さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百九話 消えてしまった知世の声
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「お花見いいな~」
夜の木之本家でアップルティーアがすみれの髪を乾かしながら不貞腐れる。
「だって人形の振りしなきゃいけないから駄目だよ。千春ちゃんや瑠衣ちゃんたちがいたんだもん」
「ちぇ~。元の姿だと……」
「猶更目立つじゃない」
羽をしまえばましになるかもしれないが、大人の女性なのだ。子供たちの中に入っていくには目立ちすぎる。
「ぶ~」
頬を膨らませるアップルティーア。
「すみれがもう一つの仮の姿とか作ってくれればいいのに」
「え? できるの?」
「あ~。まだそこまでは魔力が練られていないか……。アリアと訓練すればできるかもね…」
「へえ~」
すみれは感心した。
「あ、そういえばケロちゃんの真の姿ってかっこいいのかな?」
「あ~。まあ今の姿とはかけ離れていてかっこいいわね……」
「そっか……。カード全部集まればお披露目って感じ?」
「そうそう」
アップルティーアが頷く。
「どんな感じなんだろう。さくらが集めてくれればな~」
すみれはワクワクしていた。
「でもその時にはあいつにも合うことになる」
「あいつ?」
「ケルベロスの対。私でいうルナよ」
「ルナさんみたいな存在……。ユエさんっていう人?」
アップルティーアは黙って頷いた。
「ユエさん……。その人にさくらは勝たなければいけないんだよね……」
「そう。カードの主として認められるためにね」
「カードの主……」
さくらは……乗り越えられるのだろうか。
すみれは少し不安になった。
(でも絶対に大丈夫だよね……。さくらなら……)
不安をなくすようにすみれは窓の外を見た。
そこには月が出ていて、すみれを照らしていたのだった。
夜の木之本家でアップルティーアがすみれの髪を乾かしながら不貞腐れる。
「だって人形の振りしなきゃいけないから駄目だよ。千春ちゃんや瑠衣ちゃんたちがいたんだもん」
「ちぇ~。元の姿だと……」
「猶更目立つじゃない」
羽をしまえばましになるかもしれないが、大人の女性なのだ。子供たちの中に入っていくには目立ちすぎる。
「ぶ~」
頬を膨らませるアップルティーア。
「すみれがもう一つの仮の姿とか作ってくれればいいのに」
「え? できるの?」
「あ~。まだそこまでは魔力が練られていないか……。アリアと訓練すればできるかもね…」
「へえ~」
すみれは感心した。
「あ、そういえばケロちゃんの真の姿ってかっこいいのかな?」
「あ~。まあ今の姿とはかけ離れていてかっこいいわね……」
「そっか……。カード全部集まればお披露目って感じ?」
「そうそう」
アップルティーアが頷く。
「どんな感じなんだろう。さくらが集めてくれればな~」
すみれはワクワクしていた。
「でもその時にはあいつにも合うことになる」
「あいつ?」
「ケルベロスの対。私でいうルナよ」
「ルナさんみたいな存在……。ユエさんっていう人?」
アップルティーアは黙って頷いた。
「ユエさん……。その人にさくらは勝たなければいけないんだよね……」
「そう。カードの主として認められるためにね」
「カードの主……」
さくらは……乗り越えられるのだろうか。
すみれは少し不安になった。
(でも絶対に大丈夫だよね……。さくらなら……)
不安をなくすようにすみれは窓の外を見た。
そこには月が出ていて、すみれを照らしていたのだった。
