さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百二話 怪我をしたカード
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「あそこ!」
魔力の一番強いところに向かうと小狼が『駆(ダッシュ)』を追い詰めているようだった。
「怖がっているのに……」
「でも効率的だよ」
頭を抱えるすみれに小龍が苦笑しながら言った。
やがて『駆(ダッシュ)』がさくらの方に向かっていったが、彼女は戸惑っているようだった。
「さくら!」
すみれは上空から見ているのをやめてさくらに近づく。
「すみれ……」
さくらの元気がない。
「さくら! はよ封印や!」
ケルベロスが促す。
「でも怜さんが……」
さくらはなお戸惑う
「封印に戸惑う気持ちは分かるけど、それは駄目だよ。今の怜さんの実力は『駆(ダッシュ)』のおかげ。自分の実力じゃないもので勝って彼女は喜ぶかな?」
「すみれの言う通りや! ほんまは分かっとんやろ!? 魔法で勝ったとしても実力でも何でもない! それでええんか!? それで心からおめでとうって言えるんか!?」
その言葉にはっとしたようだった。
「さくらちゃん!」
「さくら!」
「早く封印しろ!」
「木之本さん!」
全員がさくらを促す。
さくらは戸惑っていたが、やがて決意したように鍵を杖にした。
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
『駆(ダッシュ)』は封印され、小狼のものになった。
「おまえ、このカードが実体化していること知っていたのか?」
小狼が問い詰める。
さくらは黙ってうなずいた。
「ならどうして……」
途中で小狼の言葉が途切れる。
怜がピューイと呼んだ子を探す声が聞こえた。
それにさくらは瞳を潤ませ俯く。
「よおやったな」
ケルベロスが頭をなでる。
「さくら。頑張ったね。もっと傷つく前に早めに言えばよかった……」
すみれはそっとさくらを抱きしめた。
そんな姉妹とケルベロスの様子を見た小狼は『駆(ダッシュ)』のカードを見つめ直したのだった。
魔力の一番強いところに向かうと小狼が『駆(ダッシュ)』を追い詰めているようだった。
「怖がっているのに……」
「でも効率的だよ」
頭を抱えるすみれに小龍が苦笑しながら言った。
やがて『駆(ダッシュ)』がさくらの方に向かっていったが、彼女は戸惑っているようだった。
「さくら!」
すみれは上空から見ているのをやめてさくらに近づく。
「すみれ……」
さくらの元気がない。
「さくら! はよ封印や!」
ケルベロスが促す。
「でも怜さんが……」
さくらはなお戸惑う
「封印に戸惑う気持ちは分かるけど、それは駄目だよ。今の怜さんの実力は『駆(ダッシュ)』のおかげ。自分の実力じゃないもので勝って彼女は喜ぶかな?」
「すみれの言う通りや! ほんまは分かっとんやろ!? 魔法で勝ったとしても実力でも何でもない! それでええんか!? それで心からおめでとうって言えるんか!?」
その言葉にはっとしたようだった。
「さくらちゃん!」
「さくら!」
「早く封印しろ!」
「木之本さん!」
全員がさくらを促す。
さくらは戸惑っていたが、やがて決意したように鍵を杖にした。
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
『駆(ダッシュ)』は封印され、小狼のものになった。
「おまえ、このカードが実体化していること知っていたのか?」
小狼が問い詰める。
さくらは黙ってうなずいた。
「ならどうして……」
途中で小狼の言葉が途切れる。
怜がピューイと呼んだ子を探す声が聞こえた。
それにさくらは瞳を潤ませ俯く。
「よおやったな」
ケルベロスが頭をなでる。
「さくら。頑張ったね。もっと傷つく前に早めに言えばよかった……」
すみれはそっとさくらを抱きしめた。
そんな姉妹とケルベロスの様子を見た小狼は『駆(ダッシュ)』のカードを見つめ直したのだった。
