さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十三話 智世の家へようこそ!
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バスを降りるとすみれたちは智世と知世の家を探した。
「おっかしいな……」
「智世ちゃんの家、どこだろう……?」
二人はあたりをきょろきょろする。
そこへ一台のリムジンがやってきた。
「やっほー。お二人さん」
「「美空‼」」
降りてきたのは美空だった。彼女も家に呼ばれているのだ。
「ではお嬢さま。ここで」
「うん、ありがとう。帰りもよろしくね」
「はい。お電話くださいね」
運転手はそう言うと走り去っていった。
そのやり取りを二人はぽかんと見届けた。
「今、美空がものすごい金持ちだったって実感している……」
すみれがぽつりと呟く。
家に行った事があってもなかなかそう言うのは感じなかったのだ。
「うん、リムジンなんて初めて見た……」
さくらも頷く。
美空もその両親もそうは見えないが、かなりの名家出身なのだ。
「まあ、ね……。先祖がすごいだけだし……。それより家見つかった?」
美空は家のことに言及されたくないとばかりに話題を変えた。
「まだだよ。智世ちゃんと知世ちゃんがくれた地図だとこの辺なんだけど……」
すみれが地図を見せる。
「なんや知世ん家見つかれへんの?」
ケルベロスがさくらのバッグから顔を出す。
「初めてのところだから仕方ないんじゃない」
アップルティーアも顔を出した。
「こんにちは、アップル、ケロちゃん」
美空が挨拶をする。
「こんにちは。美空」
「よう、美空」
二人が挨拶をする。
「それで?」
アップルティーアが智世と知世の家について話しを戻す。
「バス停からすぐだって言っていたんだけど……」
さくらがメモを見せる。
「確かにな……」
ケルベロスが呟くと空へと飛びあがった。
「あ、誰かに見られちゃうよ!」
さくらが注意する。
「周り誰もおらんって!」
ケルベロスが言った。
「手伝うわ、ケルベロス」
アップルティーアも飛びあがる。
そして二人で探していく。
「「げっ!」」
二人が声を上げる。
「どうしたの?」
さくらが訊く。
「あったわ。知世の家」
「え、どこどこ?」
さくらがあたりを見回す。
そんなさくらの服をつかむとケルベロスは飛び上がった。
「ほえええ!? これ全部!?」
しばらくしてさくらの悲鳴が上がった。
「すみれも見てみてよ。『浮(フロート)』で浮き上がってみて!」
「『浮(フロート)』!」
すみれは『浮(フロート)』で自分と美空を浮かばせて上空に上がった。
そこで見たものは大きな屋敷だった。
「え!? あれが智世ちゃんの家!?」
「へえ、大道寺家もすごいな……」
すみれは驚き、美空は感心した。美空の家もこれくらいはあるのでただ感心するだけで済んだのだ。
「ね、大きいでしょ?」
アップルティーアが言った。
「「うん……」」
下に降りたさくらとすみれは顔を見合わすと頷いた。
お嬢さまということは知っていたけどまさかここまでとは思わなかったのだ。
「行こうか」
「うん」
二人は緊張しながら正門へと向かったのだった。
「おっかしいな……」
「智世ちゃんの家、どこだろう……?」
二人はあたりをきょろきょろする。
そこへ一台のリムジンがやってきた。
「やっほー。お二人さん」
「「美空‼」」
降りてきたのは美空だった。彼女も家に呼ばれているのだ。
「ではお嬢さま。ここで」
「うん、ありがとう。帰りもよろしくね」
「はい。お電話くださいね」
運転手はそう言うと走り去っていった。
そのやり取りを二人はぽかんと見届けた。
「今、美空がものすごい金持ちだったって実感している……」
すみれがぽつりと呟く。
家に行った事があってもなかなかそう言うのは感じなかったのだ。
「うん、リムジンなんて初めて見た……」
さくらも頷く。
美空もその両親もそうは見えないが、かなりの名家出身なのだ。
「まあ、ね……。先祖がすごいだけだし……。それより家見つかった?」
美空は家のことに言及されたくないとばかりに話題を変えた。
「まだだよ。智世ちゃんと知世ちゃんがくれた地図だとこの辺なんだけど……」
すみれが地図を見せる。
「なんや知世ん家見つかれへんの?」
ケルベロスがさくらのバッグから顔を出す。
「初めてのところだから仕方ないんじゃない」
アップルティーアも顔を出した。
「こんにちは、アップル、ケロちゃん」
美空が挨拶をする。
「こんにちは。美空」
「よう、美空」
二人が挨拶をする。
「それで?」
アップルティーアが智世と知世の家について話しを戻す。
「バス停からすぐだって言っていたんだけど……」
さくらがメモを見せる。
「確かにな……」
ケルベロスが呟くと空へと飛びあがった。
「あ、誰かに見られちゃうよ!」
さくらが注意する。
「周り誰もおらんって!」
ケルベロスが言った。
「手伝うわ、ケルベロス」
アップルティーアも飛びあがる。
そして二人で探していく。
「「げっ!」」
二人が声を上げる。
「どうしたの?」
さくらが訊く。
「あったわ。知世の家」
「え、どこどこ?」
さくらがあたりを見回す。
そんなさくらの服をつかむとケルベロスは飛び上がった。
「ほえええ!? これ全部!?」
しばらくしてさくらの悲鳴が上がった。
「すみれも見てみてよ。『浮(フロート)』で浮き上がってみて!」
「『浮(フロート)』!」
すみれは『浮(フロート)』で自分と美空を浮かばせて上空に上がった。
そこで見たものは大きな屋敷だった。
「え!? あれが智世ちゃんの家!?」
「へえ、大道寺家もすごいな……」
すみれは驚き、美空は感心した。美空の家もこれくらいはあるのでただ感心するだけで済んだのだ。
「ね、大きいでしょ?」
アップルティーアが言った。
「「うん……」」
下に降りたさくらとすみれは顔を見合わすと頷いた。
お嬢さまということは知っていたけどまさかここまでとは思わなかったのだ。
「行こうか」
「うん」
二人は緊張しながら正門へと向かったのだった。