さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十八話 思い出の虹
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ラベンダーが咲く道を歩いていく。
「長い間、鞄の中に追ったから、新鮮な空気がええ感じや~」
「鞄の中って暗いし、窮屈なのよね~」
ケルベロスとアップルティーアは嬉しそうだ。
「本当」
「本当にね」
すみれとさくらは歩きながら同意する。
それから彼女たちは川を覗いたり、森の空気を吸い込んだりして散歩を楽しんだ。
「「うわあ!」」
「ごっついな……」
「大きいわね……」
目的地である大きな別荘をみてすみれたちは感心するしかなかった。
「アリスのお庭みたい……」
さくらが大好きなお話しに例えて言った。
「アリス?」
ケルベロスは知らなかったようだ。
そこでさくらはアリスの正式名称を言った。どうやらケルベロスは知っていたらしい。
「ケロちゃんも知っているのね……」
「ああ。一時期イギリスにいた事があるから……」
「へえ~」
アップルティーアがイギリスにいたとは初耳だった。
そして庭を覗ける位置に向かった。
「お嬢さんたち」
声がした。
「ほえ?」
「え?」
二人はきょろきょろとあたりを見回した。
「こっちだよ」
声の主は屋敷のテラスに立っていた。髭の生えたおじいさんでどこか寂しそうな眼をしていた。
「可愛いお嬢さんたち。迷子かね?」
「いえ、ちょっと散歩に……」
さくらが訊かれたことに答えた。
「おお。どこから?」
「あっちの別荘です」
今度はすみれが答えた。
「あそこにお嬢さんたちくらいの子供たちがいたかな?」
疑問に思ったようだ。
「貸してもらったんです。夏休みで……」
さくらが正直に言った。
「あはは。そうだったのか。お急ぎかね?」
二人は首を横に振った。急ぎでもないし、問題ないだろうと思った。
「お茶を一杯どうかね?」
その言葉にさくらとすみれは顔を見合わせた。
「どうする?」
「悪い人じゃなさそうだよ」
さくらの言葉にすみれは確かにと思った。しかもどこか懐かしい気がした。
「せっかくだから上がろうか」
「うん」
二人はお茶をごちそうになることにした。
テラスへの階段を上がってくるとおじいさんがこちらをじっとみていた。黒のセーラーっぽいワンピースのすみれと白のセーラーっぽいワンピースのさくら。二人を懐かしそうな目で見ていることにすみれは気づいた。
(私たち、どこかであったことがあるのかな……?)
そんなことを思った。
やがてテーブルのところへ行くとお茶が用意されていることに気づいた。ちょうど三人分だった。
「どうぞ」
おじいさんはすみれとさくらの椅子を引いて座らせてくれた。
すみれとさくらはほほ笑んだ。
「長い間、鞄の中に追ったから、新鮮な空気がええ感じや~」
「鞄の中って暗いし、窮屈なのよね~」
ケルベロスとアップルティーアは嬉しそうだ。
「本当」
「本当にね」
すみれとさくらは歩きながら同意する。
それから彼女たちは川を覗いたり、森の空気を吸い込んだりして散歩を楽しんだ。
「「うわあ!」」
「ごっついな……」
「大きいわね……」
目的地である大きな別荘をみてすみれたちは感心するしかなかった。
「アリスのお庭みたい……」
さくらが大好きなお話しに例えて言った。
「アリス?」
ケルベロスは知らなかったようだ。
そこでさくらはアリスの正式名称を言った。どうやらケルベロスは知っていたらしい。
「ケロちゃんも知っているのね……」
「ああ。一時期イギリスにいた事があるから……」
「へえ~」
アップルティーアがイギリスにいたとは初耳だった。
そして庭を覗ける位置に向かった。
「お嬢さんたち」
声がした。
「ほえ?」
「え?」
二人はきょろきょろとあたりを見回した。
「こっちだよ」
声の主は屋敷のテラスに立っていた。髭の生えたおじいさんでどこか寂しそうな眼をしていた。
「可愛いお嬢さんたち。迷子かね?」
「いえ、ちょっと散歩に……」
さくらが訊かれたことに答えた。
「おお。どこから?」
「あっちの別荘です」
今度はすみれが答えた。
「あそこにお嬢さんたちくらいの子供たちがいたかな?」
疑問に思ったようだ。
「貸してもらったんです。夏休みで……」
さくらが正直に言った。
「あはは。そうだったのか。お急ぎかね?」
二人は首を横に振った。急ぎでもないし、問題ないだろうと思った。
「お茶を一杯どうかね?」
その言葉にさくらとすみれは顔を見合わせた。
「どうする?」
「悪い人じゃなさそうだよ」
さくらの言葉にすみれは確かにと思った。しかもどこか懐かしい気がした。
「せっかくだから上がろうか」
「うん」
二人はお茶をごちそうになることにした。
テラスへの階段を上がってくるとおじいさんがこちらをじっとみていた。黒のセーラーっぽいワンピースのすみれと白のセーラーっぽいワンピースのさくら。二人を懐かしそうな目で見ていることにすみれは気づいた。
(私たち、どこかであったことがあるのかな……?)
そんなことを思った。
やがてテーブルのところへ行くとお茶が用意されていることに気づいた。ちょうど三人分だった。
「どうぞ」
おじいさんはすみれとさくらの椅子を引いて座らせてくれた。
すみれとさくらはほほ笑んだ。
