さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十八話 思い出の虹
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智世と美空は並んで智世の家ですみれの映像をみていた。
『風よ! 戒めの鎖となれ! 『風(ウインド)』!』
映像のすみれは魔法を使っていた。
2年前のことで今よりどこか幼い印象を感じる。
そこへ着信が鳴った。
「はい。大道寺です」
『あ、智世ちゃん?』
すみれだった。
「すみれちゃん!」
智世の顔が輝く。
『私もいるわよ~』
「アップルも」
アップルティーアの声が聞こえて智世はほほ笑んだ。
「すみれ? 別荘についたんだ?」
美空は話しかける。
『美空もいたんだ!』
「うん。今日は智世ちゃんの家でお泊り」
『そっか。仲良しだね。でも二人も来られないなんて残念……』
すみれはちょっと残念そうだ。
「コーラス部の全国大会ですから……」
「私も吹奏楽部の大会があるから……」
二人はそう言った。
『あ、別に責めているわけじゃないよ。二人とも頑張ってね!』
すみれは応援の言葉を言った。
『そう言えば今日ね、大きな別荘でおじいさんに会って、お茶をごちそうになったんだ~!』
にこやかに報告するすみれの言葉に智世は言葉を止めた。
美空も何か悟ったのか何も反応を返さない。
「…………」
『智世ちゃん? 美空?』
反応がない智世を不思議に思ったのかすみれが名前を呼ぶ。
「そ、それは良かったですわね。帰ってから色々聞かせてくださいな」
「うん。お土産話待っているね」
呼ばれて二人はようやく反応をした。
『うん。待っているね! じゃあまた!』
すみれはそう言って電話を切った。
「ねえ、智世ちゃん。そのおじいさんってすみれの……」
美空が話しかけると智世は黙ってというように口に人差し指を当てた。
「うん。わかった。もうこれ以上は言わないでおくね」
美空は智世の言葉を組んで黙っておくことにした。
「電話できてよかったよ~!」
ハートマークがついた携帯電話を見ながらすみれが言った。
「そうね。明日もあそこのおじいさんのところに行くんでしょ? ならお土産よろしく!」
「アップルったら食い意地がはっているわ……」
「失礼な! もう寝るわよ!」
そう言って電気を強引にアップルティーアは消した。
「お休みアップル」
そう言ってすみれは布団にもぐったのだった。
『風よ! 戒めの鎖となれ! 『風(ウインド)』!』
映像のすみれは魔法を使っていた。
2年前のことで今よりどこか幼い印象を感じる。
そこへ着信が鳴った。
「はい。大道寺です」
『あ、智世ちゃん?』
すみれだった。
「すみれちゃん!」
智世の顔が輝く。
『私もいるわよ~』
「アップルも」
アップルティーアの声が聞こえて智世はほほ笑んだ。
「すみれ? 別荘についたんだ?」
美空は話しかける。
『美空もいたんだ!』
「うん。今日は智世ちゃんの家でお泊り」
『そっか。仲良しだね。でも二人も来られないなんて残念……』
すみれはちょっと残念そうだ。
「コーラス部の全国大会ですから……」
「私も吹奏楽部の大会があるから……」
二人はそう言った。
『あ、別に責めているわけじゃないよ。二人とも頑張ってね!』
すみれは応援の言葉を言った。
『そう言えば今日ね、大きな別荘でおじいさんに会って、お茶をごちそうになったんだ~!』
にこやかに報告するすみれの言葉に智世は言葉を止めた。
美空も何か悟ったのか何も反応を返さない。
「…………」
『智世ちゃん? 美空?』
反応がない智世を不思議に思ったのかすみれが名前を呼ぶ。
「そ、それは良かったですわね。帰ってから色々聞かせてくださいな」
「うん。お土産話待っているね」
呼ばれて二人はようやく反応をした。
『うん。待っているね! じゃあまた!』
すみれはそう言って電話を切った。
「ねえ、智世ちゃん。そのおじいさんってすみれの……」
美空が話しかけると智世は黙ってというように口に人差し指を当てた。
「うん。わかった。もうこれ以上は言わないでおくね」
美空は智世の言葉を組んで黙っておくことにした。
「電話できてよかったよ~!」
ハートマークがついた携帯電話を見ながらすみれが言った。
「そうね。明日もあそこのおじいさんのところに行くんでしょ? ならお土産よろしく!」
「アップルったら食い意地がはっているわ……」
「失礼な! もう寝るわよ!」
そう言って電気を強引にアップルティーアは消した。
「お休みアップル」
そう言ってすみれは布団にもぐったのだった。
