さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しです。
第五十四話 素敵な花束
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「そうですか。香恋さんと葉さんの結婚記念日に……。いいですよ。教えましょう」
藤隆はにこやかに賛成してくれた。
「「よろしくお願いします」」
二人は頭を下げた。
「花の刺繍をするんでしたよね? 何の花にするんですか?」
藤隆が美空に訊いた。
「いろいろ調べたんですけど……。イチゴの刺繍をしたティッシュケースを作ろうと思いまして……」
「イチゴですか。いいですね~。確か「幸福な家庭」といった意味があるんでしたよね?」
「はい。また「あなたは私を喜ばせる」といった花言葉があるんだとか」
「花言葉か……。私は菫にでもしようかな……」
「いいと思いますよ。「小さな愛」「誠実」「小さな幸せ」といった意味があるんだそうです」
「なるほど……。桜の場合は……」
妹のさくらの名前のもとになっている花はどうなのだろうと気になって調べた。
「精神の美」「純潔」といった意味があるんだそうだ。
(さくらは純粋だからピッタリよね……)
妹のあやめは「良い便り」「信じるものの幸福」「消息」、姉の梅香の梅は「気品」「忠実」、兄の桃矢の桃は「私はあなたのとりこです」、父の藤隆の藤は「恋に酔う」「歓迎」、母の花である撫子は「純愛」「大胆」といった意味があるのだとか。
(そういえばうちの家族って花の名前使っていることが多いよね……)
すみれはふと思った。
そのとき針を指に刺した。
「いたっ!」
「すみれさん!? 大丈夫ですか?」
「すみれ? 大丈夫?」
藤隆と美空がびっくりとした顔でこっちを見てくる。
「うん。大丈夫……」
指を口に含みながらすみれは言った。
「頑張りましょうね」
藤隆は優しく言った。
「うん!」
すみれは頷いた。
「そういえば香恋さんと葉さんの結婚記念日っていつなんです?」
藤隆が訊いてきた。
「明日です」
「そうですか……。僕も撫子さんとの結婚記念日にはお互いにお菓子や刺しゅうなどを作りあったものです。それと花を贈っていましたね」
「え? でもお母さんって料理も裁縫も得意ではなかったんじゃ……」
「ええ。でも一生懸命作っていましたよ」
「そうなんだ……」
母を語るとき、藤隆は柔らかい声で語る。それだけ母を愛していたのだろうとすみれは思う。
「すみれさん。ここはこうですよ」
藤隆が刺しゅうの間違えを指摘してくる。
「こう?」
「いえ。こうです」
「あ。こうかな?」
「ええ。そうです」
藤隆に教えられて美空とすみれは刺しゅうを完成させていく。
「あ。もうこんな時間ですね。今日はここまでにしましょう」
時刻は6時を指していた。
「藤隆さん、ありがとうございました。明日もお願いしてもよろしいでしょうか」
美空が頭を下げる。
「ええ。明日も僕は早いので大丈夫ですよ」
「ありがとうございます!」
美空は嬉しそうに言った。
「じゃあ。美空、また明日」
「うん。また明日」
美空は家に帰っていった。
藤隆はにこやかに賛成してくれた。
「「よろしくお願いします」」
二人は頭を下げた。
「花の刺繍をするんでしたよね? 何の花にするんですか?」
藤隆が美空に訊いた。
「いろいろ調べたんですけど……。イチゴの刺繍をしたティッシュケースを作ろうと思いまして……」
「イチゴですか。いいですね~。確か「幸福な家庭」といった意味があるんでしたよね?」
「はい。また「あなたは私を喜ばせる」といった花言葉があるんだとか」
「花言葉か……。私は菫にでもしようかな……」
「いいと思いますよ。「小さな愛」「誠実」「小さな幸せ」といった意味があるんだそうです」
「なるほど……。桜の場合は……」
妹のさくらの名前のもとになっている花はどうなのだろうと気になって調べた。
「精神の美」「純潔」といった意味があるんだそうだ。
(さくらは純粋だからピッタリよね……)
妹のあやめは「良い便り」「信じるものの幸福」「消息」、姉の梅香の梅は「気品」「忠実」、兄の桃矢の桃は「私はあなたのとりこです」、父の藤隆の藤は「恋に酔う」「歓迎」、母の花である撫子は「純愛」「大胆」といった意味があるのだとか。
(そういえばうちの家族って花の名前使っていることが多いよね……)
すみれはふと思った。
そのとき針を指に刺した。
「いたっ!」
「すみれさん!? 大丈夫ですか?」
「すみれ? 大丈夫?」
藤隆と美空がびっくりとした顔でこっちを見てくる。
「うん。大丈夫……」
指を口に含みながらすみれは言った。
「頑張りましょうね」
藤隆は優しく言った。
「うん!」
すみれは頷いた。
「そういえば香恋さんと葉さんの結婚記念日っていつなんです?」
藤隆が訊いてきた。
「明日です」
「そうですか……。僕も撫子さんとの結婚記念日にはお互いにお菓子や刺しゅうなどを作りあったものです。それと花を贈っていましたね」
「え? でもお母さんって料理も裁縫も得意ではなかったんじゃ……」
「ええ。でも一生懸命作っていましたよ」
「そうなんだ……」
母を語るとき、藤隆は柔らかい声で語る。それだけ母を愛していたのだろうとすみれは思う。
「すみれさん。ここはこうですよ」
藤隆が刺しゅうの間違えを指摘してくる。
「こう?」
「いえ。こうです」
「あ。こうかな?」
「ええ。そうです」
藤隆に教えられて美空とすみれは刺しゅうを完成させていく。
「あ。もうこんな時間ですね。今日はここまでにしましょう」
時刻は6時を指していた。
「藤隆さん、ありがとうございました。明日もお願いしてもよろしいでしょうか」
美空が頭を下げる。
「ええ。明日も僕は早いので大丈夫ですよ」
「ありがとうございます!」
美空は嬉しそうに言った。
「じゃあ。美空、また明日」
「うん。また明日」
美空は家に帰っていった。
