さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第八十話 さくらにライバル登場!
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目の前では『雷(サンダー)』が吠えていた。
「『雷(サンダー)』は雷獣の姿に戻してから捕まえるんだ。そんなことも知らないのか」
小狼がさくらにそう言っていた。
(うわあ……)
きつい物言いにすみれは引いた。
何も知らないさくらがそのことを知らないのは当たり前なのにそんな言い方をしなくてもと思ってしまう。
「わいが今説明しようと思ったのに……」
ケルベロスが悪態をつく。
「馬鹿。『風(ウインディ)』じゃ『雷(サンダー)』に対抗できない」
そう言って『風(ウインディ)』を出したさくらを止める。
「で、でも『風(ウインディ)』で縛って捕まえたカードもあるし……」
さくらはそう小狼に行った。
「わいは関西が長いさかい。あほいうんは許せても馬鹿いうんは辛抱ならんのや」
またしてもケルベロスが悪態をつく。彼はずいぶん小狼にむかついているようだ。
「そうよね…! ほとんど初対面の人に馬鹿はないよね! 礼儀がなっていない小僧ね…!」
アップルティーアも同意する。彼女もいい方にはむかついたようだ。
「あはははは。言い方ってあるよね……」
すみれは苦笑した。
初対面の小龍もそうだったなとすみれは思った。今なら怪我しないようにカードを捕まえるのをあきらめさせたかったのでああいう言い方をしたのだとわかるが、知らないこちらからしたらかなりきついのではないかと思う。
「はああ……」
深いため息を小龍はついた。
「後で叔母上に言いつけてやる……」
そう呪いのような言葉を吐いた。
女性には紳士的にがモットーの叔母に言えば叱られるのを分かっていて言っているのだ。
だが今は小狼たちを見守らなければ。
そう切り替えて頬をパチンと叩く。
その言葉通り『雷(サンダー)』はさくらたちに近づいてきていた。
そして雷を吐こうとしていた。
「駄目!」
このままでは怪我をすると思ったすみれは目をつぶって手を前に出す。すると『雷(サンダー)』の周りに杭が現れる。
驚いた『雷(サンダー)』は雷を出すのをやめて、吠える。
「!」
「!!」
驚いたさくらと小狼がこちらを向く。
「今のはお前が……? なんて魔力だ…!」
驚愕した顔で小狼がすみれを見た。
「それは後! カードに集中するんだ。すぐにその杭は消えるし、動き出す!」
小龍が小狼を叱り飛ばす。
「あ、ああ……」
小狼は頷くとさくらにカードのことを訊いた。
「『影(シャドウ)』のカードは持っているな?」
「うん」
「よし。雷帝招来急急如律令」
そう言って再び杭が消えてこちらに向かってきた『雷(サンダー)』を攻撃する。
『雷(サンダー)』は攻撃によって校庭まで吹っ飛ばされた。
「あれ…? 私……」
すみれは自分の手を見つめる。
「『雷(サンダー)』の周りに杭が出現したんだよ。きっとすみれの……」
「私、また魔力が暴走を……」
震える手をすみれは見つめた。
「大丈夫。きっとおさまるから……」
そう言って後ろから包み込む。
「小龍……」
すみれは小龍を見た。
「私、大丈夫だよね。また何かやったりしないよね……?」
意図せずに何か起こすのが少し怖くなってしまった。
「楓野さんに連絡したんでしょう? きっと何かしてくれるよ。それにすみれは一人じゃない。アップルティーアだってルナだっている」
「その通りよ! いざというときは私たちが何とかする! それに大事になっていないし! だからすみれは安心しているといいわ」
そう言って胸を張る。
「アップルがいれば百人力だね……」
力なくすみれはほほ笑んだ。
目の前では『影(シャドウ)』のカードで『雷(サンダー)』を封印したところだった。
「『雷(サンダー)』は雷獣の姿に戻してから捕まえるんだ。そんなことも知らないのか」
小狼がさくらにそう言っていた。
(うわあ……)
きつい物言いにすみれは引いた。
何も知らないさくらがそのことを知らないのは当たり前なのにそんな言い方をしなくてもと思ってしまう。
「わいが今説明しようと思ったのに……」
ケルベロスが悪態をつく。
「馬鹿。『風(ウインディ)』じゃ『雷(サンダー)』に対抗できない」
そう言って『風(ウインディ)』を出したさくらを止める。
「で、でも『風(ウインディ)』で縛って捕まえたカードもあるし……」
さくらはそう小狼に行った。
「わいは関西が長いさかい。あほいうんは許せても馬鹿いうんは辛抱ならんのや」
またしてもケルベロスが悪態をつく。彼はずいぶん小狼にむかついているようだ。
「そうよね…! ほとんど初対面の人に馬鹿はないよね! 礼儀がなっていない小僧ね…!」
アップルティーアも同意する。彼女もいい方にはむかついたようだ。
「あはははは。言い方ってあるよね……」
すみれは苦笑した。
初対面の小龍もそうだったなとすみれは思った。今なら怪我しないようにカードを捕まえるのをあきらめさせたかったのでああいう言い方をしたのだとわかるが、知らないこちらからしたらかなりきついのではないかと思う。
「はああ……」
深いため息を小龍はついた。
「後で叔母上に言いつけてやる……」
そう呪いのような言葉を吐いた。
女性には紳士的にがモットーの叔母に言えば叱られるのを分かっていて言っているのだ。
だが今は小狼たちを見守らなければ。
そう切り替えて頬をパチンと叩く。
その言葉通り『雷(サンダー)』はさくらたちに近づいてきていた。
そして雷を吐こうとしていた。
「駄目!」
このままでは怪我をすると思ったすみれは目をつぶって手を前に出す。すると『雷(サンダー)』の周りに杭が現れる。
驚いた『雷(サンダー)』は雷を出すのをやめて、吠える。
「!」
「!!」
驚いたさくらと小狼がこちらを向く。
「今のはお前が……? なんて魔力だ…!」
驚愕した顔で小狼がすみれを見た。
「それは後! カードに集中するんだ。すぐにその杭は消えるし、動き出す!」
小龍が小狼を叱り飛ばす。
「あ、ああ……」
小狼は頷くとさくらにカードのことを訊いた。
「『影(シャドウ)』のカードは持っているな?」
「うん」
「よし。雷帝招来急急如律令」
そう言って再び杭が消えてこちらに向かってきた『雷(サンダー)』を攻撃する。
『雷(サンダー)』は攻撃によって校庭まで吹っ飛ばされた。
「あれ…? 私……」
すみれは自分の手を見つめる。
「『雷(サンダー)』の周りに杭が出現したんだよ。きっとすみれの……」
「私、また魔力が暴走を……」
震える手をすみれは見つめた。
「大丈夫。きっとおさまるから……」
そう言って後ろから包み込む。
「小龍……」
すみれは小龍を見た。
「私、大丈夫だよね。また何かやったりしないよね……?」
意図せずに何か起こすのが少し怖くなってしまった。
「楓野さんに連絡したんでしょう? きっと何かしてくれるよ。それにすみれは一人じゃない。アップルティーアだってルナだっている」
「その通りよ! いざというときは私たちが何とかする! それに大事になっていないし! だからすみれは安心しているといいわ」
そう言って胸を張る。
「アップルがいれば百人力だね……」
力なくすみれはほほ笑んだ。
目の前では『影(シャドウ)』のカードで『雷(サンダー)』を封印したところだった。
