さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第九十四話 話し合いと眠りのクロウカード
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土曜日──。
「じゃあ、後は頼むわね!」
「うん。美空によろしく!」
笑顔で手を振るのはさくらだ。
藤隆への差し入れと美空への手土産を作成したすみれはさくらに見送られて美空の家へと向かった。
「さてアリアのやつが連絡取りたいってなると何かあったのかしらね」
鞄から顔を出したアップルティーアが呟く。
「さあ? 案外会いたいだけかもしれないよ」
「そうねえ。ま、その可能性もあるか。案外いたずら好きだしね」
アップルティーアは納得したようだった。
そんな会話をしてバスに乗って15分後には美空の家についていた。
「いらっしゃい、すみれ、アップル!」
美空は青いワンピースを着てニコニコと出迎えてくれた。
「こんにちは。美空。今日はお邪魔するわね。あ、これ差し入れ」
美空は差し入れのクッキーを渡した。
「ありがとう! あとでお茶と一緒に食べよう。智世ちゃんと聖奈さんは今部屋にいるから」
「智世ちゃんも聖奈さんももう部屋にいるの?」
すみれは驚いた。
予定より10分早く着いたのにそれより早く二人がついていたからだ。
「うん。智世ちゃんは張り切っていてさ」
「張り切っているって何を?」
ちょっと嫌な予感がした。
「もちろんすみれに着せる洋服だよ!」
「やっぱり~~!」
すみれは叫んだ。
予想通り、すみれは部屋につくと智世に引っ張られてコスチュームを着ることになった。
それを聖奈がくすくす笑いながら見ていた。
美空は自分たちだけで話をしたいというアップルティーアの言葉を汲んですみれのところに行っていた。
「すみれちゃんたち楽しそうだね」
「そんなこと言えるのあなたくらいでしょうよ」
アップルティーアが突っ込む。
「ふふふ。そう言ってもとめないんでしょ?」
「そうだけど……」
すみれがいろいろな衣装を着るのを見るは楽しいのでアップルティーアは止めないのだ。
「さて。そろそろもう一人の私が話したい事があるから変わるね」
そう言って聖奈はルナに変わるために羽をはやして繭みたいになった。
「は? ちょっといきなり変わらないでよ!」
アップルティーアが叫ぶが、ルナが次の瞬間には現れていた。
「全くもう……」
アップルティーアはため息をついた。
「お前、強引なの治した方が良いよ」
片割れなので二人称もお前と変化してアップルティーアはルナを呼んだ。
「ふん。話したい事があったのでな」
ルナがそんなことはどうでもいいとばかりにバッサリと切った。
「で? 強引に変わってまで話したいことは何?」
「ユエのことだ」
「ユエ? ユエってあの……。まさかもう覚醒しているの?」
何故ここでクロウカードの守護者の片割れの話が出てくるのかと戸惑ったが、さすが対で作られただけあって理解は早かった。
「ああ。うっすらと気配は感じる。おそらく私みたいに仮の姿でいるはずだ。だけど誰がそれかまでは分からない……。気配からして主の近くにいるはずだが……」
ルナは月の力を持つだけあって薄いその気配に気づいた。ただクロウカードがまだまだ集まっていないため、誰がそれかというのはまだ分からなかった。
「すみれのそばねえ……。ルナでも誰がそれかというのは分からないか……。まだカード集まり切っていない上に正体を隠すために魔力持ちの近くにいるはずね……」
「魔力持ちか……。候補は何人かいるが……」
紅花、桃矢、小龍に小狼、さくら、そしてすみれ自身もそうだった。
「すみれの近くにいるってことはすみれ自身の魔力を利用してさらに正体を隠している可能性もあるのよね……。本命はさくらだろうから……」
「主の三つ子の妹か……。4月に比べるとだいぶ魔力が上がったな……」
「そう。だからユエの力もうっすらと感じ取れるくらい強くなったと思うのよね……」
アップルティーアが言った。
「「…………」」
そこで二人は黙り込んだ。
「今の話は主には……」
「もちろん黙っているわ。ユエの話をしても混乱させるだけだし、『審判』にどんな影響があるかわからないから……」
