さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しです。
第六十話 雨のプール
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「どうしよう……! このままだと千鶴ちゃんがおぼれる……!」
すみれは焦った。
視線の先では千鶴がおぼれかけていた。
(おぼれかけているのは……おぼれかけているのは……)
必死に考える。
「どうするの? このままだと水のせいでおぼれるわよ!」
美空が焦る。
「美空、なんて言った?」
「水のせいでおぼれるって……」
「それだ!」
「へ?」
(水があるからおぼれるんだ……!)
「私思いついた!」
「でもここでは魔法を使えないわよ」
アップルティーアが指摘する。
「あそこは?」
智世がウォータースライダーを示す。
「うん!」
すみれはスライダーに乗った。
「封印解除(レリーズ)!」
鍵が杖になった。
「リディアの創りしカードよ。古き姿を捨て、生まれ変われ! 新たな主、すみれの名のもとに! 『水(ウォーター)』!」
スライダーから水があふれだす。
そしてプールに雨を降らしていった。
水が排水溝にどんどん吸い込まれていく。
高波は収まった。
おぼれかけていた千鶴も助かった。
「アリア、すみれちゃんが魔法使うの遅かったら止めるところだっただろ? どうして面倒くさいことをするのさ」
光夜が言った。
「ちょっとね……」
水着姿のアリアが言葉を濁す。
何か考えがあるようだ。
「千鶴ちゃんが助かってよかったよ―――!」
真子がほっとする。
「本当に、よかった……」
奈菜もうれしそうだ。
「千鶴さん……。泳ぐのを嫌いにはなりませんでしたか?」
アリアが訊く。
自分が起こしたことで泳ぐのを嫌いになってほしくなかったのだ。
「ううん、大丈夫。もっと泳ぐのをうまくなりたいって思った。教えてね、すみれちゃん」
「うん!」
すみれはうなずいた。
美空はぼんやりと考え込んでいた。
(私、何か大切なことを忘れた気がする……。今回のことも誰かが起こしていたはずなんだけど誰だったかは覚えていない……。なんで? なんで忘れちゃったんだろう? この間も夜に出かけて誰かとあってきたはずなのに気が付いたらベッドの上だったし……)
アリアによって記憶をいじられた美空が真実を思い出すのはもう少し先のことになる。
すみれは焦った。
視線の先では千鶴がおぼれかけていた。
(おぼれかけているのは……おぼれかけているのは……)
必死に考える。
「どうするの? このままだと水のせいでおぼれるわよ!」
美空が焦る。
「美空、なんて言った?」
「水のせいでおぼれるって……」
「それだ!」
「へ?」
(水があるからおぼれるんだ……!)
「私思いついた!」
「でもここでは魔法を使えないわよ」
アップルティーアが指摘する。
「あそこは?」
智世がウォータースライダーを示す。
「うん!」
すみれはスライダーに乗った。
「封印解除(レリーズ)!」
鍵が杖になった。
「リディアの創りしカードよ。古き姿を捨て、生まれ変われ! 新たな主、すみれの名のもとに! 『水(ウォーター)』!」
スライダーから水があふれだす。
そしてプールに雨を降らしていった。
水が排水溝にどんどん吸い込まれていく。
高波は収まった。
おぼれかけていた千鶴も助かった。
「アリア、すみれちゃんが魔法使うの遅かったら止めるところだっただろ? どうして面倒くさいことをするのさ」
光夜が言った。
「ちょっとね……」
水着姿のアリアが言葉を濁す。
何か考えがあるようだ。
「千鶴ちゃんが助かってよかったよ―――!」
真子がほっとする。
「本当に、よかった……」
奈菜もうれしそうだ。
「千鶴さん……。泳ぐのを嫌いにはなりませんでしたか?」
アリアが訊く。
自分が起こしたことで泳ぐのを嫌いになってほしくなかったのだ。
「ううん、大丈夫。もっと泳ぐのをうまくなりたいって思った。教えてね、すみれちゃん」
「うん!」
すみれはうなずいた。
美空はぼんやりと考え込んでいた。
(私、何か大切なことを忘れた気がする……。今回のことも誰かが起こしていたはずなんだけど誰だったかは覚えていない……。なんで? なんで忘れちゃったんだろう? この間も夜に出かけて誰かとあってきたはずなのに気が付いたらベッドの上だったし……)
アリアによって記憶をいじられた美空が真実を思い出すのはもう少し先のことになる。
