さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十九話 臨海学校と肝試し
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肝試しの時間になった。
先生の話を聞きながらみんなわくわくしていたが、すみれはそれどころではなかった。あやめ、さくらも同じだ。彼女たちも怖がりなのだ。
先生の話だと泉にある祠にろうそくを置くのが肝試しとのことだった。
「班の中で二人一組もしくは三人一組になって」
すみれは智世と美空の手をぎゅっとつかんだ。
三つ子の中では怖がりながらあやめが最初に実世と一緒に向かった。その次がさくらが知世に手を引かれながら出発した。
「次だ……」
すみれは真っ青になった。
「木之本すみれのやつ。大丈夫か?」
「へっぴり腰になっているぜ」
藤原と澤田が心配そうに話をする。
「すみれ、怖いの苦手だからね……。一本道だから大丈夫だよ」
ファイトとすみれを小龍は応援した。
それを見たすみれは無理にほほ笑むと智世と美空と一緒に出発した。
その次に小龍、澤田、藤原の三人が出発した。
怖がりながらもすみれは洞窟の中を歩いていた。
「ばあああ!」
「ぎゃああああ!」
すみれは悲鳴を上げる。
「寺田先生ですわ」
「うん。大丈夫だよ」
美空がシーツを脱がすと寺田先生が姿を現す。
「木之本すみれは妹たちと同じく脅かしがいがあるな」
そう言って寺田先生は笑った。
「はあああ……」
すみれは先生と知ってほっとした。
「脅かし役は先生だから大丈夫だよ」
美空がほほ笑んだ。
「うう……」
それでも怖いものは怖い。
すみれがそう思った時だった。
いきなり寺田先生が消えた。
「先生……?」
すみれが声をかけるがいなかった。
「別の生徒を脅かしたのでしょうか?」
智世がそう言った。
「違う」
しかしすみれはその言葉を否定した。
「すみれ?」
びくびくしていたすみれが厳しい顔をしていることに美空は声をかけた。
「この気配は……!」
先生を消したときにかすかに感じた。
間違いない。これはお化けではなく、既知の気配だった。
「はやくさくらのところに行かないと……!」
智世と美空の手を引く。
「すみれちゃん、どうなさったのですか?」
「知っている気配がするの」
「気配?」
美空が首を横に傾げる。
「あのね……」
振り向いて説明しようとした時だった。
「「きゃあああ!」」
悲鳴が聞こえた。
「千春ちゃんたちですわ!」
智世が叫ぶ。
「急ごう!」
すみれたちは急いでそこに向かうことにした。
先生の話を聞きながらみんなわくわくしていたが、すみれはそれどころではなかった。あやめ、さくらも同じだ。彼女たちも怖がりなのだ。
先生の話だと泉にある祠にろうそくを置くのが肝試しとのことだった。
「班の中で二人一組もしくは三人一組になって」
すみれは智世と美空の手をぎゅっとつかんだ。
三つ子の中では怖がりながらあやめが最初に実世と一緒に向かった。その次がさくらが知世に手を引かれながら出発した。
「次だ……」
すみれは真っ青になった。
「木之本すみれのやつ。大丈夫か?」
「へっぴり腰になっているぜ」
藤原と澤田が心配そうに話をする。
「すみれ、怖いの苦手だからね……。一本道だから大丈夫だよ」
ファイトとすみれを小龍は応援した。
それを見たすみれは無理にほほ笑むと智世と美空と一緒に出発した。
その次に小龍、澤田、藤原の三人が出発した。
怖がりながらもすみれは洞窟の中を歩いていた。
「ばあああ!」
「ぎゃああああ!」
すみれは悲鳴を上げる。
「寺田先生ですわ」
「うん。大丈夫だよ」
美空がシーツを脱がすと寺田先生が姿を現す。
「木之本すみれは妹たちと同じく脅かしがいがあるな」
そう言って寺田先生は笑った。
「はあああ……」
すみれは先生と知ってほっとした。
「脅かし役は先生だから大丈夫だよ」
美空がほほ笑んだ。
「うう……」
それでも怖いものは怖い。
すみれがそう思った時だった。
いきなり寺田先生が消えた。
「先生……?」
すみれが声をかけるがいなかった。
「別の生徒を脅かしたのでしょうか?」
智世がそう言った。
「違う」
しかしすみれはその言葉を否定した。
「すみれ?」
びくびくしていたすみれが厳しい顔をしていることに美空は声をかけた。
「この気配は……!」
先生を消したときにかすかに感じた。
間違いない。これはお化けではなく、既知の気配だった。
「はやくさくらのところに行かないと……!」
智世と美空の手を引く。
「すみれちゃん、どうなさったのですか?」
「知っている気配がするの」
「気配?」
美空が首を横に傾げる。
「あのね……」
振り向いて説明しようとした時だった。
「「きゃあああ!」」
悲鳴が聞こえた。
「千春ちゃんたちですわ!」
智世が叫ぶ。
「急ごう!」
すみれたちは急いでそこに向かうことにした。
