さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第九十五話 素敵な歌
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後を追って屋上まですみれたちはやってきた。
「いるな」
「うん。でも何も見えないよ」
さくらが小狼に頷く。
「『歌(ソング)』のカードは目には見えへんからな~」
ケルベロスが言った。
「目に見えないものをどうやって捕まえるかよね」
「ええ。この広い友枝小を追いかけっこは疲れるしね」
アップルティーアがため息をつく。
「なら……。この校舎を囲め、『囲(エンクローズ)』!」
すみれは校舎を囲むことで範囲を限定した。
「これでこの校舎だけになったわ」
「ナイス! すみれ」
アップルティーアがにっこりした。
「それで範囲は限定されたとはいえ、目に見えないわけよね……」
美空が考え込む。
「じゃあどうやって封印したらいいの?」
さくらが訊いた。
「まあ。待て。知世。この歌、まだ練習中なんか?」
ケルベロスが訊いた。
「ええ。まだ高音部が不安定で……」
「練習していましたものね」
智世が頷く。
「それでやな! コピーした知世が完璧やと思ってへんかったから、『歌(ソング)』の方も頑張って練習したっちゅうわけや。知世が練習してんのと同じ音楽室でな」
「カードさん練習熱心なんですね」
「ええ。知世と同じですわ」
知世と智世は感心した。
「けどこのままにしとくわけにはいかないだろう。何とかしないと幽霊騒ぎが大きくなる」
小狼が指摘したことは現実的なことだった。
「心配はもっともだね。大道寺知世さんの声だと分かる人にはわかる声をしているわけだし……」
「知世ちゃんの声だと分かっちゃう子もいるかもしれないし……」
さくらは不安げだ。
「どうすればいいんでしょう?」
知世も不安げだ。
「それなら私がカードの前で歌うの!」
苺鈴は自信ありげだ。
「まあそれは置いておいて。コピーした知世がこの歌が完璧やと思いながら歌えばカードも満足して姿を現すんやけど……」
「私が……?」
不安げなようだ。
「大丈夫だよ。昨日聞かせてもらったけど素敵だったもん。知世ちゃんならできるよ!」
「うん、とっても素敵だった。だから大丈夫だよ!」
「自信をもって知世ちゃん!」
さくら、すみれ、美空が励ます。
「知世。知世なら大丈夫ですわ」
智世が手を握りながら励ます。
「分かりましたわ。自信をもって歌ってみます」
励ましを受けて知世は歌う決心をした。
夜の友枝小学校に歌声が響く。
いつの間にか『歌(ソング)』も姿を現してデュエットになった。
すみれたちは聞きほれた。
やがて満足した『歌(ソング)』は本体を現した。
「今や!」
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
さくらが封印の呪文を唱えて封印された。
「よくやったで。知世、さくら」
ケルベロスがほめたたえる。
「とっても素敵だったよ。ね、李小狼君」
小狼は優しげな顔で頷いた。
「私と張り合えるわね」
「かどうかは置いておいて」
ケルベロスがそう言うと苺鈴はちょっと不満気だった。
「今回はなんも出来へんかったな~。小僧」
ケルベロスがからかう。
「ぬいぐるみ」
「なんやて!」
ケルベロスが突っかかる。
喧嘩している二人を録音し損ねたさくらの悲鳴が打ち破る。
小狼はカードの名前を書いて録音させればいいと提案する。
「我に至上の歌声を聞かせよ! 『歌(ソング)』!」
夜の友枝小学校に知世と『歌(ソング)』のデュエットソングが響き渡った。
「いるな」
「うん。でも何も見えないよ」
さくらが小狼に頷く。
「『歌(ソング)』のカードは目には見えへんからな~」
ケルベロスが言った。
「目に見えないものをどうやって捕まえるかよね」
「ええ。この広い友枝小を追いかけっこは疲れるしね」
アップルティーアがため息をつく。
「なら……。この校舎を囲め、『囲(エンクローズ)』!」
すみれは校舎を囲むことで範囲を限定した。
「これでこの校舎だけになったわ」
「ナイス! すみれ」
アップルティーアがにっこりした。
「それで範囲は限定されたとはいえ、目に見えないわけよね……」
美空が考え込む。
「じゃあどうやって封印したらいいの?」
さくらが訊いた。
「まあ。待て。知世。この歌、まだ練習中なんか?」
ケルベロスが訊いた。
「ええ。まだ高音部が不安定で……」
「練習していましたものね」
智世が頷く。
「それでやな! コピーした知世が完璧やと思ってへんかったから、『歌(ソング)』の方も頑張って練習したっちゅうわけや。知世が練習してんのと同じ音楽室でな」
「カードさん練習熱心なんですね」
「ええ。知世と同じですわ」
知世と智世は感心した。
「けどこのままにしとくわけにはいかないだろう。何とかしないと幽霊騒ぎが大きくなる」
小狼が指摘したことは現実的なことだった。
「心配はもっともだね。大道寺知世さんの声だと分かる人にはわかる声をしているわけだし……」
「知世ちゃんの声だと分かっちゃう子もいるかもしれないし……」
さくらは不安げだ。
「どうすればいいんでしょう?」
知世も不安げだ。
「それなら私がカードの前で歌うの!」
苺鈴は自信ありげだ。
「まあそれは置いておいて。コピーした知世がこの歌が完璧やと思いながら歌えばカードも満足して姿を現すんやけど……」
「私が……?」
不安げなようだ。
「大丈夫だよ。昨日聞かせてもらったけど素敵だったもん。知世ちゃんならできるよ!」
「うん、とっても素敵だった。だから大丈夫だよ!」
「自信をもって知世ちゃん!」
さくら、すみれ、美空が励ます。
「知世。知世なら大丈夫ですわ」
智世が手を握りながら励ます。
「分かりましたわ。自信をもって歌ってみます」
励ましを受けて知世は歌う決心をした。
夜の友枝小学校に歌声が響く。
いつの間にか『歌(ソング)』も姿を現してデュエットになった。
すみれたちは聞きほれた。
やがて満足した『歌(ソング)』は本体を現した。
「今や!」
「汝のあるべき姿に戻れ! クロウカード!」
さくらが封印の呪文を唱えて封印された。
「よくやったで。知世、さくら」
ケルベロスがほめたたえる。
「とっても素敵だったよ。ね、李小狼君」
小狼は優しげな顔で頷いた。
「私と張り合えるわね」
「かどうかは置いておいて」
ケルベロスがそう言うと苺鈴はちょっと不満気だった。
「今回はなんも出来へんかったな~。小僧」
ケルベロスがからかう。
「ぬいぐるみ」
「なんやて!」
ケルベロスが突っかかる。
喧嘩している二人を録音し損ねたさくらの悲鳴が打ち破る。
小狼はカードの名前を書いて録音させればいいと提案する。
「我に至上の歌声を聞かせよ! 『歌(ソング)』!」
夜の友枝小学校に知世と『歌(ソング)』のデュエットソングが響き渡った。
