さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百二話 怪我をしたカード
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「陸上競技大会って今度の日曜日だったよね?」
木之本家でくつろいでいると藤隆が声をかけてきた。
「うん」
「そうだよ」
「あってるよ」
三つ子は頷いた。
「お弁当作らなきゃね」
「本当!?」
「悪いよ……。でも嬉しい」
喜ぶあやめとすみれだが、さくらの元気がない。
「自分でやるよ……」
「僕もその日、大学に行く用事があるからさくらさん、すみれさん、あやめさんの分も一緒に作りますよ」
そう言って藤隆はほほ笑んだ。
それを聞いてさくらは無理にほほ笑んだ。
「お前出るのか?」
桃矢が訊く。
「いいえ。チアリーディング部の応援で」
「友枝から誰か出るの?」
「六年生の女の子が……」
雪兎の質問にさくらが答える。
「男子より早いって噂です」
「不調だったみたいですけど調子を戻してきたみたいです」
「へえ! すごいね……」
すみれとあやめの説明に雪兎が感心する。
「そういえばとーやも去年、百メートルのインターハイに出たんだっけ」
「出てない」
桃矢は否定する。
「でも校内記録には残ってるよね」
「梅香もそうよね。もったいないな―と思っちゃった」
「まあね」
梅香はぼりぼりとせんべいを口にする。
「二人とも校内大会で記録を出して選手に選ばれたけどインターハイには出なかったんだよね」
「「「どうして?」」」
選手に選ばれたのなら出ればいいのにと思った。
「「バイトと重なった」」
「とーやと梅香らしいね」
「残念。私、応援に行ったのに」
さくらが笑いながら言った。
調子が少しを戻ってきたらしい。
「さくらちゃんが応援してくれたらその子もきっと頑張れるよ」
「そうだと良いんですけど」
さくらは頬を赤くする。
「ねえ、すみれ。さくら、さっきから元気なくない?」
元気を取り戻したさくらをみてあやめがこっそりと訊いてくる。
「そうだね。悩んでいるんだよ」
「悩む? 何を?」
「う~ん。もし勉強とか料理とか運動とかが上手になったとして……。それが誰かの助けのおかげだとしたら嬉しい?」
肝心なところをぼかしてすみれは訊いた。
「う~ん……。誰かの助けのおかげで運動とかが上手になったってことでしょ? 私は嬉しくないかな……。自分の実力でやるからこそ嬉しいじゃない?」
「うん……。そうだよね……」
すみれは頷いた。
あやめの言っていることは正しい。自分の実力でやるからこそ嬉しいのだ。
木之本家でくつろいでいると藤隆が声をかけてきた。
「うん」
「そうだよ」
「あってるよ」
三つ子は頷いた。
「お弁当作らなきゃね」
「本当!?」
「悪いよ……。でも嬉しい」
喜ぶあやめとすみれだが、さくらの元気がない。
「自分でやるよ……」
「僕もその日、大学に行く用事があるからさくらさん、すみれさん、あやめさんの分も一緒に作りますよ」
そう言って藤隆はほほ笑んだ。
それを聞いてさくらは無理にほほ笑んだ。
「お前出るのか?」
桃矢が訊く。
「いいえ。チアリーディング部の応援で」
「友枝から誰か出るの?」
「六年生の女の子が……」
雪兎の質問にさくらが答える。
「男子より早いって噂です」
「不調だったみたいですけど調子を戻してきたみたいです」
「へえ! すごいね……」
すみれとあやめの説明に雪兎が感心する。
「そういえばとーやも去年、百メートルのインターハイに出たんだっけ」
「出てない」
桃矢は否定する。
「でも校内記録には残ってるよね」
「梅香もそうよね。もったいないな―と思っちゃった」
「まあね」
梅香はぼりぼりとせんべいを口にする。
「二人とも校内大会で記録を出して選手に選ばれたけどインターハイには出なかったんだよね」
「「「どうして?」」」
選手に選ばれたのなら出ればいいのにと思った。
「「バイトと重なった」」
「とーやと梅香らしいね」
「残念。私、応援に行ったのに」
さくらが笑いながら言った。
調子が少しを戻ってきたらしい。
「さくらちゃんが応援してくれたらその子もきっと頑張れるよ」
「そうだと良いんですけど」
さくらは頬を赤くする。
「ねえ、すみれ。さくら、さっきから元気なくない?」
元気を取り戻したさくらをみてあやめがこっそりと訊いてくる。
「そうだね。悩んでいるんだよ」
「悩む? 何を?」
「う~ん。もし勉強とか料理とか運動とかが上手になったとして……。それが誰かの助けのおかげだとしたら嬉しい?」
肝心なところをぼかしてすみれは訊いた。
「う~ん……。誰かの助けのおかげで運動とかが上手になったってことでしょ? 私は嬉しくないかな……。自分の実力でやるからこそ嬉しいじゃない?」
「うん……。そうだよね……」
すみれは頷いた。
あやめの言っていることは正しい。自分の実力でやるからこそ嬉しいのだ。