リディアによって創られ、すみれによって生まれ変わったすみれカードの守護者たちは頷きあった。
やがて部屋に賑やかな少女たちの声が近づいてきていた。
「じゃあ、後は頼むわね!」
「うん。美空によろしく!」
笑顔で手を振るのはさくらだ。
藤隆への差し入れと美空への手土産を作成したすみれはさくらに見送られて美空の家へと向かった。
「さてアリアのやつが連絡取りたいってなると何かあったのかしらね」
鞄から顔を出したアップルティーアが呟く。
「さあ? 案外会いたいだけかもしれないよ」
「そうねえ。ま、その可能性もあるか。案外いたずら好きだしね」
アップルティーアは納得したようだった。
そんな会話をしてバスに乗って15分後には美空の家についていた。
「いらっしゃい、すみれ、アップル!」
美空は青いワンピースを着てニコニコと出迎えてくれた。
「こんにちは。美空。今日はお邪魔するわね。あ、これ差し入れ」
美空は差し入れのクッキーを渡した。
「ありがとう! あとでお茶と一緒に食べよう。智世ちゃんと聖奈さんは今部屋にいるから」
「智世ちゃんも聖奈さんももう部屋にいるの?」
すみれは驚いた。
予定より10分早く着いたのにそれより早く二人がついていたからだ。
「うん。智世ちゃんは張り切っていてさ」
「張り切っているって何を?」
ちょっと嫌な予感がした。
「もちろんすみれに着せる洋服だよ!」
「やっぱり~~!」
すみれは叫んだ。
予想通り、すみれは部屋につくと智世に引っ張られてコスチュームを着ることになった。
それを聖奈がくすくす笑いながら見ていた。
美空は自分たちだけで話をしたいというアップルティーアの言葉を汲んですみれのところに行っていた。
「すみれちゃんたち楽しそうだね」
「そんなこと言えるのあなたくらいでしょうよ」
アップルティーアが突っ込む。
「ふふふ。そう言ってもとめないんでしょ?」
「そうだけど……」
すみれがいろいろな衣装を着るのを見るは楽しいのでアップルティーアは止めないのだ。
「さて。そろそろもう一人の私が話したい事があるから変わるね」
そう言って聖奈はルナに変わるために羽をはやして繭みたいになった。
「は? ちょっといきなり変わらないでよ!」
アップルティーアが叫ぶが、ルナが次の瞬間には現れていた。
「全くもう……」
アップルティーアはため息をついた。
「お前、強引なの治した方が良いよ」
片割れなので二人称もお前と変化してアップルティーアはルナを呼んだ。
「ふん。話したい事があったのでな」
ルナがそんなことはどうでもいいとばかりにバッサリと切った。
「で? 強引に変わってまで話したいことは何?」
「ユエのことだ」
「ユエ? ユエってあの……。まさかもう覚醒しているの?」
何故ここでクロウカードの守護者の片割れの話が出てくるのかと戸惑ったが、さすが対で作られただけあって理解は早かった。
「ああ。うっすらと気配は感じる。おそらく私みたいに仮の姿でいるはずだ。だけど誰がそれかまでは分からない……。気配からして主の近くにいるはずだが……」
ルナは月の力を持つだけあって薄いその気配に気づいた。ただクロウカードがまだまだ集まっていないため、誰がそれかというのはまだ分からなかった。
「すみれのそばねえ……。ルナでも誰がそれかというのは分からないか……。まだカード集まり切っていない上に正体を隠すために魔力持ちの近くにいるはずね……」
「魔力持ちか……。候補は何人かいるが……」
紅花、桃矢、小龍に小狼、さくら、そしてすみれ自身もそうだった。
「すみれの近くにいるってことはすみれ自身の魔力を利用してさらに正体を隠している可能性もあるのよね……。本命はさくらだろうから……」
「主の三つ子の妹か……。4月に比べるとだいぶ魔力が上がったな……」
「そう。だからユエの力もうっすらと感じ取れるくらい強くなったと思うのよね……」
アップルティーアが言った。
「「…………」」
そこで二人は黙り込んだ。
「今の話は主には……」
「もちろん黙っているわ。ユエの話をしても混乱させるだけだし、『審判』にどんな影響があるかわからないから……」
リディアによって創られ、すみれによって生まれ変わったすみれカードの守護者たちは頷きあった。
やがて部屋に賑やかな少女たちの声が近づいてきていた。
