さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十八話 思い出の虹
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「じゃあ、後でね!」
「うん! お願い!」
すみれとさくらは分かれた。
「ねえ、さくらはどうしたの?」
「やる事があるのよ。私たちは先に別荘に戻っていましょう」
そう言って泊っている別荘のところへと導く。
さくらには大役があるのだ。
途中であの大きな別荘が見えた。
「いろいろな事があったね……」
あやめが呟く。
そこへ雨が降り始める。
「雨……?」
あやめが不思議そうに上を見る。
さくらの魔法が成功した証だ。『雨(レイン)』で雨を降らせたのだ。
「大変……! ほら傘」
すみれが傘を差し出す。
こうなることが分かっていたから折り畳み傘は用意していた。
「雨降るってよくわかったね?」
あやめが訊いた。
「予報があったからね。だから虹が見えるかなって……」
「あ……。あの虹の絵……」
あやめはあの絵を思い出したようだ。
「ちゃんと見えるといいな……」
「うん……。最高のプレゼントだね」
姉妹はそう言ってくすくす笑いあった。
しばらくすると雨は止んだ。
約束通りベランダに出ていたおじいさんは虹をみた。
その虹をみておじいさんは孫のことを思い出す。
『おじいさま、おじいさま。見て、ほら。虹!』
黒髪の少女は笑顔でそう指をさした。
その少女は髪の色と長さは違うがすみれにそっくりだった。
「おじいさま」
孫のことを思い出したおじいさんに誰かが声をかける。
「悪かったね。園美さん。付き合わせて」
おじいさんは謝った。
謝られた園美はほほ笑むとおじいさんの隣にやってきた。
「楽しかったわ。かくれんぼみたいで。さくらちゃん、すみれちゃん、あやめちゃんに見つからないようにお茶を淹れたり、お菓子を用意したり」
園美は楽しそうだった。
「……幸せそうだったよ。私の曾孫たちは……」
おじいさんはぽつりとそう言った。
そうこのおじいさんは撫子の祖父ですみれたちの曽祖父だったのだ。
「あえて本当に良かった。木之本藤隆は良い男らしい……」
「撫子の選んだ相手ですから」
園美は祖父の言葉にそう言った。
そしてあの虹の絵を見せた。
「さくらちゃん、すみれちゃん、あやめちゃんはこの虹を見せたかったのか……」
おじいさんはそう言った。
その虹の絵には『あまみや なでしこ』と署名がしてあった。
「あ、でもさくらちゃんたちどうして虹が出るってわかったのかしら?」
園美は不思議に思ったが、その疑問に答えられるのは誰もいなかった。
「うん! お願い!」
すみれとさくらは分かれた。
「ねえ、さくらはどうしたの?」
「やる事があるのよ。私たちは先に別荘に戻っていましょう」
そう言って泊っている別荘のところへと導く。
さくらには大役があるのだ。
途中であの大きな別荘が見えた。
「いろいろな事があったね……」
あやめが呟く。
そこへ雨が降り始める。
「雨……?」
あやめが不思議そうに上を見る。
さくらの魔法が成功した証だ。『雨(レイン)』で雨を降らせたのだ。
「大変……! ほら傘」
すみれが傘を差し出す。
こうなることが分かっていたから折り畳み傘は用意していた。
「雨降るってよくわかったね?」
あやめが訊いた。
「予報があったからね。だから虹が見えるかなって……」
「あ……。あの虹の絵……」
あやめはあの絵を思い出したようだ。
「ちゃんと見えるといいな……」
「うん……。最高のプレゼントだね」
姉妹はそう言ってくすくす笑いあった。
しばらくすると雨は止んだ。
約束通りベランダに出ていたおじいさんは虹をみた。
その虹をみておじいさんは孫のことを思い出す。
『おじいさま、おじいさま。見て、ほら。虹!』
黒髪の少女は笑顔でそう指をさした。
その少女は髪の色と長さは違うがすみれにそっくりだった。
「おじいさま」
孫のことを思い出したおじいさんに誰かが声をかける。
「悪かったね。園美さん。付き合わせて」
おじいさんは謝った。
謝られた園美はほほ笑むとおじいさんの隣にやってきた。
「楽しかったわ。かくれんぼみたいで。さくらちゃん、すみれちゃん、あやめちゃんに見つからないようにお茶を淹れたり、お菓子を用意したり」
園美は楽しそうだった。
「……幸せそうだったよ。私の曾孫たちは……」
おじいさんはぽつりとそう言った。
そうこのおじいさんは撫子の祖父ですみれたちの曽祖父だったのだ。
「あえて本当に良かった。木之本藤隆は良い男らしい……」
「撫子の選んだ相手ですから」
園美は祖父の言葉にそう言った。
そしてあの虹の絵を見せた。
「さくらちゃん、すみれちゃん、あやめちゃんはこの虹を見せたかったのか……」
おじいさんはそう言った。
その虹の絵には『あまみや なでしこ』と署名がしてあった。
「あ、でもさくらちゃんたちどうして虹が出るってわかったのかしら?」
園美は不思議に思ったが、その疑問に答えられるのは誰もいなかった。
