さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十三話 さくらと不思議な本
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バン!
すみれは扉を蹴破る勢いで地下に向かった。
そこには茫然としているさくらとぬいぐるみみたいな不思議な生き物がいた。
「ケルベロス!」
アップルティーアが叫ぶ。
「あんさん、誰や?」
アップルティーアがわからないらしい。
「私よ! 私! アップルティーア!」
「アップルティーア? おお! あんさん、なんで小さくなっとんねん」
「小さくなったわけじゃない。これは仮の姿。これならどう?」
アップルティーアは真の姿になった。金髪の美女が現れる。
「うわあ……」
さくらが見ほれる。
「アップルティーア! 久しぶりやな!」
「久しぶりじゃない! なんでこうなっているの!?」
アップルティーアは叫ぶ。
「いや~。20年ほど居眠りしていたら、このお嬢ちゃんが……」
「私がこのカードを『風(ウインディ)』って読んだら全部吹き飛ばしちゃったんだよね」
さくらは乾いた笑いをした。
「ケルベロス、あなた何やってんのよ! それでも「封印の獣」!?」
「でもそれってアップルにもブーメランだよね」
すみれの言葉にぎくりと彼女はした。そう。彼女にも前科があるのだ。ケルベロスを責めることはできない。
「それにしてもそちらのお嬢ちゃんはずいぶんと魔力を持っているな~。クロウと同等かそれ以上。なにもんや?」
ケルベロスがすみれに意識を向ける。少し警戒しているようにも思える。
「私は木之本すみれ。この子の三つ子の姉にしてクロウの娘、リディアが創ったリディアカードの新たな主」
「あんさんが!?」
ケルベロスは驚いた。
「ええ。それよりも寒い地下で話すより、上で夕飯食べた後、現状を整理しない? さくらが混乱している」
さくらはわけがわかっていなさそうだ。
その言葉に残りのメンバーもうなずいた。
すみれは扉を蹴破る勢いで地下に向かった。
そこには茫然としているさくらとぬいぐるみみたいな不思議な生き物がいた。
「ケルベロス!」
アップルティーアが叫ぶ。
「あんさん、誰や?」
アップルティーアがわからないらしい。
「私よ! 私! アップルティーア!」
「アップルティーア? おお! あんさん、なんで小さくなっとんねん」
「小さくなったわけじゃない。これは仮の姿。これならどう?」
アップルティーアは真の姿になった。金髪の美女が現れる。
「うわあ……」
さくらが見ほれる。
「アップルティーア! 久しぶりやな!」
「久しぶりじゃない! なんでこうなっているの!?」
アップルティーアは叫ぶ。
「いや~。20年ほど居眠りしていたら、このお嬢ちゃんが……」
「私がこのカードを『風(ウインディ)』って読んだら全部吹き飛ばしちゃったんだよね」
さくらは乾いた笑いをした。
「ケルベロス、あなた何やってんのよ! それでも「封印の獣」!?」
「でもそれってアップルにもブーメランだよね」
すみれの言葉にぎくりと彼女はした。そう。彼女にも前科があるのだ。ケルベロスを責めることはできない。
「それにしてもそちらのお嬢ちゃんはずいぶんと魔力を持っているな~。クロウと同等かそれ以上。なにもんや?」
ケルベロスがすみれに意識を向ける。少し警戒しているようにも思える。
「私は木之本すみれ。この子の三つ子の姉にしてクロウの娘、リディアが創ったリディアカードの新たな主」
「あんさんが!?」
ケルベロスは驚いた。
「ええ。それよりも寒い地下で話すより、上で夕飯食べた後、現状を整理しない? さくらが混乱している」
さくらはわけがわかっていなさそうだ。
その言葉に残りのメンバーもうなずいた。
