さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第九十八話 新しい素敵な先生
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お昼休み──。
小狼にすみれたちは呼び出されていた。
「観月先生がどうかしたの?」
さくらが呼び出した小狼に訊く。
彼が呼び出したのは新しい先生についてだったのだ。
「おまえ、感じなかったのか?」
「何を?」
さくらは意図がつかめないのか訊く。
「すみれは分かるよね?」
「あ~。あの先生ね……」
小龍に訊かれて言葉を濁す。強い魔力を持っていると言いたいのだろう。
「あ、小狼! ここにいた~!」
小狼が答えようとした瞬間、苺鈴がやってきた。
「一緒にご飯食べよう!」
そういって小狼を連れ出そうとするが、小狼はまじめなはなしをしているととめる。
「何を?」
「観月先生の話ですわ」
知世がほほ笑む。
「観月先生から何か感じないかって話」
美空も頷く。
それを聞いた苺鈴は私というものがありながらととんでもない方向に勘違いする。
「はいはい。苺鈴はあっちに行っていようね……」
小龍が苺鈴の口をふさぐ。
「お前本当に気づかなかったのか? あの先生の気配」
小狼が再度さくらに訊く。
「気配?」
さくらはきょとんとした。
「かなりの力の持ち主だ。用心した方が良い」
小狼はそう言った。
「それはそうだけど、そんなに警戒するような人じゃない気がする……」
「へえ? そう感じたんだ。何か聞いてる?」
アリアや美帆から何か聞いていないかという意を含んで小龍が訊く。
「まあ、あとでね」
すみれは後で話すと言った。近づいてくる気配に気づいたのだ。
「え、あ。なるほど……」
すみれに言われて小龍も気づく。月の魔力に。
「と、とにかく用心したほうがいい」
気を取り直して小狼は再度言い直した。
「それは困っちゃうな」
声をかけられてすみれと小龍を覗いた全員が驚く。
この二人だけ近づいてくる気配に気づいていたのだ。
「観月先生!」
さくらが名前を呼ぶ。
「こんなにそばまで来ていたのに全然気づかなかった……」
「あ~。小狼はそうだよね。強い魔力を持っていそうだから気づかなさそう」
「小龍は気づいていたのか?」
「うっすらとね」
小龍はほほ笑んだ。
「李小狼君だったわね。私はあなたたちの新しい算数の先生よ。用心されて勉強がはかどらないと困っちゃうわ。ね、李小龍君、大道寺知世さん、大道寺智世さん、李苺鈴さん、向川美空さん、木之本すみれさんにあなたが木之本さくらさんね」
「は、はい!」
さくらはどこか嬉しそうだ。
「昨日はありがとうございました」
頭をさくらは下げる。
「また会えたわね」
そういって観月先生はほほ笑んだ。
(不思議な人だな……)
そんな感想をすみれは抱いた。
小狼にすみれたちは呼び出されていた。
「観月先生がどうかしたの?」
さくらが呼び出した小狼に訊く。
彼が呼び出したのは新しい先生についてだったのだ。
「おまえ、感じなかったのか?」
「何を?」
さくらは意図がつかめないのか訊く。
「すみれは分かるよね?」
「あ~。あの先生ね……」
小龍に訊かれて言葉を濁す。強い魔力を持っていると言いたいのだろう。
「あ、小狼! ここにいた~!」
小狼が答えようとした瞬間、苺鈴がやってきた。
「一緒にご飯食べよう!」
そういって小狼を連れ出そうとするが、小狼はまじめなはなしをしているととめる。
「何を?」
「観月先生の話ですわ」
知世がほほ笑む。
「観月先生から何か感じないかって話」
美空も頷く。
それを聞いた苺鈴は私というものがありながらととんでもない方向に勘違いする。
「はいはい。苺鈴はあっちに行っていようね……」
小龍が苺鈴の口をふさぐ。
「お前本当に気づかなかったのか? あの先生の気配」
小狼が再度さくらに訊く。
「気配?」
さくらはきょとんとした。
「かなりの力の持ち主だ。用心した方が良い」
小狼はそう言った。
「それはそうだけど、そんなに警戒するような人じゃない気がする……」
「へえ? そう感じたんだ。何か聞いてる?」
アリアや美帆から何か聞いていないかという意を含んで小龍が訊く。
「まあ、あとでね」
すみれは後で話すと言った。近づいてくる気配に気づいたのだ。
「え、あ。なるほど……」
すみれに言われて小龍も気づく。月の魔力に。
「と、とにかく用心したほうがいい」
気を取り直して小狼は再度言い直した。
「それは困っちゃうな」
声をかけられてすみれと小龍を覗いた全員が驚く。
この二人だけ近づいてくる気配に気づいていたのだ。
「観月先生!」
さくらが名前を呼ぶ。
「こんなにそばまで来ていたのに全然気づかなかった……」
「あ~。小狼はそうだよね。強い魔力を持っていそうだから気づかなさそう」
「小龍は気づいていたのか?」
「うっすらとね」
小龍はほほ笑んだ。
「李小狼君だったわね。私はあなたたちの新しい算数の先生よ。用心されて勉強がはかどらないと困っちゃうわ。ね、李小龍君、大道寺知世さん、大道寺智世さん、李苺鈴さん、向川美空さん、木之本すみれさんにあなたが木之本さくらさんね」
「は、はい!」
さくらはどこか嬉しそうだ。
「昨日はありがとうございました」
頭をさくらは下げる。
「また会えたわね」
そういって観月先生はほほ笑んだ。
(不思議な人だな……)
そんな感想をすみれは抱いた。
