さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しです。
第五十八話 アップルとルナとピンチ
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すみれはそーっと家の中に入った。
居間ではさくらとあやめ、兄の桃矢と姉の梅香がテレビをみていた。
気づかれないように部屋へと向かう。
「大丈夫。上がって」
窓の外にいたアップルティーアとルナに合図を送る。
アップルティーアが入ろうとするが、羽が邪魔で入らない。
「羽を消せばいいでしょ」
「「あ……」」
ルナの言葉に二人は今気が付きましたという顔をした。
羽を消したおかげで二人は無事にすみれの部屋に入れた。
「ルナさん、タオル……」
すみれはルナにタオルを渡した。
「大丈夫。風邪は引かないから……」
優しく断る。
「ちょっと、私のは?」
「アップルはタオルの場所くらい自分でわかるでしょ?」
すみれは冷たい。
「なんでルナばっかり……」
アップルティーアは文句を言った。
コンコン。
そこへノックの音がした。
「やばっ! 隠れて!」
アップルティーアはルナを引っ張って慌てて隠れた。
「何、騒いでいるの?」
梅香だった。
「べ、別に騒いでいないよ!」
すみれはごまかした。
「本当?」
疑いの目で見てくる。
アップルティーアとすみれは冷や冷やしながらそのやり取りを見ていた。
「やはり怪獣だから騒がしいのか」
梅香はそう言ってすみれの部屋のドアを閉めて去っていった。
「怪獣ですって! お姉ちゃんったら!」
すみれは少し怒っていた。
「まあまあ、それよりも寝なさいよ。早く寝て、明日どうやったら仮の姿に戻れるのか考えましょう」
「そうだね、アップル。もう寝よう。ルナさんはベッドで寝ませんか?」
「このままで大丈夫」
ルナはそう言った。
「私は?」
「え、別に……。おやすみなさい……」
すみれはさっさと寝てしまった。
「もう、リディアもすみれもルナには甘いんだから……」
ちょっぴり不満そうだ。
そう言いながらもアップルティーアは電気を消してあげた。
「おやすみ、いい夢見てね」
部屋に三つの寝息がするようになった。
そのようすを見ている人たちがいた。
「さて、すみれさん。どうします?」
魔法ですみれたちの様子を見ているアリアである。
「お手並み拝見♪」
「ですね」
光夜とレモンティーアがうなずき合った。
アリアがすみれの様子を見ているころ、とある家では美空が何か一生懸命書いていた。
彼女はノートを開いて懸命に書き込んでいる。
【新学期。転校生。楓野アリア。この日からリディア・リードの気配がし始める。アリアが住んでいる場所は友枝町〇〇区××。ここはかつて―――】
ここでノートの文字は終わっていた。
「クロウ・リードとその娘、リディアが住んでいた場所……。クロウの死後、彼女がしばらく住んでいた場所。リディアとクロウの終焉の地……」
美空はそう呟く。
彼女の家にあった書物にはそう書いてあったのだ。なにせ美空はリディアの母方の一族。リディア関連の書物がたくさんある。
「アリアちゃんがそこに住んでいるのは偶然? それとも必然なの?」
美空は一人考え込んだ。
居間ではさくらとあやめ、兄の桃矢と姉の梅香がテレビをみていた。
気づかれないように部屋へと向かう。
「大丈夫。上がって」
窓の外にいたアップルティーアとルナに合図を送る。
アップルティーアが入ろうとするが、羽が邪魔で入らない。
「羽を消せばいいでしょ」
「「あ……」」
ルナの言葉に二人は今気が付きましたという顔をした。
羽を消したおかげで二人は無事にすみれの部屋に入れた。
「ルナさん、タオル……」
すみれはルナにタオルを渡した。
「大丈夫。風邪は引かないから……」
優しく断る。
「ちょっと、私のは?」
「アップルはタオルの場所くらい自分でわかるでしょ?」
すみれは冷たい。
「なんでルナばっかり……」
アップルティーアは文句を言った。
コンコン。
そこへノックの音がした。
「やばっ! 隠れて!」
アップルティーアはルナを引っ張って慌てて隠れた。
「何、騒いでいるの?」
梅香だった。
「べ、別に騒いでいないよ!」
すみれはごまかした。
「本当?」
疑いの目で見てくる。
アップルティーアとすみれは冷や冷やしながらそのやり取りを見ていた。
「やはり怪獣だから騒がしいのか」
梅香はそう言ってすみれの部屋のドアを閉めて去っていった。
「怪獣ですって! お姉ちゃんったら!」
すみれは少し怒っていた。
「まあまあ、それよりも寝なさいよ。早く寝て、明日どうやったら仮の姿に戻れるのか考えましょう」
「そうだね、アップル。もう寝よう。ルナさんはベッドで寝ませんか?」
「このままで大丈夫」
ルナはそう言った。
「私は?」
「え、別に……。おやすみなさい……」
すみれはさっさと寝てしまった。
「もう、リディアもすみれもルナには甘いんだから……」
ちょっぴり不満そうだ。
そう言いながらもアップルティーアは電気を消してあげた。
「おやすみ、いい夢見てね」
部屋に三つの寝息がするようになった。
そのようすを見ている人たちがいた。
「さて、すみれさん。どうします?」
魔法ですみれたちの様子を見ているアリアである。
「お手並み拝見♪」
「ですね」
光夜とレモンティーアがうなずき合った。
アリアがすみれの様子を見ているころ、とある家では美空が何か一生懸命書いていた。
彼女はノートを開いて懸命に書き込んでいる。
【新学期。転校生。楓野アリア。この日からリディア・リードの気配がし始める。アリアが住んでいる場所は友枝町〇〇区××。ここはかつて―――】
ここでノートの文字は終わっていた。
「クロウ・リードとその娘、リディアが住んでいた場所……。クロウの死後、彼女がしばらく住んでいた場所。リディアとクロウの終焉の地……」
美空はそう呟く。
彼女の家にあった書物にはそう書いてあったのだ。なにせ美空はリディアの母方の一族。リディア関連の書物がたくさんある。
「アリアちゃんがそこに住んでいるのは偶然? それとも必然なの?」
美空は一人考え込んだ。
