さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十八話 思い出の虹
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次の日も晴れだった。
藤隆がパソコンをいじる音だけが聞こえる。どうやら仕事をしているらしい。
「「「いってきまーす!」」」
すみれは白のワンピース、さくらは紺のワンピース、あやめは薄い黄色のワンピースを着て藤隆に出かけることを伝えた。
「あ、さくらさん、すみれさん、あやめさん。クッキー焼いたんだ。おじいさんにお土産」
そう言ってクッキーを渡してくれる。
「ありがとう!」
「ありがとう、お父さん。ちゃんと渡すわ」
「ありがとう、お父さん」
三つ子はお礼を言った。
「おじいさんによろしくね!」
藤隆はそう言伝を頼む。
「はーい!」
三つ子は笑顔で頷いた。
「もう出かけるのか?」
「早いわね」
桃矢と梅香はこんな時間に出かけることに驚いたようだ。
「行ってらっしゃい!」
「気を付けてね!」
雪兎と聖奈の言葉を背に三つ子は出かけた。
その後ろ姿を藤隆は見守ると撫子の写真をみた。写真の撫子は赤いワンピースを着てにこやかにほほ笑んでいた。
大きな屋敷につくとすみれたちはおじいさんを探した。
「お嬢さんたち上がっておいで」
2階のテラスから声をかけてくれる。
すみれたちは急いでそこにテラスに上がるために屋敷の中に入った。
「わあ……!」
「大きい屋敷…!」
初めてみる屋敷にあやめは驚きの声を上げた。確かに大きな屋敷だった。
「こっちだよ」
おじいさんが案内してくれるままに部屋に入った。
「わあ…! かわいい……!」
「ぬいぐるみがいっぱい……!」
「素敵な部屋……!」
三つ子が案内されたのは可愛い女の子の部屋だった。
「こんにちは。お招きいただいてありがとうございます」
「こんにちは、おじいさん。お招きありがとうございます」
さくらとすみれは頭を下げた。
「私までお招きいただきありがとうございます」
初めて会うあやめも頭を下げた。
「ようこそおいでくださいました」
おじいさんは紳士らしく頭を下げた。
その事にすみれたちは照れてしまう。
「ここ、子供部屋ですか?」
「そうだよ」
おじいさんはさくらの質問に頷いた。
「女の子?」
「よくわかったね」
おじいさんはさくらの洞察力に感心しているようだ。
「その子も来ているんですか?」
あやめが訊く。
「だったら一緒に……」
さくらが言いかけるが、おじいさんは首を横に振る。
「もういないんだよ。ずいぶん前に天国に行ってしまった」
そう言うおじいさんの顔は寂しそうだった。
「「ごめんなさい……」」
さくらとあやめはぶしつけな質問をしてしまったと落ち込む。
「私……」
すみれは何といえばいいのか分からず、下を向いた。
「お嬢さんたちが謝ることはない。女の子は笑顔が一番だよ。名前は?」
「さくらです。木之本さくら」
「私は木之本すみれです」
「私はあやめです。さくらとすみれとは三つ子です」
「木之本……?」
木之本という姓におじいさんは引っかかりを得たらしい。
(このせいに何かあるのかな……?)
不思議に思った。
「さくらちゃんとすみれちゃんとあやめちゃんでいいかい?」
おじいさんは引っかかりがなかったかのように訊いた。
「「「はい」」」
すみれたちは頷いた。
「それじゃあさくらちゃんにすみれちゃんにあやめちゃん。今日はここで遊んでいってもらえるかな」
「「「はい!」」」
その言葉通り遊ぶことになった。
藤隆がパソコンをいじる音だけが聞こえる。どうやら仕事をしているらしい。
「「「いってきまーす!」」」
すみれは白のワンピース、さくらは紺のワンピース、あやめは薄い黄色のワンピースを着て藤隆に出かけることを伝えた。
「あ、さくらさん、すみれさん、あやめさん。クッキー焼いたんだ。おじいさんにお土産」
そう言ってクッキーを渡してくれる。
「ありがとう!」
「ありがとう、お父さん。ちゃんと渡すわ」
「ありがとう、お父さん」
三つ子はお礼を言った。
「おじいさんによろしくね!」
藤隆はそう言伝を頼む。
「はーい!」
三つ子は笑顔で頷いた。
「もう出かけるのか?」
「早いわね」
桃矢と梅香はこんな時間に出かけることに驚いたようだ。
「行ってらっしゃい!」
「気を付けてね!」
雪兎と聖奈の言葉を背に三つ子は出かけた。
その後ろ姿を藤隆は見守ると撫子の写真をみた。写真の撫子は赤いワンピースを着てにこやかにほほ笑んでいた。
大きな屋敷につくとすみれたちはおじいさんを探した。
「お嬢さんたち上がっておいで」
2階のテラスから声をかけてくれる。
すみれたちは急いでそこにテラスに上がるために屋敷の中に入った。
「わあ……!」
「大きい屋敷…!」
初めてみる屋敷にあやめは驚きの声を上げた。確かに大きな屋敷だった。
「こっちだよ」
おじいさんが案内してくれるままに部屋に入った。
「わあ…! かわいい……!」
「ぬいぐるみがいっぱい……!」
「素敵な部屋……!」
三つ子が案内されたのは可愛い女の子の部屋だった。
「こんにちは。お招きいただいてありがとうございます」
「こんにちは、おじいさん。お招きありがとうございます」
さくらとすみれは頭を下げた。
「私までお招きいただきありがとうございます」
初めて会うあやめも頭を下げた。
「ようこそおいでくださいました」
おじいさんは紳士らしく頭を下げた。
その事にすみれたちは照れてしまう。
「ここ、子供部屋ですか?」
「そうだよ」
おじいさんはさくらの質問に頷いた。
「女の子?」
「よくわかったね」
おじいさんはさくらの洞察力に感心しているようだ。
「その子も来ているんですか?」
あやめが訊く。
「だったら一緒に……」
さくらが言いかけるが、おじいさんは首を横に振る。
「もういないんだよ。ずいぶん前に天国に行ってしまった」
そう言うおじいさんの顔は寂しそうだった。
「「ごめんなさい……」」
さくらとあやめはぶしつけな質問をしてしまったと落ち込む。
「私……」
すみれは何といえばいいのか分からず、下を向いた。
「お嬢さんたちが謝ることはない。女の子は笑顔が一番だよ。名前は?」
「さくらです。木之本さくら」
「私は木之本すみれです」
「私はあやめです。さくらとすみれとは三つ子です」
「木之本……?」
木之本という姓におじいさんは引っかかりを得たらしい。
(このせいに何かあるのかな……?)
不思議に思った。
「さくらちゃんとすみれちゃんとあやめちゃんでいいかい?」
おじいさんは引っかかりがなかったかのように訊いた。
「「「はい」」」
すみれたちは頷いた。
「それじゃあさくらちゃんにすみれちゃんにあやめちゃん。今日はここで遊んでいってもらえるかな」
「「「はい!」」」
その言葉通り遊ぶことになった。
