さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十二話 夢の予兆
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「なるほどな……。妹が関わっている夢か……」
ルナが呟く。
すみれは聖奈の家でルナとアップルティーアと話していた。
「具体的にはどんな情景だったのだ?」
「う~ん。なんかルナさんとやった「最後の審判」に似ているような……」
すみれの言葉に二人は難しい顔をした。
「最後の審判ねえ……。すみれ、出てきたカードってどんな感じ? 『描(ペイント)』を使ってみて」
「『描(ペイント)』!」
すみれは『描(ペイント)』を使って夢のカードを書いて見る。
「「…………」」
二人は固まった。
「このカードは……!」
「なんかリディアカードに似ているよね……」
「いや。リディアカードが似ているんじゃない。このカードにリディアカードが似せて創ってあるだけ」
「え?」
アップルティーアの言葉にすみれは驚いた。その言葉が指し示すのは一つ。
「まさかクロウカードだっていうの?」
そう。リディアの父親が創ったというクロウカードである。
「まさかさくらがクロウカードに関係していくってこと?」
「分からない。ただの夢の可能性もあるわ」
「だが予知夢の可能性もあるでしょう。アップルティーア」
そこへ電話がかかってきた。
「もしもし」
すみれは電話に出た。
『お久しぶりです。すみれさん』
「アリアちゃん!」
お世話になったアリアである。彼女はリディア・リードの生まれ変わりである。
『すみれさん。もしルナとアップルティーアが聞いているならスピーカーモードにしてください』
すみれは頷いてその通りにした。
『私の父が残したものがこの街の中心へと来ようと来ています』
「それはクロウカードのことなの?」
『おそらく。すみれさんは夢を見たりしましたか?』
「見た。今日も見たの」
『その夢はただの夢じゃないような気がします。ですが避けるすべもないでしょうし、もしあったとしてもそうしない方がいい気がします』
「どうして?」
『きっと夢に出てきた子にとってプラスに働くと思うので』
さくらにとってプラスに働く。それは驚きだった。
『それではすみれさん。また』
「うん、また」
そこで電話が切れた。
「相変わらずわけがわからないやつね。リディアは」
アップルティーアがぶつぶつという。
「だが予知夢の可能性が高まったな」
一緒に来ていた小龍が言った。
「まあ若造と同意見なのは癪だけどそうね」
アップルティーアは頷いた。
「何があっても大丈夫だと。お前の妹を信じろ」
ルナの言葉にすみれは頷いたのだった。
ルナが呟く。
すみれは聖奈の家でルナとアップルティーアと話していた。
「具体的にはどんな情景だったのだ?」
「う~ん。なんかルナさんとやった「最後の審判」に似ているような……」
すみれの言葉に二人は難しい顔をした。
「最後の審判ねえ……。すみれ、出てきたカードってどんな感じ? 『描(ペイント)』を使ってみて」
「『描(ペイント)』!」
すみれは『描(ペイント)』を使って夢のカードを書いて見る。
「「…………」」
二人は固まった。
「このカードは……!」
「なんかリディアカードに似ているよね……」
「いや。リディアカードが似ているんじゃない。このカードにリディアカードが似せて創ってあるだけ」
「え?」
アップルティーアの言葉にすみれは驚いた。その言葉が指し示すのは一つ。
「まさかクロウカードだっていうの?」
そう。リディアの父親が創ったというクロウカードである。
「まさかさくらがクロウカードに関係していくってこと?」
「分からない。ただの夢の可能性もあるわ」
「だが予知夢の可能性もあるでしょう。アップルティーア」
そこへ電話がかかってきた。
「もしもし」
すみれは電話に出た。
『お久しぶりです。すみれさん』
「アリアちゃん!」
お世話になったアリアである。彼女はリディア・リードの生まれ変わりである。
『すみれさん。もしルナとアップルティーアが聞いているならスピーカーモードにしてください』
すみれは頷いてその通りにした。
『私の父が残したものがこの街の中心へと来ようと来ています』
「それはクロウカードのことなの?」
『おそらく。すみれさんは夢を見たりしましたか?』
「見た。今日も見たの」
『その夢はただの夢じゃないような気がします。ですが避けるすべもないでしょうし、もしあったとしてもそうしない方がいい気がします』
「どうして?」
『きっと夢に出てきた子にとってプラスに働くと思うので』
さくらにとってプラスに働く。それは驚きだった。
『それではすみれさん。また』
「うん、また」
そこで電話が切れた。
「相変わらずわけがわからないやつね。リディアは」
アップルティーアがぶつぶつという。
「だが予知夢の可能性が高まったな」
一緒に来ていた小龍が言った。
「まあ若造と同意見なのは癪だけどそうね」
アップルティーアは頷いた。
「何があっても大丈夫だと。お前の妹を信じろ」
ルナの言葉にすみれは頷いたのだった。
