さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しです。
第六十七話 お祭り
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小龍は最近すみれの動きが怪しいことに気づいた。
放課後に誘っても断られるし、さっさと帰ってしまう。
「難しいね……」といったふうな会話を美空としているのも聞いた。
「いったい何をしているんだい?」
「内緒……」
すみれは言葉を濁す。
「そうか……。困ったことがあれば言えよ?」
「ありがとう」
すみれの笑顔にどきりとしてしまう。
「それじゃあ私、帰るね!」
さっさと帰ってしまう。
「いったい何があるんだ……」
小龍はつぶやいた。
「それは当日までもお楽しみよ」
美空は笑顔だ。
「向川さん……」
「そ・れ・よ・り、あなたいつになったらすみれに告白するのよ」
美空の言葉に小龍はたじろぐ。
「告白はしないかもしれない……」
「なんでよ?」
「彼女は……。告白もしないうちに失恋をしたことがある。相手のことを思って告白をしなかったんだけどそのことから恋をすることを少し怖がっていると思う」
裕也のことだ。
「そんな彼女に告白したらますます戸惑うと思うんだ。彼女を困らせたくないからしない……」
「あなた馬鹿じゃない?」
「な!」
小龍は美空の言葉にムッと来た。
「すみれはそろそろ前に進もうとしていると思う。怖がっているという一面だけを見て告白しないのはもったいない。それに……」
そこで美空は言葉をきった。
「告白することを一番怖がっているのはあなたでしょ」
図星だった。
「すみれのためとか思っているけど怖がっているのはあなた。すみれは強い子よ。告白しても受け止めて返事すると思う。人の心に一生懸命な子だから……」
「…………」
小龍は黙り込んだ。
「確かに伝えてはいけない思いというものも存在する。でもあなたの思いは伝えるべきものだと思う」
美空の脳裏には智世のことがよぎった。智世の思いは伝えてはいけない思いだ。だけど小龍のは違う。伝えることができる思いはぜひ伝えるべき思いだと美空は思うのだ。
「私が言いたかったのはそれだけ。あなたがこれを聞いてどうするのかは自分で決めるべき。……ちょっときついこといってごめんね。これでもあなたとすみれのことを考えているのよ」
「分かっている……」
美空が自分のことを考えているのは知っていた。
「向川さん、ありがとう。ちょっと目が覚めたよ」
「どういたしまして」
美空は笑った。
放課後に誘っても断られるし、さっさと帰ってしまう。
「難しいね……」といったふうな会話を美空としているのも聞いた。
「いったい何をしているんだい?」
「内緒……」
すみれは言葉を濁す。
「そうか……。困ったことがあれば言えよ?」
「ありがとう」
すみれの笑顔にどきりとしてしまう。
「それじゃあ私、帰るね!」
さっさと帰ってしまう。
「いったい何があるんだ……」
小龍はつぶやいた。
「それは当日までもお楽しみよ」
美空は笑顔だ。
「向川さん……」
「そ・れ・よ・り、あなたいつになったらすみれに告白するのよ」
美空の言葉に小龍はたじろぐ。
「告白はしないかもしれない……」
「なんでよ?」
「彼女は……。告白もしないうちに失恋をしたことがある。相手のことを思って告白をしなかったんだけどそのことから恋をすることを少し怖がっていると思う」
裕也のことだ。
「そんな彼女に告白したらますます戸惑うと思うんだ。彼女を困らせたくないからしない……」
「あなた馬鹿じゃない?」
「な!」
小龍は美空の言葉にムッと来た。
「すみれはそろそろ前に進もうとしていると思う。怖がっているという一面だけを見て告白しないのはもったいない。それに……」
そこで美空は言葉をきった。
「告白することを一番怖がっているのはあなたでしょ」
図星だった。
「すみれのためとか思っているけど怖がっているのはあなた。すみれは強い子よ。告白しても受け止めて返事すると思う。人の心に一生懸命な子だから……」
「…………」
小龍は黙り込んだ。
「確かに伝えてはいけない思いというものも存在する。でもあなたの思いは伝えるべきものだと思う」
美空の脳裏には智世のことがよぎった。智世の思いは伝えてはいけない思いだ。だけど小龍のは違う。伝えることができる思いはぜひ伝えるべき思いだと美空は思うのだ。
「私が言いたかったのはそれだけ。あなたがこれを聞いてどうするのかは自分で決めるべき。……ちょっときついこといってごめんね。これでもあなたとすみれのことを考えているのよ」
「分かっている……」
美空が自分のことを考えているのは知っていた。
「向川さん、ありがとう。ちょっと目が覚めたよ」
「どういたしまして」
美空は笑った。
