さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十三話 智世の家へようこそ!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「困っているのはこの箱なんです」
知世が持ってきたのは鍵のかかった箱だった。
「ほえ?」
きょとんとするさくら
「実はこの箱開かなくなってしまったんです」
「鍵、失くしたの?」
さくらが訊く。
「鍵ならここに……」
そう言って知世が鍵を見せる。
「鍵があるのに開かないってことね……」
「鍵があるのに開かないの?」
考え込むすみれとぴんとこないさくら。
「クロウカードの気配や。箱からかすかやけどクロウカードの気配がする」
ケルベロスが口を挟んだ。
「ほんとだ!」
さくらも探ったのか頷く。
「見ていてくださいね」
知世が鍵を差し込む。
差し込んだとたん、鍵は跳んで行ってしまう。
「久しぶりに母が箱を開けようとしたらこの調子で……」
知世が鍵を拾う。
「鍵が開かないので驚きましたのよ」
智世が言った。
「確かにこれはクロウカードのせいやな」
「うん、気配はするしね」
アップルティーアが頷く。
「私ももしかしたらと思ってお呼びしたんです。この中には母と私たちの大切なものが入っているんです。箱の中にあるわけですから無くなったわけではありませんが……」
「とても大切なものなんですわ」
智世が引き継ぐ。
「どうする? さくら」
分かり切った答えをすみれは訊いた。
「よし、やってみるよ! 知世ちゃんも知世ちゃんのお母さんも好きだもん! 頑張って開けてみるよ!」
さくらはやる気十分だ。
「では早速ビデオの準備を」
しかし知世の言葉にすっころんだ。
知世が持ってきたのは鍵のかかった箱だった。
「ほえ?」
きょとんとするさくら
「実はこの箱開かなくなってしまったんです」
「鍵、失くしたの?」
さくらが訊く。
「鍵ならここに……」
そう言って知世が鍵を見せる。
「鍵があるのに開かないってことね……」
「鍵があるのに開かないの?」
考え込むすみれとぴんとこないさくら。
「クロウカードの気配や。箱からかすかやけどクロウカードの気配がする」
ケルベロスが口を挟んだ。
「ほんとだ!」
さくらも探ったのか頷く。
「見ていてくださいね」
知世が鍵を差し込む。
差し込んだとたん、鍵は跳んで行ってしまう。
「久しぶりに母が箱を開けようとしたらこの調子で……」
知世が鍵を拾う。
「鍵が開かないので驚きましたのよ」
智世が言った。
「確かにこれはクロウカードのせいやな」
「うん、気配はするしね」
アップルティーアが頷く。
「私ももしかしたらと思ってお呼びしたんです。この中には母と私たちの大切なものが入っているんです。箱の中にあるわけですから無くなったわけではありませんが……」
「とても大切なものなんですわ」
智世が引き継ぐ。
「どうする? さくら」
分かり切った答えをすみれは訊いた。
「よし、やってみるよ! 知世ちゃんも知世ちゃんのお母さんも好きだもん! 頑張って開けてみるよ!」
さくらはやる気十分だ。
「では早速ビデオの準備を」
しかし知世の言葉にすっころんだ。