さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十四話 繰り返す一日
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そしてまた同じ日を繰り返したその夜──。
「ううっ……。またおんなじ日。笛のテスト3回も受けた……」
「いつになったら終わるのかしら……」
すみれとアップルティーアはぐったりしていた。
その一方──。
「すみれちゃん、素敵ですわ。今回は天使をモチーフですの!」
「髪型も似合うよ!」
智世と美空はおんなじセリフを言っていた。
「あははは……」
また同じセリフをきくことになったとすみれは苦笑するしかなかった。
「『時(タイム)』は時計塔と一体化しているんだ! 攻撃魔法で壊せばカードに戻せるじゃないか!」
小狼の声が聞こえてすみれは駆け寄った。
「いけませんわ!」
「どうして?」
小狼は不思議そうだ。
「あの時計には町のみんながお世話になっているんだよ? 壊すなんてできないよ!」
さくらが叫ぶ。
それを構わず小狼がこちらに歩く。
「それじゃあカードをこのままにしておいてもいいのか?」
「そ、それは放っておけないけど……。でも時計を壊しちゃいけないよ」
さくらは言った。
「小狼、そういう事だから。壊すのはなしの方向でね?」
小龍が肩を叩いていった。
「小龍……」
すみれはその言葉にほっとした。
「……壊せないなら気づかれないように行くしかないな」
しばらく考えていた小狼が言った。
「え?」
さくらがきょとんとする。
「やつは時計塔にいるんだ。魔法を使って飛んでいったんじゃ丸見えじゃないか」
「あ……!」
さくらは自分たちの方法を解決する方法を気づいたのか走っていった。
すみれも後を追いかける。
「下から忍び込むんだね?」
「うん……! 鍵がかかっていたらお願い!」
「分かった」
すみれは役に立てると顔を輝かせる。
「鍵を開けよ! 『鍵(キー)』!」
時計塔の鍵を開ける。
「頑張って……!」
さくらにエールを送ると中に忍び込んでいった。
一方小狼は何か考え込んでいると友枝小学校の屋根にのった。
「上からが一番だな」
「なるほど。はい、これ」
小龍はかぎ爪のついたロープを渡してくる。
「準備がいいな」
小狼は感心した。
「必要になると思ったから、ね。それじゃあ頑張って」
「ああ」
小龍に頷くと小狼はロープを回して忍び込んだのだった。
「ううっ……。またおんなじ日。笛のテスト3回も受けた……」
「いつになったら終わるのかしら……」
すみれとアップルティーアはぐったりしていた。
その一方──。
「すみれちゃん、素敵ですわ。今回は天使をモチーフですの!」
「髪型も似合うよ!」
智世と美空はおんなじセリフを言っていた。
「あははは……」
また同じセリフをきくことになったとすみれは苦笑するしかなかった。
「『時(タイム)』は時計塔と一体化しているんだ! 攻撃魔法で壊せばカードに戻せるじゃないか!」
小狼の声が聞こえてすみれは駆け寄った。
「いけませんわ!」
「どうして?」
小狼は不思議そうだ。
「あの時計には町のみんながお世話になっているんだよ? 壊すなんてできないよ!」
さくらが叫ぶ。
それを構わず小狼がこちらに歩く。
「それじゃあカードをこのままにしておいてもいいのか?」
「そ、それは放っておけないけど……。でも時計を壊しちゃいけないよ」
さくらは言った。
「小狼、そういう事だから。壊すのはなしの方向でね?」
小龍が肩を叩いていった。
「小龍……」
すみれはその言葉にほっとした。
「……壊せないなら気づかれないように行くしかないな」
しばらく考えていた小狼が言った。
「え?」
さくらがきょとんとする。
「やつは時計塔にいるんだ。魔法を使って飛んでいったんじゃ丸見えじゃないか」
「あ……!」
さくらは自分たちの方法を解決する方法を気づいたのか走っていった。
すみれも後を追いかける。
「下から忍び込むんだね?」
「うん……! 鍵がかかっていたらお願い!」
「分かった」
すみれは役に立てると顔を輝かせる。
「鍵を開けよ! 『鍵(キー)』!」
時計塔の鍵を開ける。
「頑張って……!」
さくらにエールを送ると中に忍び込んでいった。
一方小狼は何か考え込んでいると友枝小学校の屋根にのった。
「上からが一番だな」
「なるほど。はい、これ」
小龍はかぎ爪のついたロープを渡してくる。
「準備がいいな」
小狼は感心した。
「必要になると思ったから、ね。それじゃあ頑張って」
「ああ」
小龍に頷くと小狼はロープを回して忍び込んだのだった。