さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十五話 はじめてのデート
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ペンギンショーのところに行くと多くの人がいた。
「あ、さくらにあやめ」
そこにはすみれの三つ子の妹であるさくらとあやめもいた。
「すみれも来てたんだ!」
さくらは嬉しそうに言った。
「なんだかさくらはご機嫌ね」
「さくらちゃんはペンギンショーをとっても楽しみにしていたので……」
知世がにこにこしながら言った。
「うん、ペンギンショーとっても楽しみ!」
さくらはワクワクしているようだ。
「まだかなあ~。早くペンギンショーみたいよ」
「あやめも嬉しそう」
あやめもにこにことしていた。
妹たちが嬉しそうなのを見るとすみれもうれしくなる。もともとペンギンショーを楽しみにしていたが、ますます楽しみになった。
「あ、ペンギンショー始まるよ」
真子の声が聞こえた。
ペンギンショーは期待通り様々な技を見せてくれた。
「はい、拍手~!」
お姉さんの声にみんな拍手する。
「すごいね」
「ああ、すごいな」
すみれと小龍でそう話していた時だった。
「!」
「まさか!」
とある気配を感じて2人の体がびくりと揺れる。
「どうなさいました?」
智世が不思議そうに声をかける。
「ちょっとあのカードの気配がして……」
「まあ……」
智世はちょっとだけ驚いた顔をした。
「どこだ……。どこにいるんだ……」
「小龍、あそこ!」
すみれの言葉に気配を探っていた小龍はプールをみた。
そこにはペンギンショーのお姉さんが渦みたいなものに足を引きずられているところだった。
そして彼女を助けようとしたペンギンまで渦に巻き込まれていく。
「ペンギンさん、ペンギンさん!」
さくらがドンドンと水槽を叩く音がする。
「さくらちゃん!」
知世が彼女を抑えた。
「なんでペンギンさんは泳ぎの得意なはずじゃ……」
あやめも心配そうな顔をして水槽を見る。
「小龍、あれってやっぱり……」
「ああ、クロウカードの気配だろうな……。かすかに気配を感じる」
「どうする? あのままだとおぼれちゃう……」
お姉さんもペンギンも。
「でもどうやって助ける? ここは人が多すぎる……」
「でも……!」
「すみれ、あれ!」
美空がプールを差す。そこには二人の人物がいた。
一人はお姉さんの渦に手をかけて渦から引きはがそうとする。もう一人はペンギンの渦を引きはがしにかかった。
やがて渦もおさまり、元の静けさが戻ってきた。
「お兄ちゃんにお姉ちゃん……」
すみれは驚いた。
お姉さんを助けたのは兄の桃矢でペンギンを助けたのは姉の梅香だ。
水面に上がってきた彼らをみてさくらとあやめも驚いた顔をしている。
「本当に色々なところでバイトしているね。桃矢さんと梅香さん」
美空の言葉にすみれは頷くしかなかった。
「あ、さくらにあやめ」
そこにはすみれの三つ子の妹であるさくらとあやめもいた。
「すみれも来てたんだ!」
さくらは嬉しそうに言った。
「なんだかさくらはご機嫌ね」
「さくらちゃんはペンギンショーをとっても楽しみにしていたので……」
知世がにこにこしながら言った。
「うん、ペンギンショーとっても楽しみ!」
さくらはワクワクしているようだ。
「まだかなあ~。早くペンギンショーみたいよ」
「あやめも嬉しそう」
あやめもにこにことしていた。
妹たちが嬉しそうなのを見るとすみれもうれしくなる。もともとペンギンショーを楽しみにしていたが、ますます楽しみになった。
「あ、ペンギンショー始まるよ」
真子の声が聞こえた。
ペンギンショーは期待通り様々な技を見せてくれた。
「はい、拍手~!」
お姉さんの声にみんな拍手する。
「すごいね」
「ああ、すごいな」
すみれと小龍でそう話していた時だった。
「!」
「まさか!」
とある気配を感じて2人の体がびくりと揺れる。
「どうなさいました?」
智世が不思議そうに声をかける。
「ちょっとあのカードの気配がして……」
「まあ……」
智世はちょっとだけ驚いた顔をした。
「どこだ……。どこにいるんだ……」
「小龍、あそこ!」
すみれの言葉に気配を探っていた小龍はプールをみた。
そこにはペンギンショーのお姉さんが渦みたいなものに足を引きずられているところだった。
そして彼女を助けようとしたペンギンまで渦に巻き込まれていく。
「ペンギンさん、ペンギンさん!」
さくらがドンドンと水槽を叩く音がする。
「さくらちゃん!」
知世が彼女を抑えた。
「なんでペンギンさんは泳ぎの得意なはずじゃ……」
あやめも心配そうな顔をして水槽を見る。
「小龍、あれってやっぱり……」
「ああ、クロウカードの気配だろうな……。かすかに気配を感じる」
「どうする? あのままだとおぼれちゃう……」
お姉さんもペンギンも。
「でもどうやって助ける? ここは人が多すぎる……」
「でも……!」
「すみれ、あれ!」
美空がプールを差す。そこには二人の人物がいた。
一人はお姉さんの渦に手をかけて渦から引きはがそうとする。もう一人はペンギンの渦を引きはがしにかかった。
やがて渦もおさまり、元の静けさが戻ってきた。
「お兄ちゃんにお姉ちゃん……」
すみれは驚いた。
お姉さんを助けたのは兄の桃矢でペンギンを助けたのは姉の梅香だ。
水面に上がってきた彼らをみてさくらとあやめも驚いた顔をしている。
「本当に色々なところでバイトしているね。桃矢さんと梅香さん」
美空の言葉にすみれは頷くしかなかった。