さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しです。
第五十三話 パニック自転車
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「ふわあ~。ねむ……」
夕飯を食べ終えるとすみれはベッドに倒れこんだ。
「それは新しいカードに変えるたびに魔力の大半を使うからね~」
アップルティーアが言った。
その時、梅香が入ってきた。
「すみれ。私、これからバイト行くから」
「分かった~」
すみれは頷いた。
「一つ聞きたいことがある。すみれは私の自転車を動かした?」
「うん。アリアちゃんに手伝って貰って」
「そう……」
梅香は窓から見える自転車をしばらく睨んでいた。
「勝手に乗らないでね」
「乗らないわよ! 足が届かないんだから!」
すみれはムッとした。
「ならいいわ。じゃあ」
梅香は部屋から出ていった。
「お姉ちゃんったら……」
すみれはしばらく膨れていたが、机の引き出しからリディアカードの本を取り出して開いた。
中から水色のリディアカードが飛び出してきた。
すみれはにこにことそれを見つめていたが、飛び出してこなかった緋色のカードを見つめた。
「あれ?」
すみれは首をかしげ、カードに触った。
「冷たっ!」
すみれはびっくりした。
「どうしたの?」
「リディアカードが冷たい……」
「どれどれ?」
アップルティーアはカードに触った。
「……確かに冷たくなっている……」
真剣な顔で言った。
「どういう事なの?」
「リディアカードは主の力をもとに行動しているの。つまりすみれの力=ご飯と考えて」
「うん。それはなんとなくわかる」
「でも今はリディアカードがなんでか使えないでしょう? ご飯が貰えない状況にある」
「ご飯が貰えないから元気がないって事?」
すみれは人もご飯を食べないと元気がなくなることを知っていた。
「そう」
「ご飯が貰えなくなるって事は……」
最悪の状況が頭をよぎった。
「ただのカードになるって事よ……」
「そんなのいやっ! カードたちと会えなくなるのはいやっ!」
すみれは首を横に振りながら言った。
「だからすみれカードになったのは大丈夫なわけ……ってええっ!?」
「ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、すみれが命じる。封印解除(レリーズ)!」
すみれは鍵を杖にした。
「何するつもり!?」
アップルティーアは叫んだ。
「リディアの創りしカードよ。古き姿を捨て、生まれ変われ! 新たな主、すみれの名のもとに! 『辛(ホット)』! 『撃(ショット)』! 『鍵(キー)』! 『騒(ノイズ)』! 『波(ウエイブ)』! 」
そしてふらつきながら最後のカードの名前を言う。
「ダ、『駆(ダッシュ)』!」
すべてすみれカードに変わり、元気になった。
「よ、よかった。元気になった……」
すみれはホッとした。そしてへたり込んだ。
「なんて無茶するのよ! 一度にカードを変えるなんて!」
アップルティーアが怒る。
「だってみんなに早く元気になってほしかったんだもの……」
すみれは言った。
その時、アップルティーアが何かに気付いた。
「すみれ、あのカード……」
あわく光っているカードだった。
「『駆(ダッシュ)』……」
カードの名前を呟く。
するとカードが具現化し、チーターのような生き物になった。怯えたカードは赤く光る梅香の自転車に目をつけてそこに飛び乗った。自転車は勝手に走り始める。
「待って!」
すみれは叫んだ。
「追うわよ!」
「ええ!」
二人は外へと飛び出した。
夕飯を食べ終えるとすみれはベッドに倒れこんだ。
「それは新しいカードに変えるたびに魔力の大半を使うからね~」
アップルティーアが言った。
その時、梅香が入ってきた。
「すみれ。私、これからバイト行くから」
「分かった~」
すみれは頷いた。
「一つ聞きたいことがある。すみれは私の自転車を動かした?」
「うん。アリアちゃんに手伝って貰って」
「そう……」
梅香は窓から見える自転車をしばらく睨んでいた。
「勝手に乗らないでね」
「乗らないわよ! 足が届かないんだから!」
すみれはムッとした。
「ならいいわ。じゃあ」
梅香は部屋から出ていった。
「お姉ちゃんったら……」
すみれはしばらく膨れていたが、机の引き出しからリディアカードの本を取り出して開いた。
中から水色のリディアカードが飛び出してきた。
すみれはにこにことそれを見つめていたが、飛び出してこなかった緋色のカードを見つめた。
「あれ?」
すみれは首をかしげ、カードに触った。
「冷たっ!」
すみれはびっくりした。
「どうしたの?」
「リディアカードが冷たい……」
「どれどれ?」
アップルティーアはカードに触った。
「……確かに冷たくなっている……」
真剣な顔で言った。
「どういう事なの?」
「リディアカードは主の力をもとに行動しているの。つまりすみれの力=ご飯と考えて」
「うん。それはなんとなくわかる」
「でも今はリディアカードがなんでか使えないでしょう? ご飯が貰えない状況にある」
「ご飯が貰えないから元気がないって事?」
すみれは人もご飯を食べないと元気がなくなることを知っていた。
「そう」
「ご飯が貰えなくなるって事は……」
最悪の状況が頭をよぎった。
「ただのカードになるって事よ……」
「そんなのいやっ! カードたちと会えなくなるのはいやっ!」
すみれは首を横に振りながら言った。
「だからすみれカードになったのは大丈夫なわけ……ってええっ!?」
「ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、すみれが命じる。封印解除(レリーズ)!」
すみれは鍵を杖にした。
「何するつもり!?」
アップルティーアは叫んだ。
「リディアの創りしカードよ。古き姿を捨て、生まれ変われ! 新たな主、すみれの名のもとに! 『辛(ホット)』! 『撃(ショット)』! 『鍵(キー)』! 『騒(ノイズ)』! 『波(ウエイブ)』! 」
そしてふらつきながら最後のカードの名前を言う。
「ダ、『駆(ダッシュ)』!」
すべてすみれカードに変わり、元気になった。
「よ、よかった。元気になった……」
すみれはホッとした。そしてへたり込んだ。
「なんて無茶するのよ! 一度にカードを変えるなんて!」
アップルティーアが怒る。
「だってみんなに早く元気になってほしかったんだもの……」
すみれは言った。
その時、アップルティーアが何かに気付いた。
「すみれ、あのカード……」
あわく光っているカードだった。
「『駆(ダッシュ)』……」
カードの名前を呟く。
するとカードが具現化し、チーターのような生き物になった。怯えたカードは赤く光る梅香の自転車に目をつけてそこに飛び乗った。自転車は勝手に走り始める。
「待って!」
すみれは叫んだ。
「追うわよ!」
「ええ!」
二人は外へと飛び出した。
