さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しです。
第五十一話 大きなうさぎ
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(なんであいつなんだ……!)
なんでぬいぐるみを渡したいと思ったのがすみれなのか小龍には分からなかった。
「あ! 君」
聖奈が星條高校の校庭から声をかけてくる。
「こ、こんにちは///」
小龍の顔が赤くなる。
「一緒にお昼食べない? はい。これ」
上からパンが詰まったお昼を落としてくる。小龍は慌てて受け取った。
そして次に聖奈が小学校の校庭にやってきた。
「なんかおなかすいちゃってさ」
そう言って小龍を連れてベンチに向かった。
言葉のとおり聖奈は大量のお昼を買っていた。
「一つどうぞ」
小龍はありがたくパンをいただくことにする。
「それ、ぬいぐるみ?」
小龍のかばんから除く茶色のうさぎの縫いぐるみに聖奈が気づいた。小龍は学校にぬいぐるみを持ってきたのだった。
「誰かからもらったの?」
小龍は首を横に振る。
「じゃあ君が?」
今度は縦に振った。
「かわいいうさぎさんね。誰かにあげるの?」
小龍はすみれの顔を思い浮かべた。
「だから! なんであいつなんだ!」
小龍は一瞬で赤くなって逃げた。
「あ! 待って!」
聖奈が引き留めようとするがそれより小龍は早かった。
「…………」
聖奈は手の中にあるぬいぐるみを見つめた。
(なんで彼女のことを……! 僕が好きなのはあの人なのに……!)
すみれじゃなくて聖奈が好きだと思っている小龍にとってこの事実は混乱すべきことだった。
「どうしてあの人と同じように彼女のことを……」
「同じではない」
上から羽の生えた銀髪の女が降りてくる。
「ルナ!」
聖奈の本来の姿であるリディアカードの守護者、ルナが姿を現していた。
「クロウの血を継ぐ者よ。お前が聖奈に会うと混乱するのは聖奈が持つ月の力のせいだ」
「……………」
「おのれの心と向き合えばおのれが真に思うものがわかる」
「それってどういう……」
小龍は戸惑った。
「あとは自分で考えな」
ルナはそう言ってさっさと仮の姿に戻ってしまった。
「あれ?」
仮の姿である聖奈は首を傾げた。
「どうして私がここに?」
「えと……あの……」
小龍はどう説明しようか迷った。だが聖奈はすぐに切り替えたようだ。
「あ、そうだ。これを渡しに来たんだよ」
そう言ってうさぎのぬいぐるみを渡してくる。
「大切な人に渡せるといいね」
「はい」
小龍は頷いた。もう心がざわざわとしなかった。
なんでぬいぐるみを渡したいと思ったのがすみれなのか小龍には分からなかった。
「あ! 君」
聖奈が星條高校の校庭から声をかけてくる。
「こ、こんにちは///」
小龍の顔が赤くなる。
「一緒にお昼食べない? はい。これ」
上からパンが詰まったお昼を落としてくる。小龍は慌てて受け取った。
そして次に聖奈が小学校の校庭にやってきた。
「なんかおなかすいちゃってさ」
そう言って小龍を連れてベンチに向かった。
言葉のとおり聖奈は大量のお昼を買っていた。
「一つどうぞ」
小龍はありがたくパンをいただくことにする。
「それ、ぬいぐるみ?」
小龍のかばんから除く茶色のうさぎの縫いぐるみに聖奈が気づいた。小龍は学校にぬいぐるみを持ってきたのだった。
「誰かからもらったの?」
小龍は首を横に振る。
「じゃあ君が?」
今度は縦に振った。
「かわいいうさぎさんね。誰かにあげるの?」
小龍はすみれの顔を思い浮かべた。
「だから! なんであいつなんだ!」
小龍は一瞬で赤くなって逃げた。
「あ! 待って!」
聖奈が引き留めようとするがそれより小龍は早かった。
「…………」
聖奈は手の中にあるぬいぐるみを見つめた。
(なんで彼女のことを……! 僕が好きなのはあの人なのに……!)
すみれじゃなくて聖奈が好きだと思っている小龍にとってこの事実は混乱すべきことだった。
「どうしてあの人と同じように彼女のことを……」
「同じではない」
上から羽の生えた銀髪の女が降りてくる。
「ルナ!」
聖奈の本来の姿であるリディアカードの守護者、ルナが姿を現していた。
「クロウの血を継ぐ者よ。お前が聖奈に会うと混乱するのは聖奈が持つ月の力のせいだ」
「……………」
「おのれの心と向き合えばおのれが真に思うものがわかる」
「それってどういう……」
小龍は戸惑った。
「あとは自分で考えな」
ルナはそう言ってさっさと仮の姿に戻ってしまった。
「あれ?」
仮の姿である聖奈は首を傾げた。
「どうして私がここに?」
「えと……あの……」
小龍はどう説明しようか迷った。だが聖奈はすぐに切り替えたようだ。
「あ、そうだ。これを渡しに来たんだよ」
そう言ってうさぎのぬいぐるみを渡してくる。
「大切な人に渡せるといいね」
「はい」
小龍は頷いた。もう心がざわざわとしなかった。
