さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十四話 繰り返す一日
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「ん……」
すみれはもぞもぞと起きだした。
昨日の夜の鐘のせいでいつもより少しは遅かったものの、許容範囲内だ。
起きだすと顔を洗って制服に着替えた。
髪を梳かしているとアップルティーアが起きてきた。
「おはよう、すみれ」
「おはよう、アップル」
いつも通りに挨拶をしあう。
そのまま朝食を食べ、妹たちを起こそうとすると……
「ほええええええ!?」
さくらの声が聞こえた。
「さくらの声だ」
「あれから眠れなかったみたいね……」
「ああ。昨日の鐘のこと? すごかったものね……」
すみれは頷いた。
眠れなくなるのも無理はない。
「ぎゃああああ!?」
またあやめの悲鳴が聞こえた。
「今度はあやめ……」
「二人ともお寝坊さんね……」
アップルティーアが呟く。
「見にいってあげないの?」
「う~ん……。さくらはともかくあやめは八つ当たりが激しそう……。最近、あやめは私に対してあたりがきつい気がして……。なんでなんだろう?」
心当たりがないすみれは考え込んだ。
「ふう……。すみれの鈍感」
「え? なんで?」
鈍感といわれるのはちょっと心外だ。
「いいや何でもないわ」
さくらとすみれでこそこそやっているのが気に食わないとかそういう事だろう。アップルティーアはそのことに気づかないすみれに内心苦笑した。
「それより早く学校行きなさいよ」
「あ、本当だ。行ってきます!」
すみれは部屋を飛び出していった。
「気を付けてね~!」
アップルティーアはそれを手を振って見送った。
「ああ……。もうすぐだよ……」
すみれは緊張していた。
彼女たちは音楽の授業でテスト中だった。
今はあやめが演奏をしており、その次がさくら、すみれと続く。
「大丈夫よ。練習してきたんでしょ?」
美空が慰めてくる。
「うん……」
すみれは頷く。
「大丈夫ですわ。すみれちゃんなら」
智世も笑ってすみれなら大丈夫といってくれる。
「木之本 さくらさん」
さくらが呼ばれ、演奏をする。
途中までは完ぺきだったが、音をミスして彼女は落ち込んでいた。
「……なんだか練習が足りない気がしてきた……」
すみれはそれをみてますます緊張する。
「だ、大丈夫だよ。失敗しても次、完璧にすればいいから」
「ええ。誰も気にしませんわ」
智世も慰めてくる。
「木之本 すみれさん」
「呼ばれた……」
すみれはリコーダーを手に立ち上がった。
「すみれ、頑張って!」
「ファイトですわ! すみれちゃん」
智世と美空がエールを送ってくる。
それにすみれはほほ笑むと演奏を始めた。
「次が難しいのよね……」
「頑張ってくださいな……」
はらはらと二人が見守る中、すみれは完ぺきに演奏をした。
ほっとしたすみれは教室中を見た。
教室の片隅では必死で練習をする小狼とそれを慰める小龍が目に入った。
「テストってなんで難しいんだ……」
「大丈夫だよ。緊張しないでリラックスするのが一番だって」
「ずいぶんと余裕だな、小龍」
「な、慣れているからね……」
そんな言い合いをみてすみれは思わず微笑んだのだった。
すみれはもぞもぞと起きだした。
昨日の夜の鐘のせいでいつもより少しは遅かったものの、許容範囲内だ。
起きだすと顔を洗って制服に着替えた。
髪を梳かしているとアップルティーアが起きてきた。
「おはよう、すみれ」
「おはよう、アップル」
いつも通りに挨拶をしあう。
そのまま朝食を食べ、妹たちを起こそうとすると……
「ほええええええ!?」
さくらの声が聞こえた。
「さくらの声だ」
「あれから眠れなかったみたいね……」
「ああ。昨日の鐘のこと? すごかったものね……」
すみれは頷いた。
眠れなくなるのも無理はない。
「ぎゃああああ!?」
またあやめの悲鳴が聞こえた。
「今度はあやめ……」
「二人ともお寝坊さんね……」
アップルティーアが呟く。
「見にいってあげないの?」
「う~ん……。さくらはともかくあやめは八つ当たりが激しそう……。最近、あやめは私に対してあたりがきつい気がして……。なんでなんだろう?」
心当たりがないすみれは考え込んだ。
「ふう……。すみれの鈍感」
「え? なんで?」
鈍感といわれるのはちょっと心外だ。
「いいや何でもないわ」
さくらとすみれでこそこそやっているのが気に食わないとかそういう事だろう。アップルティーアはそのことに気づかないすみれに内心苦笑した。
「それより早く学校行きなさいよ」
「あ、本当だ。行ってきます!」
すみれは部屋を飛び出していった。
「気を付けてね~!」
アップルティーアはそれを手を振って見送った。
「ああ……。もうすぐだよ……」
すみれは緊張していた。
彼女たちは音楽の授業でテスト中だった。
今はあやめが演奏をしており、その次がさくら、すみれと続く。
「大丈夫よ。練習してきたんでしょ?」
美空が慰めてくる。
「うん……」
すみれは頷く。
「大丈夫ですわ。すみれちゃんなら」
智世も笑ってすみれなら大丈夫といってくれる。
「木之本 さくらさん」
さくらが呼ばれ、演奏をする。
途中までは完ぺきだったが、音をミスして彼女は落ち込んでいた。
「……なんだか練習が足りない気がしてきた……」
すみれはそれをみてますます緊張する。
「だ、大丈夫だよ。失敗しても次、完璧にすればいいから」
「ええ。誰も気にしませんわ」
智世も慰めてくる。
「木之本 すみれさん」
「呼ばれた……」
すみれはリコーダーを手に立ち上がった。
「すみれ、頑張って!」
「ファイトですわ! すみれちゃん」
智世と美空がエールを送ってくる。
それにすみれはほほ笑むと演奏を始めた。
「次が難しいのよね……」
「頑張ってくださいな……」
はらはらと二人が見守る中、すみれは完ぺきに演奏をした。
ほっとしたすみれは教室中を見た。
教室の片隅では必死で練習をする小狼とそれを慰める小龍が目に入った。
「テストってなんで難しいんだ……」
「大丈夫だよ。緊張しないでリラックスするのが一番だって」
「ずいぶんと余裕だな、小龍」
「な、慣れているからね……」
そんな言い合いをみてすみれは思わず微笑んだのだった。
