さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十七話 あちらこちらで大喧嘩
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一晩寝たらすみれもすっきりしたので謝ろうという気になった。
「昨日はひどいこと言っちゃったからな。謝ろうかな……」
「それがいいわよ。がんばれ、すみれ」
アップルティーアはほほ笑んだ。
「うん……」
すみれは頷くとあやめの部屋に向かおうとしたが、その必要はなかった。あやめが部屋の前にいたからだ。
「あやめ……?」
部屋の前にいたあやめの顔は険しかった。
「誰と話していたの?」
あやめが訊いてくる。
「え?」
アップルティーアと話しているのが聞こえたのだと思った。
「ひ、ひとりごとだよ……。あはははは」
すみれは笑ってごまかした。
「ずいぶん大きなひとりごとなんだね」
とげとげしい言い方にムッとした。
「そんな言い方しなくたっていいじゃない」
「言いたくもなるわよ。廊下まで聞こえてきたんだから」
「そ、そんな大きな声じゃないって。あやめの方こそ寝言が聞こえることがあるわよ?」
大体はおかし食べたいとかそういう事だが、ここぞとばかりに言った。
「今、それ必要!?」
「先にひとりごとのことを言ったのはそっちじゃない!」
「だって本当のことだし!」
「こっちだって本当のことよ!」
二人は再びにらみ合った。
「すみれはひとりごとまで大きいのね! 響いて迷惑なんですけど!」
「あやめだって寝言が大きいじゃない! こっちも迷惑よ! っていうかひとりごとまで聞いているってありえなくない!?」
「こっちだって寝言を聞いているのあり得ないんですけど!?」
その声は一階まで響き渡った。
「それにすみれは抱え込みすぎ! 何も話してくれない!」
「いえないって言っているじゃない!」
ギャーギャー二人は騒いだ。
「すみれのわからずや!」
「あやめの出しゃばり!」
二人はそう叫びあって部屋に戻った。
「あ~あ。仲直りできなかった……」
アップルティーアがため息をつく。
すみれのひとりごととされているのはアップルティーアとの会話なので責任を感じていた。
「アップルは気にしないでいいよ。じゃあご飯食べてくる」
すみれはそう言って下に向かった。
そこにはすでにあやめがいたが、すみれを見るとふんっとそっぽを向いた。
「喧嘩したの?」
梅香が二人を見て訊いてくる。
すみれもあやめも答えない。
「下にまで声が響いていたわよ。迷惑なことしないでねってひぇっ!」
梅香がそう言ったが、すみれとあやめの睨みに怖気づいて言葉を切った。
台所では藤隆が朝食を準備している。
それはいつも通りだったが、今日はあやめとすみれの仲が険悪だった。それともう一ついつも通りではなかった。
2階からどしんどしんという音が聞こえて、テーブルのものが揺れる。
それから少しするといらいらしたさくらが降りてきた。
「怪獣みたいだったぞ……。うぇっ……!」
いつものように桃矢がからかおうとしたが、さくらのすごい睨みにからかうのをやめた。
本日の木之本家はあちらこちらで喧嘩が発生しているようだ。
「昨日はひどいこと言っちゃったからな。謝ろうかな……」
「それがいいわよ。がんばれ、すみれ」
アップルティーアはほほ笑んだ。
「うん……」
すみれは頷くとあやめの部屋に向かおうとしたが、その必要はなかった。あやめが部屋の前にいたからだ。
「あやめ……?」
部屋の前にいたあやめの顔は険しかった。
「誰と話していたの?」
あやめが訊いてくる。
「え?」
アップルティーアと話しているのが聞こえたのだと思った。
「ひ、ひとりごとだよ……。あはははは」
すみれは笑ってごまかした。
「ずいぶん大きなひとりごとなんだね」
とげとげしい言い方にムッとした。
「そんな言い方しなくたっていいじゃない」
「言いたくもなるわよ。廊下まで聞こえてきたんだから」
「そ、そんな大きな声じゃないって。あやめの方こそ寝言が聞こえることがあるわよ?」
大体はおかし食べたいとかそういう事だが、ここぞとばかりに言った。
「今、それ必要!?」
「先にひとりごとのことを言ったのはそっちじゃない!」
「だって本当のことだし!」
「こっちだって本当のことよ!」
二人は再びにらみ合った。
「すみれはひとりごとまで大きいのね! 響いて迷惑なんですけど!」
「あやめだって寝言が大きいじゃない! こっちも迷惑よ! っていうかひとりごとまで聞いているってありえなくない!?」
「こっちだって寝言を聞いているのあり得ないんですけど!?」
その声は一階まで響き渡った。
「それにすみれは抱え込みすぎ! 何も話してくれない!」
「いえないって言っているじゃない!」
ギャーギャー二人は騒いだ。
「すみれのわからずや!」
「あやめの出しゃばり!」
二人はそう叫びあって部屋に戻った。
「あ~あ。仲直りできなかった……」
アップルティーアがため息をつく。
すみれのひとりごととされているのはアップルティーアとの会話なので責任を感じていた。
「アップルは気にしないでいいよ。じゃあご飯食べてくる」
すみれはそう言って下に向かった。
そこにはすでにあやめがいたが、すみれを見るとふんっとそっぽを向いた。
「喧嘩したの?」
梅香が二人を見て訊いてくる。
すみれもあやめも答えない。
「下にまで声が響いていたわよ。迷惑なことしないでねってひぇっ!」
梅香がそう言ったが、すみれとあやめの睨みに怖気づいて言葉を切った。
台所では藤隆が朝食を準備している。
それはいつも通りだったが、今日はあやめとすみれの仲が険悪だった。それともう一ついつも通りではなかった。
2階からどしんどしんという音が聞こえて、テーブルのものが揺れる。
それから少しするといらいらしたさくらが降りてきた。
「怪獣みたいだったぞ……。うぇっ……!」
いつものように桃矢がからかおうとしたが、さくらのすごい睨みにからかうのをやめた。
本日の木之本家はあちらこちらで喧嘩が発生しているようだ。
