さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第百一話 あま~いクッキング
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再びの家庭科の授業──。
「百グラム丁度。間違いないですわ」
智世がお砂糖の量を測る。
「小麦粉の量も間違いないよ」
美空が小麦粉を今度は測って言った。
「量は間違いなさそうだね」
すみれは頷くとあたりを見回した。
周りの子たちは今度失敗したらどうしようかと不安になっていた。
(あれ? 観月先生……?)
すみれは家庭科室の外に観月先生がいるのに気づいた。
すみれにはあまり関わってこないが、良い先生だなと思っている。
(何しに思っているんだろう?)
不思議に思って首をかしげる。
「すみれ。今度は卵を割って」
「う、うん」
美空に話しかけられて一瞬目を離す。
(あれ? いない……)
再び教室の外を覗くと彼女はいなかった。
(不思議な先生だな……。やっぱり彼女の役目は……)
府と観月先生に想いを馳せるが、気にしている場合ではないと卵を割って混ぜ始めた。
やがてオーブンにケーキを入れて、教室から生徒たちが出始める。
残っているのはさくらと小狼、すみれと小龍の四人だった。
「クロウカードの」
「気配がする」
そう言ってさくらと小狼が教室を見回したときだった。
さくらの携帯電話が鳴った。
「もしもし? ケロちゃん?」
おそらくケルベロスだろうと思って彼女は出た。
『ケーキを甘しとんのは『甘(スイート)』の仕業や!』
カードの名前をケルベロスが口にした。
「『甘(スイート)』?」
『食べ物とみるとなんでも甘くするいたずらもんや。甘いものが大好きやさかい。ケーキの所に行ったんやろ。ま。がいは全然ないやつや』
『ケルベロス。調理実習中のさくらにそれ言う?』
そばで聞いていた呆れたようなアップルティーアの声も聞こえた。
「アップルの言う通りだよ。害はあるよ! またケーキを甘くされちゃったら困るもん!」
そう言ってさくらは通話を切った。
「李小狼君」
「うん」
さくらと小狼は背中合わせになって教室を見回す。同じようにすみれと小龍も背中合わせになる。
「やっぱりクロウカードの気配がする」
「ああ」
「活動しているんでしょうね……」
「きっとオーブンの中にいるはず。注意深く見守らないと」
四人はオーブンの中を注意深く見ていった。
「みんなが戻ってくるまでにカードに戻さないと……」
さくらはタイムリミットを口にした。
そうしないと大変なことになるからだ。
「小狼あれ!」
「あれは……!」
小龍が見つけ、小狼に教える。
「ケーキに何かかけてる」
さくらも二人に続いて気づいた。
小さな女の子がケーキに粉のようなものをふりかけていたのだ。
小狼がオーブンを開けると飛び出してきた。
「ドアを閉めろ!」
小狼がさくらに警告する。
「うん!」
さくらは慌ててドアの方に向かうが、少女のスピードの方が速かった。
「任せて! ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)」!」
ハートの鍵を杖にした。
「この教室を囲め! 『囲(エンクローズ)』!」
赤い透明な立方体が教室を包む。
少女が赤い壁にぶつかって方向転換する。
その後ろからさくらがやってきてドアを閉めた。
別のドアを小狼が締め、窓を小龍が閉めた。
「百グラム丁度。間違いないですわ」
智世がお砂糖の量を測る。
「小麦粉の量も間違いないよ」
美空が小麦粉を今度は測って言った。
「量は間違いなさそうだね」
すみれは頷くとあたりを見回した。
周りの子たちは今度失敗したらどうしようかと不安になっていた。
(あれ? 観月先生……?)
すみれは家庭科室の外に観月先生がいるのに気づいた。
すみれにはあまり関わってこないが、良い先生だなと思っている。
(何しに思っているんだろう?)
不思議に思って首をかしげる。
「すみれ。今度は卵を割って」
「う、うん」
美空に話しかけられて一瞬目を離す。
(あれ? いない……)
再び教室の外を覗くと彼女はいなかった。
(不思議な先生だな……。やっぱり彼女の役目は……)
府と観月先生に想いを馳せるが、気にしている場合ではないと卵を割って混ぜ始めた。
やがてオーブンにケーキを入れて、教室から生徒たちが出始める。
残っているのはさくらと小狼、すみれと小龍の四人だった。
「クロウカードの」
「気配がする」
そう言ってさくらと小狼が教室を見回したときだった。
さくらの携帯電話が鳴った。
「もしもし? ケロちゃん?」
おそらくケルベロスだろうと思って彼女は出た。
『ケーキを甘しとんのは『甘(スイート)』の仕業や!』
カードの名前をケルベロスが口にした。
「『甘(スイート)』?」
『食べ物とみるとなんでも甘くするいたずらもんや。甘いものが大好きやさかい。ケーキの所に行ったんやろ。ま。がいは全然ないやつや』
『ケルベロス。調理実習中のさくらにそれ言う?』
そばで聞いていた呆れたようなアップルティーアの声も聞こえた。
「アップルの言う通りだよ。害はあるよ! またケーキを甘くされちゃったら困るもん!」
そう言ってさくらは通話を切った。
「李小狼君」
「うん」
さくらと小狼は背中合わせになって教室を見回す。同じようにすみれと小龍も背中合わせになる。
「やっぱりクロウカードの気配がする」
「ああ」
「活動しているんでしょうね……」
「きっとオーブンの中にいるはず。注意深く見守らないと」
四人はオーブンの中を注意深く見ていった。
「みんなが戻ってくるまでにカードに戻さないと……」
さくらはタイムリミットを口にした。
そうしないと大変なことになるからだ。
「小狼あれ!」
「あれは……!」
小龍が見つけ、小狼に教える。
「ケーキに何かかけてる」
さくらも二人に続いて気づいた。
小さな女の子がケーキに粉のようなものをふりかけていたのだ。
小狼がオーブンを開けると飛び出してきた。
「ドアを閉めろ!」
小狼がさくらに警告する。
「うん!」
さくらは慌ててドアの方に向かうが、少女のスピードの方が速かった。
「任せて! ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)」!」
ハートの鍵を杖にした。
「この教室を囲め! 『囲(エンクローズ)』!」
赤い透明な立方体が教室を包む。
少女が赤い壁にぶつかって方向転換する。
その後ろからさくらがやってきてドアを閉めた。
別のドアを小狼が締め、窓を小龍が閉めた。
