……もっと早く気づいてカード封印していたら……」
さくらが落ち込む。
「さくらのせいじゃないって。あの時気づくのは無理よ……」
すみれが肩を抱いて慰める。
「元気だし。さくらがそんなんやったら知世も落ち込んでまうで」
ケルベロスが頭をなでつつ慰める。
「うん……」
さくらが小さく頷く。
それを確認するとケルベロスは元の位置に戻り、窓辺に胡坐をかいた。
「声が出えへんちゅうことになったってことは……。間違いない。『声(ヴォイス)』のカードやな」
「ああ! あったわね。そんなカード」
アップルティーアが手をたたく。
リディアカードにはないので思い出すのに時間がかかったのだ。
「『声(ヴォイス)』?」
「知世の声を気に入ってとってもうたんや」
「そんなのひどい!」
「ひどい!」
すみれとさくらはひどいといった。
「声をとってしまうなんて……そんなの予測できない……。……!」
そこですみれはあることを思い出した。
観月先生が知世が大変になることを示唆していたのだ。
「観月先生が言っていたのってこのことだったの……?」
「先生……どこまでわかっているの……」
すみれはそこでさくらも先生の言葉を思い出したことを悟った。
それを聞いたケルベロスとアップルティーアは険しい顔をした。
「わいもいっぺん会うたほうがいいかもしれんな。その先生に」
「羽月のお姉ちゃん並みに曲者ね……」
聞こえないようにポツリとアップルティーアが言った。
(あの観月先生っていう人、何か役目があるのかもね……)
そっとアップルティーアは思った。
