さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百七話 素敵なクリスマス
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そして夜──。
すみれたちは観覧車に乗っていた。
その様子を観覧車の下で智世、知世、美空は見ていた。
「また一番いいところを撮り損ねてしまいましたわ」
「私も撮り損ねましたわ……」
「まあまたチャンスはあるよ」
残念がる知世と智世、それをなだめる美空。
「まあ今回は残念と言う事で。しかし『火(ファイアリー)』か。お前の属性カードね」
「そうやな」
ケルベロスは頷くと空中に飛びあがった。
「誰かに見つかってしまいますわ」
「大丈夫やて。誰も見ておらん」
ケルベロスは知世の忠告を一蹴して空へと飛びあがった。
「ふう~。今日は大変だったね」
「そうだね。まさか『火(ファイアリー)』のカードが出てくるとは……」
小龍は頷いた。
二人はともに観覧車に乗っていた。この空間にいるのはすみれと小龍だけ。正真正銘の二人きりだった。
「小龍」
すみれは小龍の名前を呼んだ。
「何?」
小龍がきょとんとする。
「今日クリスマスだから……」
すみれは青色の包みを差し出す。
「開けてもいい?」
すみれは頷いた。
包みを開けると青いマフラーに星がところどころに編んであるマフラーが出てきた。
「今冬だし、手作りでできるのそれしかないし……」
すみれはもじもじする。
「ありがとう。嬉しいよ」
小龍はほほ笑む。
「似合う?」
そしてマフラーを首に巻いて訊いてくる。
「似合うよ。小龍」
すみれはほほ笑んだ。
「あ、そうだ。僕からもクリスマスプレゼント」
小龍が小さな赤い包みをすみれに上げる。
「開けて言い?」
「ああ」
小龍が頷く。
開けると灰色の箱が見えた。
「……?」
不思議に思って灰色の箱を開ける。
「これは……!」
中に入っていたのはハートのネックレッスだった。
「僕たちまだ小学生だから指輪は早いし……。将来を共にしたいというか……。その約束にネックレッスはどうかなって……」
もごもごと顔を赤くしながら小龍が言った。
「……ありがとう」
すみれも赤くなりながらお礼を言った。
今までになく小龍がいとおしい。
将来のことも考えてくれるだなんてとても嬉しいと思った。
胸がどきどきして心から愛おしさが出てくる。
そのすみれの胸の中から光の玉が現れて光り始めた。
「何!?」
「なんだ!?」
二人はいきなりのことに驚く。
やがて光の玉が収まるとすみれの手の中に一枚のカードがあった。
「これは……」
「すみれカード……?」
二人はきょとんとする。
「でも名前がない……」
水色のハートに羽が生えているカードだった。
「なんだか不思議なカードだね」
「うん。でも私一人だけだったら無理だったよ。私と小龍で作ったカード」
「そうだな」
小龍は頷いた。
二人はしばらく無言になった。
「あ……。雪、じゃない……?」
やがて小龍が観覧車の外で何かが降ってきたのを示す。
「これは……」
観覧車の窓から外を見ると何者かが何かを降らせていた。
「力も少し戻ったし大サービスや!」
その言葉通りケルベロスが降らせていた。
「うふふ。ケルベロス。大サービスね」
アップルティーアが真の姿に戻ってケルベロスがサービスをしているのを眺めてほほ笑んだ。
「すみれもこれを見て幸せになっていると良いんだけど」
そして自分の主を思った。
その言葉通りすみれは幸せな気分になっていた。
「綺麗……」
すみれはうっとりと呟く。
「そうだね」
小龍はすみれの手をぎゅっと握り締めた。
「すみれ、また来年も来ような」
「うん!」
すみれは笑顔で頷いた。
そして観覧車に乗っている間中、振ってくる光の玉をずっと眺めていた。
このクリスマスはすみれにとって一番幸せな日だった。
すみれたちは観覧車に乗っていた。
その様子を観覧車の下で智世、知世、美空は見ていた。
「また一番いいところを撮り損ねてしまいましたわ」
「私も撮り損ねましたわ……」
「まあまたチャンスはあるよ」
残念がる知世と智世、それをなだめる美空。
「まあ今回は残念と言う事で。しかし『火(ファイアリー)』か。お前の属性カードね」
「そうやな」
ケルベロスは頷くと空中に飛びあがった。
「誰かに見つかってしまいますわ」
「大丈夫やて。誰も見ておらん」
ケルベロスは知世の忠告を一蹴して空へと飛びあがった。
「ふう~。今日は大変だったね」
「そうだね。まさか『火(ファイアリー)』のカードが出てくるとは……」
小龍は頷いた。
二人はともに観覧車に乗っていた。この空間にいるのはすみれと小龍だけ。正真正銘の二人きりだった。
「小龍」
すみれは小龍の名前を呼んだ。
「何?」
小龍がきょとんとする。
「今日クリスマスだから……」
すみれは青色の包みを差し出す。
「開けてもいい?」
すみれは頷いた。
包みを開けると青いマフラーに星がところどころに編んであるマフラーが出てきた。
「今冬だし、手作りでできるのそれしかないし……」
すみれはもじもじする。
「ありがとう。嬉しいよ」
小龍はほほ笑む。
「似合う?」
そしてマフラーを首に巻いて訊いてくる。
「似合うよ。小龍」
すみれはほほ笑んだ。
「あ、そうだ。僕からもクリスマスプレゼント」
小龍が小さな赤い包みをすみれに上げる。
「開けて言い?」
「ああ」
小龍が頷く。
開けると灰色の箱が見えた。
「……?」
不思議に思って灰色の箱を開ける。
「これは……!」
中に入っていたのはハートのネックレッスだった。
「僕たちまだ小学生だから指輪は早いし……。将来を共にしたいというか……。その約束にネックレッスはどうかなって……」
もごもごと顔を赤くしながら小龍が言った。
「……ありがとう」
すみれも赤くなりながらお礼を言った。
今までになく小龍がいとおしい。
将来のことも考えてくれるだなんてとても嬉しいと思った。
胸がどきどきして心から愛おしさが出てくる。
そのすみれの胸の中から光の玉が現れて光り始めた。
「何!?」
「なんだ!?」
二人はいきなりのことに驚く。
やがて光の玉が収まるとすみれの手の中に一枚のカードがあった。
「これは……」
「すみれカード……?」
二人はきょとんとする。
「でも名前がない……」
水色のハートに羽が生えているカードだった。
「なんだか不思議なカードだね」
「うん。でも私一人だけだったら無理だったよ。私と小龍で作ったカード」
「そうだな」
小龍は頷いた。
二人はしばらく無言になった。
「あ……。雪、じゃない……?」
やがて小龍が観覧車の外で何かが降ってきたのを示す。
「これは……」
観覧車の窓から外を見ると何者かが何かを降らせていた。
「力も少し戻ったし大サービスや!」
その言葉通りケルベロスが降らせていた。
「うふふ。ケルベロス。大サービスね」
アップルティーアが真の姿に戻ってケルベロスがサービスをしているのを眺めてほほ笑んだ。
「すみれもこれを見て幸せになっていると良いんだけど」
そして自分の主を思った。
その言葉通りすみれは幸せな気分になっていた。
「綺麗……」
すみれはうっとりと呟く。
「そうだね」
小龍はすみれの手をぎゅっと握り締めた。
「すみれ、また来年も来ような」
「うん!」
すみれは笑顔で頷いた。
そして観覧車に乗っている間中、振ってくる光の玉をずっと眺めていた。
このクリスマスはすみれにとって一番幸せな日だった。
