さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百五話 凍っちゃうアイススケート場
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やっとのことでスケートリンクへたどり着くとさくらが『凍(フリーズ)』のカードに弾き飛ばされている所だった。
「さくら!」
すみれが叫んで中に入ろうとする。
「待って! その靴じゃ入れないわ。変えないと!」
美空がとめる。
カードを使うためにスケート靴から普通の靴に変えていたので止めたのだ。
「あ、そっか。急いで変えないと……」
急ぐあまりになかなか履けなかったが、無事に掃くことができてスケートリンクの中へ入る。
「さくら!」
さくらのもとに向かうと凍りかけたさくらを小狼が起こしている所だった。
「こっちだ!」
小龍が『凍(フリーズ)』を引き付ける。
「僕が引き付ける! すみれは木之本さんをお願い!」
「うん。ありがとう!」
すみれはお礼を言った。
「さくら…! さくら…!」
名前を呼ぶが目を覚まさない。
「みんな凍ったままでいいのか!」
小狼の言葉でさくらは目を覚ます。
「雷帝招来!」
小龍が『凍(フリーズ)』を攻撃する。それに引き付けられてこちらには目を向けない。
「あ……!」
さくらが目を覚ます。
「目を覚ましたのね! 『暖(ウォーム)』!」
すみれが『暖(ウォーム)』のカードを使い、凍った部分を溶かす。
「俺が『凍(フリーズ)』を引き付ける。お前はそのすきに封印するんだ」
それを見届けた小狼が作戦をさくらに話す。
「でもどうやって……」
「やつは攻撃の時氷の上に姿を現す。その時を狙うんだ」
そう小狼は言った。
「うん」
さくらは頷いた。
それを見ると小狼は小龍の元へと向かった。
「助かった。小龍」
「いいや。無事に起こし終えたんだね。作戦はある?」
「ああ」
「じゃあ引き付けようか」
二人は同時方向へと滑る。
『凍(フリーズ)』が後を追って攻撃してくる。
小龍と小狼はさくらとすみれの方向へと追い詰めるために滑る。
やがてさくらとすみれの方向にたどり着くと方向転換する。
それと同時に『凍(フリーズ)』が姿を現す。
「さくら!」
「「いまだ!」」
すみれ、小龍、小狼の促しを受けてさくらが杖を振りかぶる。
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
『凍(フリーズ)』のカードは封印され、小狼のものになった。
それと同時に凍った生徒もマイナスになった温度計も元に戻った。
「暑~い!」
暖かくなった室内に厚着をしていた苺鈴が叫ぶ。
「みんな元に戻ったようで良かったね」
小龍が言った。
「うん。一時はどうなるかと思ったけど」
すみれは頷いた。
2人で滑っている最中だった。
「はい。これ。観月先生から」
そこへさくらが現れ、温かい飲み物を渡してくる。
「ありがとう」
「ありがとう、木之本さん」
2人でお礼を言う。
やがてさくらは他の生徒へ飲み物を配りに行って誰かに向かってほほ笑んだ。
「どわっ!」
小狼の悲鳴が聞こえた。
彼は転んだのだ。
「何やっているんだ? あいつ?」
「さあ?」
すみれは知らないとばかりに首を横に振った。
その向こうでは得意げにお盆を掲げるさくらがいたのだった。
「さくら!」
すみれが叫んで中に入ろうとする。
「待って! その靴じゃ入れないわ。変えないと!」
美空がとめる。
カードを使うためにスケート靴から普通の靴に変えていたので止めたのだ。
「あ、そっか。急いで変えないと……」
急ぐあまりになかなか履けなかったが、無事に掃くことができてスケートリンクの中へ入る。
「さくら!」
さくらのもとに向かうと凍りかけたさくらを小狼が起こしている所だった。
「こっちだ!」
小龍が『凍(フリーズ)』を引き付ける。
「僕が引き付ける! すみれは木之本さんをお願い!」
「うん。ありがとう!」
すみれはお礼を言った。
「さくら…! さくら…!」
名前を呼ぶが目を覚まさない。
「みんな凍ったままでいいのか!」
小狼の言葉でさくらは目を覚ます。
「雷帝招来!」
小龍が『凍(フリーズ)』を攻撃する。それに引き付けられてこちらには目を向けない。
「あ……!」
さくらが目を覚ます。
「目を覚ましたのね! 『暖(ウォーム)』!」
すみれが『暖(ウォーム)』のカードを使い、凍った部分を溶かす。
「俺が『凍(フリーズ)』を引き付ける。お前はそのすきに封印するんだ」
それを見届けた小狼が作戦をさくらに話す。
「でもどうやって……」
「やつは攻撃の時氷の上に姿を現す。その時を狙うんだ」
そう小狼は言った。
「うん」
さくらは頷いた。
それを見ると小狼は小龍の元へと向かった。
「助かった。小龍」
「いいや。無事に起こし終えたんだね。作戦はある?」
「ああ」
「じゃあ引き付けようか」
二人は同時方向へと滑る。
『凍(フリーズ)』が後を追って攻撃してくる。
小龍と小狼はさくらとすみれの方向へと追い詰めるために滑る。
やがてさくらとすみれの方向にたどり着くと方向転換する。
それと同時に『凍(フリーズ)』が姿を現す。
「さくら!」
「「いまだ!」」
すみれ、小龍、小狼の促しを受けてさくらが杖を振りかぶる。
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
『凍(フリーズ)』のカードは封印され、小狼のものになった。
それと同時に凍った生徒もマイナスになった温度計も元に戻った。
「暑~い!」
暖かくなった室内に厚着をしていた苺鈴が叫ぶ。
「みんな元に戻ったようで良かったね」
小龍が言った。
「うん。一時はどうなるかと思ったけど」
すみれは頷いた。
2人で滑っている最中だった。
「はい。これ。観月先生から」
そこへさくらが現れ、温かい飲み物を渡してくる。
「ありがとう」
「ありがとう、木之本さん」
2人でお礼を言う。
やがてさくらは他の生徒へ飲み物を配りに行って誰かに向かってほほ笑んだ。
「どわっ!」
小狼の悲鳴が聞こえた。
彼は転んだのだ。
「何やっているんだ? あいつ?」
「さあ?」
すみれは知らないとばかりに首を横に振った。
その向こうでは得意げにお盆を掲げるさくらがいたのだった。
