さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百二話 怪我をしたカード
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「フレー! フレー! と・も・え・だ!」
チアリーディング部の掛け声がグラウンドに響く。
すみれは部活の真っ最中だった。
その後ろで陸上部が部活をやっていた。
チアリーディング部の何人かが気づきその様子を見に行く。
相変わらず怜の足は速かった。
『駆(ダッシュ)』のおかげだ。
(やっぱり……このままじゃ良くないよね……)
すみれはそう思いながらも無理にさくらに封印を促すことも出来ず、悩んだ。
「……!?」
小龍は教室でクロウカードの気配を感じて窓に駆け寄った。
「小狼」
「ああ。小龍」
二人は頷きあう。
その視線の先には足が速い女の子、怜がいた。
(あれはクロウカードのおかげなのか……? あ、あれは……)
小龍は厳しい顔で外を見つめていたが、女の子を見つめているすみれに気づく。
(すみれ……?)
彼女をじっと見ていると視線に気づいたのかすみれが小龍の方を向いた。
小龍は彼女に陸上部の女の子をさして口パクで「あれはなんだ?」と伝えた。
すみれは「あとで」と同じく口パクで返し、チアリーディング部の活動に戻った。
「そっか……。『駆(ダッシュ)』はあの立花さんという女の子が保護しているのか……」
「そう。心の支えにしているのをさくらが見ちゃって封印を先延ばしにしようとしているのよ」
すみれは部活が終わった後、小龍とあい、すべてを説明した。
「すみれは木之本さくらさんを思って封印するように促せないんだね」
「そうかもしれない……」
悲しい顔を見たくないと思って封印を戸惑ってしまうさくらを促すことができない。
「でもすみれ。それは良くないことだよ。立花さんと木之本さくらさんの両方のことを思えば封印するように促すべきだ」
「そうだよね……。さくらに言ってみる……」
見守ると決めたが、今回のことは言うべきかもしれないと思った。
「そうするといいよ。自分の実力が一番だから」
小龍がほほ笑んだ時だった。
強い魔力の気配がした。
「小狼が気づいたみたいだ」
「嘘!? 早いかもしれない。よし。我らを運べ! 『翔(フライ)』!」
すみれは杖に羽をはやした形状にした。
「行くよ。小龍!」
乗るように促す。
「ああ!」
二人は空から魔力の強い場所に向かうように飛び立った。
チアリーディング部の掛け声がグラウンドに響く。
すみれは部活の真っ最中だった。
その後ろで陸上部が部活をやっていた。
チアリーディング部の何人かが気づきその様子を見に行く。
相変わらず怜の足は速かった。
『駆(ダッシュ)』のおかげだ。
(やっぱり……このままじゃ良くないよね……)
すみれはそう思いながらも無理にさくらに封印を促すことも出来ず、悩んだ。
「……!?」
小龍は教室でクロウカードの気配を感じて窓に駆け寄った。
「小狼」
「ああ。小龍」
二人は頷きあう。
その視線の先には足が速い女の子、怜がいた。
(あれはクロウカードのおかげなのか……? あ、あれは……)
小龍は厳しい顔で外を見つめていたが、女の子を見つめているすみれに気づく。
(すみれ……?)
彼女をじっと見ていると視線に気づいたのかすみれが小龍の方を向いた。
小龍は彼女に陸上部の女の子をさして口パクで「あれはなんだ?」と伝えた。
すみれは「あとで」と同じく口パクで返し、チアリーディング部の活動に戻った。
「そっか……。『駆(ダッシュ)』はあの立花さんという女の子が保護しているのか……」
「そう。心の支えにしているのをさくらが見ちゃって封印を先延ばしにしようとしているのよ」
すみれは部活が終わった後、小龍とあい、すべてを説明した。
「すみれは木之本さくらさんを思って封印するように促せないんだね」
「そうかもしれない……」
悲しい顔を見たくないと思って封印を戸惑ってしまうさくらを促すことができない。
「でもすみれ。それは良くないことだよ。立花さんと木之本さくらさんの両方のことを思えば封印するように促すべきだ」
「そうだよね……。さくらに言ってみる……」
見守ると決めたが、今回のことは言うべきかもしれないと思った。
「そうするといいよ。自分の実力が一番だから」
小龍がほほ笑んだ時だった。
強い魔力の気配がした。
「小狼が気づいたみたいだ」
「嘘!? 早いかもしれない。よし。我らを運べ! 『翔(フライ)』!」
すみれは杖に羽をはやした形状にした。
「行くよ。小龍!」
乗るように促す。
「ああ!」
二人は空から魔力の強い場所に向かうように飛び立った。
