さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百八話 雪の新学期
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上空に飛び立つと『雪(スノウ)』のカードが追ってきていた。
「これじゃあ追いつかれちゃうよ……!」
「ええ。時間の問題ね……」
すみれは厳しい顔で後ろをちらりと振り向いた。
すごいスピードでこちらを追ってきていた。
逃げる中、もう雪が屋根の付近まで迫っているのを確認できた。
「このままだと完全に町が雪の中に埋まってまうで!」
「ええ。このままだとまずいわね」
アップルティーアは心配そうに町を見た。
「逃げてばかりじゃだめだ!」
「さくら! これはあなたが考えて!」
小狼がさくらを叱咤し、すみれはさくら自身が考えるように言った。
手を出してはいけないと感じたのだ。
「で、でも……!」
さくらは戸惑っているようだった。
「小狼!」
「ああ! 小龍!」
小狼と小龍の兄弟は頷きあうと玉飾りを剣にした。
「「火神招来!」」
火をぶつける。
「やったあ!」
さくらが喜ぶ。
「いや。まだだ」
小狼の言う通り『雪(スノウ)』のカードは復活して襲い掛かる。
「もっと強い火じゃないと……」
すみれはさくらをみた。
「火……。ってきゃあああ!」
「さくら! きゃあああ!」
さくらが何かつかめそうになった途端に『雪(スノウ)』のカードが襲い掛かってきて離れ離れになってしまった。
「もう……! 『火(ファイアー)』!」
すみれは抜け出すために『火(ファイアー)』で爆発を起こす。
「ふう……。やっと抜け出せた……」
すみれは抜け出せたことに安堵の息をつく。
「ああ……。だが木之本さんや小狼とは離れ離れになってしまった」
小龍は弟が心配なのか向こう側を見た。
「私たちだけ邪魔しないように隔離されたみたいね……」
アップルティーアがポツリと呟く。
それはすみれも感じていた。
まるで邪魔しないように強制的に隔離されたような感じがしたのだ。
「さくら……」
すみれは不安げにさくらたちがいるであろう方向を見た。
「大丈夫よ。さくらなら何とかするって」
アップルティーアが慰める。
「うん……」
すみれがそれに頷くと強力な魔力の気配を感じた。
「……! これ……!」
「木之本さん、だね」
「『火(ファイアリー)』のカードね」
アップルティーアの言う通り、雪がどんどんと解けていく。
すべての雪が解けた後、クロウカードの気配は消えた。
「消えた……。封印が成功したんだ……」
すみれが呟く。
「町が埋まってしまうのは避けられたってことね」
やれやれとばかりにアップルティーアが呟く。
「カード封印されてよかった。僕たちも小狼たちに合流しよう」
「うん!」
すみれは頷くとさくらたちがいるであろう所に向かう。
月峰神社。そこに彼女たちはいる。
人に見られないように月峰神社の奥に降り立つと観月先生がやってくるのが見えた。
「観月先生……」
「こんばんは。木之本すみれさん」
にこやかに観月先生が挨拶をする。
「こんばんは。観月先生。あ、あの……。どうして神社の入り口から?」
そう。彼女がやってきたのは神社の入り口だったのだ。
「木之本さくらさんに落とし物を届けたのよ。だから警戒しないで」
「落とし物……。どうしてさくらのだと思ったんですか?」
「なんとなくよ」
そう彼女がほほ笑むと同時に手にしていた鈴が鳴る。
(あの鈴……!)
羽月先生が持っていたものと似たようなものだった。
「観月先生は……さくらを助けに来たんですか?」
「……いつか分かるわ」
彼女はそれだけを言った。
「じゃあまたね、木之本すみれさん」
そう言って彼女は神社の奥へと去っていった。
鈴の音が再び鳴った。
「観月先生……」
「不思議な先生だね……」
「うん……」
すみれは小龍の言葉に頷いた。
(やっぱり観月先生はさくらを手助けするために来たの?)
