さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十一話 問題の解決と剣騒動
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それからも練習をし、だいぶ感覚をつかめてきた。
『感覚をつかめてきましたね』
アリアはほほ笑んだ。
「うん。でもまだまだかな……」
すみれはちょっと苦笑した。
感覚はつかめてきたが、まだまだだという思いがあるのだ。
「それでも最後の方は感覚がつかめていた。あとはお前次第だ」
ルナもそう言って頭をなでる。
「ルナさん……」
めったに褒めないルナのほほ笑みにすみれはちょっと嬉しくなった。
「ルナが褒めてる。珍しい~!」
アップルティーアがからかうように言った。
「私だって褒める。それにうるさいぞ、アップルティーア」
「む~。私ばっかり怒られている」
「アップルってば……」
すみれが二人のやり取りに笑い出したときだった。
「! これは……」
「クロウカードの気配だね」
小龍も気づいたようで立ち上がる。
「うん。これはうちの家……?」
すみれははっとした。方向的に自分の家だと思ったのだ。
「さくらが危ない!」
すみれは駆け出そうとした。
『すみれさん、行くのですね』
アリアがそこへ声をかける。
「うん」
アリアの言葉に頷いた。
『クロウカードの捕獲者はあなたではない。あなたにできることはないかもしれない。それでも行くのですか?』
アリアの言葉に詰まった。
ほとんど関係のないすみれがその場に行く理由…。
「私は……」
すみれは考えてみた。
その中で思い浮かべるのは崖から落ちそうになったさくらの姿。そしてカードのせいで落ち込んだまきや絵を上書きされて必死だったゆうきの姿。
「私がその場にいても何もできないかもしれない。でも行かないよりは行って何かできた方が良いと思うの。後悔はしたくないし、それに……。確かめたい。私はその場にいるべきなのか」
『そうですか。強い思いがあるのなら行きなさい。ああ、もう時間ですね。あなたなら大丈夫ですよ』
そういって立体映像が切れた。
「よし、それじゃあ行くか!」
再び駆け出そうとしたすみれ。クロウカードで何か起こっていたら大変だからだ。
「ちょっと待って! 無防備は良くない。私も行く! 『瞬(テレポート)』で行くわよ!」
アップルティーアが仮の姿に戻ってすみれを止めた。
「ルナさんは……」
すみれはルナをちらりと見た。彼女はどうするのだろう。
「私は混乱を生まないためにここに残っている。それに主の妹と李小龍の弟にはまだ姿を現すのは早い」
ルナはそう断言した。
「でも聖奈さんは……」
聖奈になんて言おうかとすみれは思った。
「後で言っておく」
「へ? 言っておく?」
すみれはきょとんとした。
仮の姿である聖奈はルナと会話できなかったのでは?
「ちょっとしたことならできるし、メモを残すと良い」
「え、ええ……」
そんなの訊いていないとすみれは思った。
「またルナは大事なことを伝えていないんだから」
アップルティーアが文句を言う。
「それより早くした方が良いのでは?」
ルナがせかす
「分かりました」
すみれはせかすので、メモを残して立ち上がった。
「ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)! 『瞬(テレポート)』!」
すみれは『瞬(テレポート)』のカードでアップルティーアと小龍、美空と智世を連れていった。
その一瞬後には木之本家の近くにいたのだった。
『感覚をつかめてきましたね』
アリアはほほ笑んだ。
「うん。でもまだまだかな……」
すみれはちょっと苦笑した。
感覚はつかめてきたが、まだまだだという思いがあるのだ。
「それでも最後の方は感覚がつかめていた。あとはお前次第だ」
ルナもそう言って頭をなでる。
「ルナさん……」
めったに褒めないルナのほほ笑みにすみれはちょっと嬉しくなった。
「ルナが褒めてる。珍しい~!」
アップルティーアがからかうように言った。
「私だって褒める。それにうるさいぞ、アップルティーア」
「む~。私ばっかり怒られている」
「アップルってば……」
すみれが二人のやり取りに笑い出したときだった。
「! これは……」
「クロウカードの気配だね」
小龍も気づいたようで立ち上がる。
「うん。これはうちの家……?」
すみれははっとした。方向的に自分の家だと思ったのだ。
「さくらが危ない!」
すみれは駆け出そうとした。
『すみれさん、行くのですね』
アリアがそこへ声をかける。
「うん」
アリアの言葉に頷いた。
『クロウカードの捕獲者はあなたではない。あなたにできることはないかもしれない。それでも行くのですか?』
アリアの言葉に詰まった。
ほとんど関係のないすみれがその場に行く理由…。
「私は……」
すみれは考えてみた。
その中で思い浮かべるのは崖から落ちそうになったさくらの姿。そしてカードのせいで落ち込んだまきや絵を上書きされて必死だったゆうきの姿。
「私がその場にいても何もできないかもしれない。でも行かないよりは行って何かできた方が良いと思うの。後悔はしたくないし、それに……。確かめたい。私はその場にいるべきなのか」
『そうですか。強い思いがあるのなら行きなさい。ああ、もう時間ですね。あなたなら大丈夫ですよ』
そういって立体映像が切れた。
「よし、それじゃあ行くか!」
再び駆け出そうとしたすみれ。クロウカードで何か起こっていたら大変だからだ。
「ちょっと待って! 無防備は良くない。私も行く! 『瞬(テレポート)』で行くわよ!」
アップルティーアが仮の姿に戻ってすみれを止めた。
「ルナさんは……」
すみれはルナをちらりと見た。彼女はどうするのだろう。
「私は混乱を生まないためにここに残っている。それに主の妹と李小龍の弟にはまだ姿を現すのは早い」
ルナはそう断言した。
「でも聖奈さんは……」
聖奈になんて言おうかとすみれは思った。
「後で言っておく」
「へ? 言っておく?」
すみれはきょとんとした。
仮の姿である聖奈はルナと会話できなかったのでは?
「ちょっとしたことならできるし、メモを残すと良い」
「え、ええ……」
そんなの訊いていないとすみれは思った。
「またルナは大事なことを伝えていないんだから」
アップルティーアが文句を言う。
「それより早くした方が良いのでは?」
ルナがせかす
「分かりました」
すみれはせかすので、メモを残して立ち上がった。
「ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)! 『瞬(テレポート)』!」
すみれは『瞬(テレポート)』のカードでアップルティーアと小龍、美空と智世を連れていった。
その一瞬後には木之本家の近くにいたのだった。
