さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十四話 さくらと素敵なお友達
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「う~ん。クロウカードの仕業やな」
学校から帰った後、すみれたちはさくらの部屋に集まっていた。
「やっぱり」
知世は自分の考えがあっていたことを確信した。
「もう。すっごく片付けるの大変だったんだから!」
さくらは大変だったとばかりに文句を言った。
「でもそのおかげで授業は潰れましたわ」
「それは嬉しかったけど……」
さくらのその言葉にすみれは苦笑した。授業がつぶれて嬉しいのは分かるが。
「でも学校を滅茶苦茶にするクロウカードって何?」
「う~ん。分からんなあ……。とにかくさくら。カードキャプターの出番や」
「な、なんで!?」
さくらは驚いている。
「クロウカードの仕業やったら捕まえなあかんやろ」
「だから無理だってば……」
「カードを吹き飛ばしたんは誰かな……?」
さくらは辞退しようとするがケルベロスがぼそりと呟く。
「うっ……」
痛いところを突かれたさくらは言葉に詰まる。
「そんなら今晩学校へゴーや!」
「ええ!! 今晩!?」
「やっぱり夜は驚くよねえ……」
すみれは深くうなずいた。夜に学校に行くのはできれば遠慮したい。なぜなら……
「夜はダメ!」
「なんでや?」
夜はダメというさくらに理由をケルベロスがきく。
「だってえ……夜の学校なんて……」
さくらの想像ではお化けに追いかけられる姿があった。
「だ、大丈夫だよ。さくら。夜の学校にお化けなんていなかったし……」
「でもすみれ……。夜は怖いよ~!」
「私だって怖かったものぉぉぉぉ! 夜の学校なんて……」
木之本すみれと木之本さくら。この二人は兄と姉のせいでお化けや幽霊が嫌いだった。
「けど、夜にならんと活動せえへんカードもあるんやで」
ケルベロスが諭すように言った。
「この姉妹はお化けと幽霊が嫌いという共通点があるのね……」
アップルティーアが感心したように言った。
「お兄さんとお姉さんのせいよね……」
「そこが二人とも可愛いですわ」
美空と智世が呟く。
「「でも夜の学校は怖いもの……」」
「確かに夜の学校は危ないかもしれませんわね」
「知世ちゃん!」
分かってくれるのかとばかりにさくらの目が輝く。
「ですから私もついていきます!」
知世の宣言にさくらはずっこけた。
「さくらちゃんの雄姿をぜひビデオにおさめねなりませんわ!」
「ど、どうして……?」
「それが私の趣味だからですわ」
知世はきっぱりと断言した。
「やっぱり知世ちゃんと智世ちゃんも姉妹だねえ……」
「そうですか? 似てないと思うのですが……。そういえば私もすみれちゃんの雄姿をビデオにおさめるためにも学校についていきますわ!」
智世の瞳は輝いている。
「そういうところが似ているのよ……」
「本人に自覚はないけれどねえ……」
アップルティーアが美空の言葉にうなずく。
智世と知世も対象は違えど、ビデオをとるのが趣味だった。その意味では似たもの姉妹だった。
「で、ケルベロス。これからどうするの?」
「おう! もちろん今晩、7人で襲撃や!」
「そうと決まればますます決めポーズの完成を急がなければ!」
「おう! 今から特訓やー!」
「ふええええ!」
木之本家にはさくらの叫びが響いた。
夜まで濃密な時間を過ごせそうである。
学校から帰った後、すみれたちはさくらの部屋に集まっていた。
「やっぱり」
知世は自分の考えがあっていたことを確信した。
「もう。すっごく片付けるの大変だったんだから!」
さくらは大変だったとばかりに文句を言った。
「でもそのおかげで授業は潰れましたわ」
「それは嬉しかったけど……」
さくらのその言葉にすみれは苦笑した。授業がつぶれて嬉しいのは分かるが。
「でも学校を滅茶苦茶にするクロウカードって何?」
「う~ん。分からんなあ……。とにかくさくら。カードキャプターの出番や」
「な、なんで!?」
さくらは驚いている。
「クロウカードの仕業やったら捕まえなあかんやろ」
「だから無理だってば……」
「カードを吹き飛ばしたんは誰かな……?」
さくらは辞退しようとするがケルベロスがぼそりと呟く。
「うっ……」
痛いところを突かれたさくらは言葉に詰まる。
「そんなら今晩学校へゴーや!」
「ええ!! 今晩!?」
「やっぱり夜は驚くよねえ……」
すみれは深くうなずいた。夜に学校に行くのはできれば遠慮したい。なぜなら……
「夜はダメ!」
「なんでや?」
夜はダメというさくらに理由をケルベロスがきく。
「だってえ……夜の学校なんて……」
さくらの想像ではお化けに追いかけられる姿があった。
「だ、大丈夫だよ。さくら。夜の学校にお化けなんていなかったし……」
「でもすみれ……。夜は怖いよ~!」
「私だって怖かったものぉぉぉぉ! 夜の学校なんて……」
木之本すみれと木之本さくら。この二人は兄と姉のせいでお化けや幽霊が嫌いだった。
「けど、夜にならんと活動せえへんカードもあるんやで」
ケルベロスが諭すように言った。
「この姉妹はお化けと幽霊が嫌いという共通点があるのね……」
アップルティーアが感心したように言った。
「お兄さんとお姉さんのせいよね……」
「そこが二人とも可愛いですわ」
美空と智世が呟く。
「「でも夜の学校は怖いもの……」」
「確かに夜の学校は危ないかもしれませんわね」
「知世ちゃん!」
分かってくれるのかとばかりにさくらの目が輝く。
「ですから私もついていきます!」
知世の宣言にさくらはずっこけた。
「さくらちゃんの雄姿をぜひビデオにおさめねなりませんわ!」
「ど、どうして……?」
「それが私の趣味だからですわ」
知世はきっぱりと断言した。
「やっぱり知世ちゃんと智世ちゃんも姉妹だねえ……」
「そうですか? 似てないと思うのですが……。そういえば私もすみれちゃんの雄姿をビデオにおさめるためにも学校についていきますわ!」
智世の瞳は輝いている。
「そういうところが似ているのよ……」
「本人に自覚はないけれどねえ……」
アップルティーアが美空の言葉にうなずく。
智世と知世も対象は違えど、ビデオをとるのが趣味だった。その意味では似たもの姉妹だった。
「で、ケルベロス。これからどうするの?」
「おう! もちろん今晩、7人で襲撃や!」
「そうと決まればますます決めポーズの完成を急がなければ!」
「おう! 今から特訓やー!」
「ふええええ!」
木之本家にはさくらの叫びが響いた。
夜まで濃密な時間を過ごせそうである。