そんな疑問がすみれの中に湧いて出てきた。
「これじゃあ追いつかれちゃうよ……!」
「ええ。時間の問題ね……」
すみれは厳しい顔で後ろをちらりと振り向いた。
すごいスピードでこちらを追ってきていた。
逃げる中、もう雪が屋根の付近まで迫っているのを確認できた。
「このままだと完全に町が雪の中に埋まってまうで!」
「ええ。このままだとまずいわね」
アップルティーアは心配そうに町を見た。
「逃げてばかりじゃだめだ!」
「さくら! これはあなたが考えて!」
小狼がさくらを叱咤し、すみれはさくら自身が考えるように言った。
手を出してはいけないと感じたのだ。
「で、でも……!」
さくらは戸惑っているようだった。
「小狼!」
「ああ! 小龍!」
小狼と小龍の兄弟は頷きあうと玉飾りを剣にした。
「「火神招来!」」
火をぶつける。
「やったあ!」
さくらが喜ぶ。
「いや。まだだ」
小狼の言う通り『雪(スノウ)』のカードは復活して襲い掛かる。
「もっと強い火じゃないと……」
すみれはさくらをみた。
「火……。ってきゃあああ!」
「さくら! きゃあああ!」
さくらが何かつかめそうになった途端に『雪(スノウ)』のカードが襲い掛かってきて離れ離れになってしまった。
「もう……! 『火(ファイアー)』!」
すみれは抜け出すために『火(ファイアー)』で爆発を起こす。
「ふう……。やっと抜け出せた……」
すみれは抜け出せたことに安堵の息をつく。
「ああ……。だが木之本さんや小狼とは離れ離れになってしまった」
小龍は弟が心配なのか向こう側を見た。
「私たちだけ邪魔しないように隔離されたみたいね……」
アップルティーアがポツリと呟く。
それはすみれも感じていた。
まるで邪魔しないように強制的に隔離されたような感じがしたのだ。
「さくら……」
すみれは不安げにさくらたちがいるであろう方向を見た。
「大丈夫よ。さくらなら何とかするって」
アップルティーアが慰める。
「うん……」
すみれがそれに頷くと強力な魔力の気配を感じた。
「……! これ……!」
「木之本さん、だね」
「『火(ファイアリー)』のカードね」
アップルティーアの言う通り、雪がどんどんと解けていく。
すべての雪が解けた後、クロウカードの気配は消えた。
「消えた……。封印が成功したんだ……」
すみれが呟く。
「町が埋まってしまうのは避けられたってことね」
やれやれとばかりにアップルティーアが呟く。
「カード封印されてよかった。僕たちも小狼たちに合流しよう」
「うん!」
すみれは頷くとさくらたちがいるであろう所に向かう。
月峰神社。そこに彼女たちはいる。
人に見られないように月峰神社の奥に降り立つと観月先生がやってくるのが見えた。
「観月先生……」
「こんばんは。木之本すみれさん」
にこやかに観月先生が挨拶をする。
「こんばんは。観月先生。あ、あの……。どうして神社の入り口から?」
そう。彼女がやってきたのは神社の入り口だったのだ。
「木之本さくらさんに落とし物を届けたのよ。だから警戒しないで」
「落とし物……。どうしてさくらのだと思ったんですか?」
「なんとなくよ」
そう彼女がほほ笑むと同時に手にしていた鈴が鳴る。
(あの鈴……!)
羽月先生が持っていたものと似たようなものだった。
「観月先生は……さくらを助けに来たんですか?」
「……いつか分かるわ」
彼女はそれだけを言った。
「じゃあまたね、木之本すみれさん」
そう言って彼女は神社の奥へと去っていった。
鈴の音が再び鳴った。
「観月先生……」
「不思議な先生だね……」
「うん……」
すみれは小龍の言葉に頷いた。
(やっぱり観月先生はさくらを手助けするために来たの?)
そんな疑問がすみれの中に湧いて出てきた。
