さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第九十三話 長いマラソン大会
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「おめでとう、一番だな」
ゴールしたすみれは先生からそう言われた。
「え!? さくらたちは?」
先を行ったさくらたちがゴールしていないことに訝しんだ。
「小狼と苺鈴は?」
小龍も怪訝そうな顔を
「木之本さくら、李小狼、李苺鈴ならまだゴールしていないぞ」
「「「…………」」」
すみれたちは顔を見合わせた。
先を走っていたさくらたちがゴールしていないのはどういう事だろう?
「もしかしてぬかしちゃったかな……?」
「道を間違えた可能性もある……」
「しばらく待ってみましょう」
美空の言葉に頷いて15分くらいは待った。
「すみれちゃん!」
「智世ちゃん!」
後ろをの方を走っていた智世がゴールした。
すみれは無事に智世がゴールで来たことをほっとした。
(だけどこんなに後ろになってもさくらたちが来ないってどういうこと……?)
すみれは不審に思った。
「さくらちゃんたちは?」
智世があたりも見まわす。
「まだ到着していないの」
「何かあったんでしょうか?」
智世は不思議そうに言った。
「分からない……」
「それならこういう時には頼りになる方に訊いてはいかがでしょうか」
智世が笑顔でハートのついた電話を取り出す。
「もしもし? アップル?」
『すみれ? どうしたの?』
「さくらたちが先頭を走っていたのに来ないの! なにかコースに異変はない?」
『異変? ああ! 道が輪っかになっているわね。なら『輪(ループ)』の仕業ね!』
「『輪(ループ)』?」
すみれは聞き返した。リディアカードにはなかったからだ。
『空間と空間をつなぎ合わせてループさせる能力をもつクロウカードよ』
「じゃあさくらたちが来ないのは……」
『その『輪(ループ)』に捕まっている可能性があるわね……』
「大変知らせないと!」
すみれは叫んだ。
『焦っても仕方ないわ。上空から一緒に探しましょう』
「うん」
すみれは頷いた。
そしてアップルティーアとの通話を切った。
「やっぱりクロウカードの仕業だったのか……。探そう」
「そうだね。『翔(フライ)』のカードで……」
ごそごそとカードを探す。
「待ちなさい。小龍」
「叔母上……」
そこに現れたのは紅花だった。
「無駄に探しても時間がかかるだけでしょ? なら大体の場所は知っておかないとね」
そう言って飾り紐のついた玉を握る。
玉はあっという間に扇になった。
「急々如律令!」
彼女が文言を唱えると扇についた玉が方向を示す。
「あっちの方向よ」
「ありがとうございます。叔母上!」
「ありがとうございます。紅花さん」
「いいの。早く迎えに行ってあげてね」
そう言って紅花はほほ笑んだ。
「空飛ぶ魔法を映し出せ! 『翔(フライ)』! 『鏡(ミラー)』!」
すみれは『翔(フライ)』を複製し、小龍と共に飛び立った。
「素晴らしいですわ……」
智世がうっとりとその様子を撮影した。
ゴールしたすみれは先生からそう言われた。
「え!? さくらたちは?」
先を行ったさくらたちがゴールしていないことに訝しんだ。
「小狼と苺鈴は?」
小龍も怪訝そうな顔を
「木之本さくら、李小狼、李苺鈴ならまだゴールしていないぞ」
「「「…………」」」
すみれたちは顔を見合わせた。
先を走っていたさくらたちがゴールしていないのはどういう事だろう?
「もしかしてぬかしちゃったかな……?」
「道を間違えた可能性もある……」
「しばらく待ってみましょう」
美空の言葉に頷いて15分くらいは待った。
「すみれちゃん!」
「智世ちゃん!」
後ろをの方を走っていた智世がゴールした。
すみれは無事に智世がゴールで来たことをほっとした。
(だけどこんなに後ろになってもさくらたちが来ないってどういうこと……?)
すみれは不審に思った。
「さくらちゃんたちは?」
智世があたりも見まわす。
「まだ到着していないの」
「何かあったんでしょうか?」
智世は不思議そうに言った。
「分からない……」
「それならこういう時には頼りになる方に訊いてはいかがでしょうか」
智世が笑顔でハートのついた電話を取り出す。
「もしもし? アップル?」
『すみれ? どうしたの?』
「さくらたちが先頭を走っていたのに来ないの! なにかコースに異変はない?」
『異変? ああ! 道が輪っかになっているわね。なら『輪(ループ)』の仕業ね!』
「『輪(ループ)』?」
すみれは聞き返した。リディアカードにはなかったからだ。
『空間と空間をつなぎ合わせてループさせる能力をもつクロウカードよ』
「じゃあさくらたちが来ないのは……」
『その『輪(ループ)』に捕まっている可能性があるわね……』
「大変知らせないと!」
すみれは叫んだ。
『焦っても仕方ないわ。上空から一緒に探しましょう』
「うん」
すみれは頷いた。
そしてアップルティーアとの通話を切った。
「やっぱりクロウカードの仕業だったのか……。探そう」
「そうだね。『翔(フライ)』のカードで……」
ごそごそとカードを探す。
「待ちなさい。小龍」
「叔母上……」
そこに現れたのは紅花だった。
「無駄に探しても時間がかかるだけでしょ? なら大体の場所は知っておかないとね」
そう言って飾り紐のついた玉を握る。
玉はあっという間に扇になった。
「急々如律令!」
彼女が文言を唱えると扇についた玉が方向を示す。
「あっちの方向よ」
「ありがとうございます。叔母上!」
「ありがとうございます。紅花さん」
「いいの。早く迎えに行ってあげてね」
そう言って紅花はほほ笑んだ。
「空飛ぶ魔法を映し出せ! 『翔(フライ)』! 『鏡(ミラー)』!」
すみれは『翔(フライ)』を複製し、小龍と共に飛び立った。
「素晴らしいですわ……」
智世がうっとりとその様子を撮影した。
